日本製手帳・ダイアリーおすすめ|トラベラーズノート・ほぼ日の育てる楽しみ

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「スマホのカレンダーは便利だけど、去年の今日何をしていたか、パッと思い出せない……」
「ただ予定をこなすだけで、毎日があっという間に過ぎていく気がする……」

もしあなたがそう感じているなら、必要なのは効率化ツールではなく「手書きの手帳」かもしれません。

今、世界中で日本の「TECHO(手帳)」がカルト的な人気を誇っていることをご存知でしょうか?
日本の手帳は、単なるスケジュール管理帳ではありません。
どんなペンでも裏抜けしない魔法のような「紙」、180度フラットに開く「製本」、そして使うほどに持ち主の人生が刻まれる「革カバー」。

この記事では、スマホ時代だからこそ持ちたい、育てる楽しみのある日本製手帳・ダイアリーを厳選して紹介します。

1. 日本の「TECHO」が海外でカルト的人気を誇る理由

海外製の厚くて重い手帳とは異なり、日本製の手帳には「繊細さ」と「使い手への配慮」が極限まで詰め込まれています。
世界中の文具ファンを驚かせた、2つの技術的特徴を紹介します。

どんなペンでも裏抜けしない魔法の紙「トモエリバー」

多くの日本製高級手帳(ほぼ日手帳など)に採用されているのが、巴川製紙所が開発した「トモエリバー」という手帳専用紙です。
驚くべきはその「薄さ」。一般的なコピー用紙の半分ほどの薄さなのに、万年筆のインクをたっぷり乗せても裏側に染み出しません(裏抜けしません)。
この紙のおかげで、1日1ページの手帳でも、重くならずに持ち運べるのです。

180度パタンと開く「糸かがり綴じ」

「手帳を開いて置いておこうとしたら、勝手に閉じてしまった」というストレスがありません。
職人が手間をかけて背中を糸で綴じる「糸かがり製本」を採用しているため、どのページを開いても180度フラットに開きます。
書きやすさはもちろん、カフェで手帳を開きながらコーヒーを飲む、そんな時間さえも優雅にしてくれます。

180度フラットに開いている手帳の断面図と、万年筆で書いても裏写りしていない紙の様子のイラスト

2. 自由度で選ぶ!日本を代表する2大ブランド

日本で手帳を選ぶなら、まずこの2つのブランドを知らずには始まりません。
どちらも単なるスケジュール帳を超えた、「人生の相棒」になり得る存在です。

ほぼ日手帳(Hobonichi Techo)

世界に「1日1ページ」の自由を広めたパイオニア。
コピーライターの糸井重里氏が主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」から生まれた手帳です。
最大の特徴は、広大な「1日1ページ」のスペース。
予定を書くだけでなく、食べたもののイラストを描いたり、映画のチケットを貼ったり、子供の成長記録を書いたりと、使い方は無限大です。
毎年発売される数十種類のカバーを選ぶのも、年に一度の楽しみなお祭りになっています。

TRAVELER'S notebook(トラベラーズノート)

傷さえも味になる。革を育て旅するノート。
タイ・チェンマイで作られた素朴な牛革カバーに、書きやすい日本製のノートリフィルを挟むだけのシンプルな構造。
この手帳の醍醐味は「カスタマイズ」と「エイジング」です。
ラフに扱って傷がついても、それが旅の記憶として刻まれ、革の艶が増していきます。
ジッパーケースやチャームを追加して、自分だけの道具に育て上げる過程こそが、この手帳を持つ最大の喜びです。

3. 機能美を極めたシステム手帳とログ手帳

「もっとシステマチックに管理したい」「ビジネスでもスマートに使いたい」という方には、機能性を極めたこれらの手帳がおすすめです。

PLOTTER(プロッター)

