のし餅・切り餅の選び方|こがねもちと羽二重、もち米で変わる伸び

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同じように焼いたのに、去年のお餅はもっとよく伸びた気がする。
その差は焼き方ではなく、もち米の品種かもしれません。

お餅のもとになるもち米には、名前の違う品種があります。新潟の「こがねもち」はコシと伸び、滋賀の「羽二重糯(はぶたえもち)」はきめ細かなやわらかさ。

この記事では、品種の名前で選べる日本の切り餅と、年末につきたてを一枚で届けてもらうのし餅を紹介します。届いたのし餅の切り方と、しまい方もまとめました。

【早見表】もち米の品種で選ぶ、日本のお餅

品種(産地) 食感 お餅 形
ヒメノモチ(岩手) ▾ こがねもちを親に持つ品種 米人の杵つきのし餅(一升・年末お届け) のし餅(自分で切る)
こがねもち(新潟) ▾ コシと伸び 朝日池総合農場の白餅/サトウの切り餅 切り餅
滋賀羽二重糯(滋賀) ▾ やわらかく、きめ細か サトウの切り餅「至高の餅」 切り餅

品種名を押すと、その解説へ飛べます。のし餅の切り方は6章 ▾へ。

1. 伸び方の違いは、もち米の品種から

田んぼのうち、もち米は約4%

餅メーカーのもっちぃは、もち米についてこう書いています。「もち米の作付面積は水稲・陸稲を合わせイネ全体の約4%にすぎません」。

その小さな面積のなかにも、いくつもの品種があります。新潟で生まれたこがねもち、こがねもちを親に東北で生まれたヒメノモチ、滋賀で育てられた羽二重糯。品種が違えば、つきあがったお餅の伸び方や口当たりが違います。

白く丸みのあるもち米の粒が、三つの小皿に分けて並べられている水彩イラスト

袋の裏の「品種」を見てみる

切り餅の袋には、使ったもち米の品種や産地が書かれていることがあります。「こがねもち」「羽二重糯」「ヒメノモチ」。
ブランド米を選ぶときに「コシヒカリ」や「つや姫」を見るように、お餅も品種で選べます。よく伸びるお餅が好きか、なめらかな口当たりが好きか。今年のお正月は、そこから選んでみてください。

2. 岩手のヒメノモチ:つきたてを、のし餅で受け取る

こがねもちの子どもにあたる品種

ヒメノモチは、もっちぃによると「大系227とこがねもちを交配し、昭和47年に奨励品種に採用」された品種です。「岩手県をはじめとして全国に13県あり、最も多くの県で作付けされている品種」。

埼玉のお米とお餅の店・米人(こめじん)は、この岩手県産ヒメノモチ100%を昔ながらの杵つきでついて、のし餅にして年末に届けています。

平たく四角くのばされた大きな白いのし餅が、打ち粉をした木の板の上に置かれている水彩イラスト

一枚の大きなお餅を、家で切る

のし餅は、つきたてのお餅を平たく四角くのばしたものです。米人ののし餅は一升、約2kg。分厚いお餅が30切れ相当になります。
買った人のレビューには「ビヨーンと伸びるのも楽しかった」「のし餅なので切るのが面倒ですが、その手間をかけても良いお餅だと思いました」とありました。年の瀬に家族で包丁を入れるのも、のし餅ならではの時間です。

米人 のし餅 一升 2kg 岩手県産ヒメノモチ100%|杵つき・年末お届け

岩手県産ヒメノモチを杵でついた、一升ののし餅です。約2kg、30切れ相当。

年末お届けの予約品です。生のお餅なので、常温(冷暗所)で2日、冷蔵で1週間、冷凍で3か月が保管の目安。切ってから小分けにして冷凍しておけば、お正月のあとも楽しめます。

米人 のし餅 一升 2kg 岩手県産ヒメノモチ100%(杵つき・年末お届け)

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3. 新潟のこがねもち:コシと伸びの「もち米の王様」

昭和33年、新潟で生まれた品種

こがねもちは新潟の農業試験場で交配され、昭和33年に奨励品種になりました。いまも作付けは新潟が最も多いそうです(もっちぃ)。

新潟の餅メーカー・サトウ食品は、こう紹介しています。「最上級の品質でもち米の王様と言われる「こがねもち」」「きめが細かく、しっかりとしたコシと伸びが特長です」。箸で持ち上げると、よく伸びる。そんなお餅が好きな人の品種です。

こんがり焼けた四角い切り餅が、箸で持ち上げられて長く伸びている様子を描いた水彩イラスト

朝日池総合農場 こがねもち(白餅)500g×6袋|新潟

新潟の農場がこがねもちでついた、白い切り餅です。1袋8切れ、500g。少し大きめの一切れです。

買った人のレビューには「きめが細かくて非常に滑らか、もち米の味がしっかり感じられます」。常温で、発送日から90日(夏は60日)が賞味期限です。

朝日池総合農場 こがねもち(白餅)500g×6袋(新潟)

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サトウの切り餅 特別栽培米 新潟県産こがねもち 300g|新潟

こがねもちだけで仕上げた、サトウの切り餅です。特別栽培米の新潟県産こがねもちを使っています。

賞味期限は製造日から24ヶ月。常備しておいて、食べたいときに一切れずつ。いつもの切り餅と食べ比べると、品種の違いがわかります。

サトウの切り餅 特別栽培米 新潟県産こがねもち 300g

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4. 滋賀の羽二重糯:やわらかく、きめ細かに

絹織物の名前をもつもち米

羽二重(はぶたえ)は、なめらかな絹織物の名前です。滋賀羽二重糯は、滋賀県の農事試験場が育てたもち米で、「柔らかく、粘りがあり、きめ細かな舌ざわりの食感」と紹介されています。

