竹茗堂 左文
茶筌の里・高山で、一本の静けさを編み上げる。
奈良・生駒の高山は、茶道とともに茶筌が生まれた土地。竹茗堂左文は、この地で約五百年の歴史をもつ高山茶筌を軸に、茶筌(茶筅)や茶杓、花入、蓋置など竹の茶道具、野点籠、竹器まで幅広く届けています。高山茶筌は、五百年の技が認められ通商産業大臣より伝統的工芸品に指定されたもの。原竹を割り、穂先を細かく裂き、温湯で煮て薄く削り、糸で編み、最後に形を整える――工程を重ねて一本が生まれます。古来の茶筌研究や師弟の育成にも力を注ぎ、堂主の制作指導のもと熟練の職人がすべて手作り。全国へ発送するオンラインショップに加え、マグカップで点てやすい「マグカップ・マドラーdeお茶」など、抹茶を身近にする道具もそろいます。店頭は10:00〜16:00、駐車スペースも用意され、静かな高山の時間と出会えます。
ここが推し!
茶筌を出すだけで、テーブルの空気が少し静かになります。竹茗堂の道具は、茶筌と茶杓を同じトレイに並べても絵になるのが好き。点てた抹茶をそのままマグへ注いで、気軽に一服する日もあります。使い終わったら水気を切って、穂先が当たらないように立てて置く。道具がすっと収まると、片付けまで気持ちいいんですよね。来客の前でさっと点てて、会話のテンポをゆるめるのも定番です。季節の菓子を添えると、なお楽しい。
PROFILE 企業・工房について
竹茗堂左文は、奈良県生駒市高山町に工房を構える高山茶筌の担い手。高山茶筌は約五百年の歴史をもち、技術が認められ通商産業大臣より伝統的工芸品に指定されています。茶筌の里として知られる高山で、代々の茶筌師が技をつなぎ、いまは24代目堂主の久保左文が中心に制作と指導を担います。茶筌(茶筅)をはじめ各種茶道具や野点籠、竹器を全国へ届ける拠点です。庭園を望む落ち着いた佇まいも印象的。
製作は、表皮を剥いた原竹を大割で割り、片木で十六割にして穂先の芯をつくるところから。小割で包丁を入れて手で裂き、外側の太い部分が80本、内側と合わせて合計160本の穂先の原型へ進みます。温湯で煮て先へ行くほど薄く削る味削りは、茶の味を左右すると言われる難所。木綿糸で下編・上編を重ね、腰並で内穂と外穂の高さ間隔を整えて、一本の高山茶筌が仕立て上がります。最後の「形が決まる」瞬間が美しい。
茶筌は用途や流派に合わせて選べるように幅広く用意され、体験では約100種類を紹介する取り組みもあります。基本の竹茶道具として、茶杓、花入、蓋置、灰吹なども製作。野点籠や竹器もそろい、点前の道具をまとめて整えたい人にも心強い。さらにマグカップで点てやすい「マグカップ・マドラーdeお茶」「マグ・マドラーdeピクニック」など、暮らしの器で抹茶を楽しむ道具も用意されています。
古来の茶筌研究と師弟の育成に努め、堂主の制作指導のもと熟練した職人がすべて手作りで製作します。久保左文は国指定の伝統工芸士に認定され、通商産業大臣表彰や中小企業庁長官表彰(ものづくり元気企業300社)などの歩みも重ねてきました。パリのルーヴル美術館への出展、ジャパンエキスポ2014での製作実演、ニューヨークでの展示会での実演など、国内外で技を伝える活動も続いています。店頭は10:00〜16:00、駐車30台分。
五百年の技が、一本に宿る
約五百年、奈良・生駒の高山で磨かれてきた茶筌の技。高山茶筌は、五百年の歴史と技術が認められ通商産業大臣より伝統的工芸品に指定されました。竹のしなりと繊細な穂先が、泡の立ち方まで左右する。だからこそ一本の仕上げに、土地の時間が静かに宿ります。
割る、裂く、削る、編む
表皮を剥いた原竹を大割で割り、片木で十六割にして穂先の芯をつくるところから。小割で包丁を入れ、手で丁寧に裂いて穂先の原型へ進みます。味削り、下編・上編、腰並――工程を積み重ねて、一本の表情が整っていきます。
茶筌から、野点籠まで
茶筌(茶筅)を中心に、茶杓、花入、蓋置、灰吹など竹の茶道具を製作しています。野点籠や竹器もそろい、抹茶の道具を一式で整えたい人にも頼もしい。さらに「マグカップ・マドラーdeお茶」など、日常の器で点てやすい道具も用意。抹茶の入口がぐっと近づきます。
研究と育成、そして相談の場
古来の茶筌研究と師弟の育成に取り組み、堂主の制作指導のもと熟練の職人がすべて手作りで仕上げます。伝統工芸士としての歩みや国内外での出展も重ね、技を開きながら守る姿勢が伝わります。店頭は10:00〜16:00。駐車スペースは30台分あり、相談や受け取りにも便利です。
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