システム手帳の概念を変えた「薄さ」への執念。
「システム手帳は分厚くて重い」という常識を覆しました。
リング径を極限まで小さくし、一枚革で包み込むような構造にすることで、ノートのように薄く持ち運べます。
それでいて、リフィルの入れ替えができるシステム手帳の利便性はそのまま。
イタリアの伝統製法「プエブロレザー」など、最高級の革を使用しており、ビジネスシーンでも一目置かれる大人のツールです。

コクヨ「ジブン手帳」

24時間を可視化して、人生を整える。
大手広告代理店のクリエイターが開発した、ライフログのための手帳です。
24時間軸のバーチカル(縦型)レイアウトにより、睡眠時間や移動時間など、1日の隙間時間が一目瞭然になります。
「一生使える手帳」をコンセプトに、家系図や人生の目標を書く別冊「LIFE」が付属するなど、過去・現在・未来をこの一冊で管理できます。

4. よくある質問(FAQ)

スマホ管理と手帳、どう使い分けるのが正解?

「未来の予定」はスマホ、「過去の記録」は手帳がおすすめです。
変更の多いスケジュールやリマインダーは、スマホの方が圧倒的に便利です。
一方で、その日あったこと、感じたこと、アイデア出しなどは、手書きの手帳の方が脳が活性化し、記憶に定着しやすいと言われています。
手帳を「予定表」ではなく「日記・ログ」として使う人が増えています。

「1日1ページ」も書くことがなくて空白が怖いです。

「空白もデザイン」と考えましょう。
無理に埋める必要はありません。「今日は何もなかった」と一言書くだけでも立派な記録です。
また、書くことがない日は、レシートを貼ったり、気に入ったパッケージの切り抜きを貼ったりして「スクラップブック」として使うのも楽しいですよ。
ほぼ日手帳ユーザーの多くは、空白の日を肯定的に捉えています。

革の手帳(トラベラーズノートなど)の手入れは大変?

基本的には「毎日触ること」が一番の手入れです。
手の油分が革に馴染んで、自然な艶が出てきます。
乾燥が気になってきたら(半年に1回程度)、専用のクリームを薄く塗るだけで十分です。
傷がついた場合も、指で強めに擦ると馴染んで目立たなくなります。神経質にならず、ガシガシ使うのがかっこよく育てるコツです。

万年筆を使いたいけど、裏抜けしないか心配です。

「トモエリバー」採用の手帳なら安心です。
今回紹介した「ほぼ日手帳」「トラベラーズノート(軽量紙リフィル)」「ジブン手帳(THIN PAPER)」などは、万年筆での筆記適性が非常に高い紙を使用しています。
ただし、100円ショップの手帳や一部の海外製ノートは裏抜けしやすいので、万年筆ユーザーは紙質を必ずチェックしましょう。

手帳はいつ買うのがベストですか?

新作が発売される「9月〜10月」が一番種類が豊富です。
日本の手帳シーズンは秋に始まります。人気のカバーや限定デザインは、発売直後に売り切れることもあります。
「4月始まり」版は2月頃から出回りますが、ラインナップは「1月始まり」の方が圧倒的に多いです。

編集後記:スマホは「記録」、手帳は「記憶」を残す

カフェのテーブルで、使い込まれた革の手帳を開いてコーヒーを飲んでいるリラックスした時間

数年前、私は完全にデジタル管理に移行しようとして、手帳を持つのをやめたことがありました。
しかし、年末になって一年を振り返ろうとした時、スマホのカレンダーに残っていたのは「10:00 会議」「19:00 飲み会」という無機質なデータだけ。
その時、自分が何を考え、何に悩み、何に感動したのか、感情の記憶がすっぽりと抜け落ちていることに愕然としました。

手帳に戻ってからは、文字の乱れ具合で「あ、この時は焦っていたな」と思い出せたり、余白の落書きから新しいアイデアが生まれたり。
アナログな手帳は、人生の解像度を上げてくれるツールだと実感しています。

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