こがねもちがコシと伸びなら、羽二重糯はなめらかさ。なめらかな口当たりのお餅が好きな人に向いた品種です。

澄んだお雑煮の椀の中で、白くなめらかな角餅がやわらかくふくらんでいる様子を描いた水彩イラスト

サトウの切り餅 至高の餅 滋賀県産滋賀羽二重糯 700g|滋賀産のもち米

滋賀県産の羽二重糯でつくった、サトウの切り餅です。700g入り。

3章のこがねもちと並べて食べ比べると、伸びとなめらかさの違いがよくわかります。家族で好みが分かれたら、両方そろえておく手もあります。

サトウの切り餅 至高の餅 滋賀県産滋賀羽二重糯 700g

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豆知識:ヒメノモチは、こがねもちの子ども

2章のヒメノモチは、大系227とこがねもちを掛け合わせて東北で生まれた品種です。そしていまは、全国で最も多くの県で作付けされているもち米になっています(もっちぃ)。
新潟のこがねもちの血が、岩手をはじめ13の県の田んぼに広がっている。お正月のお餅は、品種の家系図でもつながっています。

5. のし餅か、切り餅か。食べ方と日持ちで選ぶ

大きなのし餅、切り分けた角餅、個包装の切り餅を横に並べて、形の違いがわかるように描いた水彩イラスト
一枚ののし餅、袋入りの切り餅。食べ方と、いつまでに食べるかで選びます。

① 品種で選ぶ

よく伸びるお餅ならこがねもち、なめらかな口当たりなら羽二重糯。焼いて醤油と海苔なら伸びを、お雑煮ならなめらかさを、という選び方もできます。

② つきたてか、日持ちか

つきたてを味わうなら、のし餅。ただし生のお餅なので、常温では2日ほど。常備するなら切り餅。朝日池総合農場の白餅は常温で発送日から90日、サトウの切り餅は製造日から24ヶ月です。

③ 家族の人数で量を決める

米人ののし餅は一升(約2kg)で30切れ相当。朝日池の白餅は500gで8切れ。お正月の三が日に何切れ食べるかを数えて、のし餅一枚にするか、切り餅を何袋にするかを決めると、余らせずに済みます。

6. のし餅の切り方と、しまい方

届いたら、硬くなりきる前に

のし餅は、時間がたつほど硬くなっていきます。和菓子職人を40年以上続けてきたという購入者は、レビューに「切るのが硬くて大変でした」「すぐに切ればよかったです」と書いていました。

届いたら、硬くなりきる前に切り分けておくと楽です。2kgで30切れ相当なので、家族で手分けして包丁を入れるのもいい時間になります。

木のまな板の上で、のし餅が包丁で四角く切り分けられ、切った餅が並んでいる様子を描いた水彩イラスト

食べきれない分は、切ってから冷凍

米人ののし餅は、冷凍で3か月が保管の目安です。切り分けたお餅を、一切れずつラップで包んで冷凍しておけば、食べたいときに一切れずつ取り出せます。
切り餅の袋は、開けたら口をしっかり閉じて、袋の表示に従って保存してください。

7. よくある質問(FAQ)

お餅のもち米の品種で、何が変わりますか?

伸び方や、口当たりのなめらかさが変わります。
こがねもちは「きめが細かく、しっかりとしたコシと伸び」(サトウ食品)、滋賀羽二重糯は「柔らかく、粘りがあり、きめ細かな舌ざわり」と紹介されています。

のし餅と切り餅は、何が違いますか?

のし餅は、つきたてを平たくのばした一枚のお餅で、家で切り分けます。
切り餅は、はじめから一切れずつに切られて袋に入っています。のし餅はつきたての味、切り餅は日持ちと手軽さが魅力です。

のし餅は、いつ切ればいいですか?

硬くなりきる前に切るのがおすすめです。
時間がたつほど硬くなり、包丁が入りにくくなります。のし餅を買った和菓子職人の方も「すぐに切ればよかった」とレビューに書いていました。

のし餅は、どのくらい日持ちしますか?

米人ののし餅の場合、常温(冷暗所)で2日、冷蔵で1週間、冷凍で3か月が目安です。
すぐに食べきれない分は、切ってから冷凍しておくと安心です。

こがねもちと羽二重糯、どちらがお雑煮に向きますか?

なめらかな口当たりが好きなら羽二重糯、伸びと歯ごたえが好きならこがねもちです。
どちらが正解ということはありません。両方を少しずつ買って、家族で食べ比べてみるのもおすすめです。

ヒメノモチは、どんなもち米ですか?

こがねもちを親に、東北で生まれたもち米です。
昭和47年に奨励品種となり、いまは岩手県をはじめ13県で作付けされ、最も多くの県で育てられているもち米です(もっちぃ)。

8. まとめ:伸びるこがねもち、なめらかな羽二重

大きなのし餅、よく伸びる焼き餅、お雑煮の椀のなめらかな餅を縦に並べた、お餅のまとめイラスト

お餅の伸び方の違いは、もち米の品種から始まります。田んぼのうち、もち米はわずか約4%。その中に、いくつもの品種があります。

岩手のヒメノモチは、こがねもちを親に生まれた品種。米人が杵でつき、一升ののし餅にして年末に届けます。

新潟のこがねもちは、コシと伸びの「もち米の王様」。滋賀の羽二重糯は、やわらかく、きめ細かな舌ざわり。

のし餅は届いたら硬くなりきる前に切って、食べきれない分は冷凍に。今年のお正月は、ぜひもち米の名前で日本のお餅を選んでみてください。あなたは、伸びる派ですか、なめらか派ですか。

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