座った瞬間、ふわりと沈んで、しっかり支えてくれる。
いい座布団は、わたの入れ方でできています。
この記事では、京都の洛中高岡屋の座布団を紹介します。1919年に京都の百貨店の布団加工所として生まれ、いまも京都の街なかの工房で、職人が手でわたを入れて仕立てています。定番の京座布団、お手玉の形の「おじゃみ座布団」、還暦祝いの赤い座布団、そしてわたを入れ替える仕立て直しまで。
大きさの選び方もまとめました。
【早見表】座布団、どれにする?
| 座布団 | かたち | 使う場所 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 京座布団 木綿 ▾ | 四角(銘仙判・八端判ほか) | 和室・客間 | 定番の座布団がほしい |
| おじゃみ座布団 ▾ | お手玉形(M 直径約40cm) | 床・ソファ・椅子の背当て | 洋室でも使いたい |
| 還暦祝いの京座布団 ▾ | 四角・赤 | 贈り物 | 長寿のお祝いに |
| おじゃみ座布団の仕立て直し ▾ | 生地新調+わた入れ替え | 手持ちのおじゃみ座布団 | 長く使いたい |
名前を押すと、その章へ飛べます。大きさで選ぶなら6章 ▾へ。
1. 座り心地は、わたの入れ方で決まる
わたは、詰めるのではなく重ねる
洛中高岡屋の工房見学を紹介する体験サイト「OTONAMI」によると、洛中高岡屋の座布団は使い込んでもデコボコせず、座り心地がいいと評判です。
それを支えているのが、わたの繊維の向きを考えて、美しく重ねて入れる職人の技。わたはただ詰めるだけでは、中で偏ってしまうのだそうです。縫い目が表に出ないように縫う和裁の「絎け(くけ)」や、座布団の真ん中に施す綴じまで、裁断、縫製、わた入れ、仕上げを一つひとつ手作業で行っています。
2. 京座布団:百貨店の布団加工所から
1919年創業、京都の街なかの工房
洛中高岡屋を営む株式会社髙岡は、1919年(大正8年)に京都の老舗百貨店の布団加工所として生まれました。長く寝具と座布団の製造卸を続け、1999年に職人の手づくりの座布団を中心にしたブランド「洛中高岡屋」を立ち上げています。
工房は京都市下京区の社屋の2階。OTONAMI によると、京都の座布団・寝具メーカーで市内の中心部に工房がある会社は珍しいそうです。
洛中高岡屋 京座布団 木綿|京都
大きさは銘仙判、八端判、小座布団、夫婦判から選べる、木綿の京座布団です。色柄も豊富にそろっています。
洛中高岡屋の公式ショップの出品。客間にそろえる一枚にも、毎日座る自分の一枚にも。
洛中高岡屋 京座布団 木綿(銘仙判・八端判・小座布団・夫婦判/京都)
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3. お手玉のかたち:おじゃみ座布団
床でも、ソファでも、椅子の背当てにも
洛中高岡屋の看板が「おじゃみ座布団」。「おじゃみ」は関西の言葉でお手玉のこと。お手玉の縫い方を元に、4枚の布で仕立てた座布団です。考えたのは3代目社長の髙岡幸一郎さん。
立体になるよう工夫してしっかりわたを入れているので、高さで自然とお尻の位置が上がり、楽に座れます。特殊なウレタンの中芯を入れた3層構造で、わたのへたりも抑えています。京都をはじめ全国のホテルや飲食店で使われ、パリの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」にも出展してきました。
洛中高岡屋 おじゃみ座布団 木綿|京都
京都の職人が手で仕立てる、お手玉形の座布団です。4枚の布の色柄を組み合わせて選べます。
和室がない家でも、床に置いても、ソファに置いてもなじむ座布団です。
洛中高岡屋 おじゃみ座布団 木綿(京都職人の手仕立て)
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4. お祝いに贈る座布団
還暦の赤を、毎日座る一枚に
還暦のお祝いには、赤いものを贈る習わしがあります。洛中高岡屋には赤い京座布団を、ギフト包装で届ける還暦祝いの出品があります。
ちゃんちゃんこのように一度きりではなく、座布団なら、お祝いのあとも毎日使ってもらえます。長寿祝いの器は、還暦・長寿祝いのガイドにまとめています。
洛中高岡屋 京座布団 還暦祝い 赤|京都
還暦祝いの赤の京座布団を、ギフト包装で届けます。職人の手づくり、日本製。
古希や喜寿などの長寿祝いには、名入れの刺繍を入れた金襴の京座布団もあります。
洛中高岡屋 京座布団 還暦祝い 赤(ギフト包装)
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5. わたを入れ替えて、長く使う
へたったら、仕立て直す
何年も座って、わたがへたってきたら。洛中高岡屋のおじゃみ座布団は、わたの入れ替えや生地の張り替えをして、長く使い続けられます。
生地を新しくして、中のわたを入れ替える仕立て直しを、洛中高岡屋が受け付けています。捨てて買い替えるのではなく、直して使う。布団屋さんの座布団ならではの楽しみです。
洛中高岡屋 仕立て直し おじゃみ座布団(生地新調+中わた入れ替え)|京都
使ってきたおじゃみ座布団を、新しい生地とわたで仕立て直します。子ども用の「おじゃみキッズ」も対象です。
洛中高岡屋 仕立て直し おじゃみ座布団(生地新調+中わた入れ替え)
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6. 大きさと使う場所で選ぶ
① 四角い座布団の大きさ:銘仙判と八端判
座布団の大きさには呼び名があり、寝具店の表示では銘仙判がおよそ55×59cm、八端判がおよそ59×63cm。ゆったり座りたいなら、ひと回り大きい八端判を。洛中高岡屋の京座布団は、このほか小座布団や夫婦判も選べます。
② 和室がないなら:おじゃみ座布団
フローリングの床、ソファ、椅子の背当てにも使えるのがおじゃみ座布団。ダイニングのベンチには、洛中高岡屋の長座布団(約60×108cm)もあります。
③ 背もたれもほしいなら:座椅子と組み合わせる
床で長く過ごすなら、座椅子と座布団を組み合わせても。日本製の座椅子は、座椅子のガイドで選べます。
7. よくある質問(FAQ)
「おじゃみ」とはどういう意味ですか?
関西の言葉で、お手玉のことです。
洛中高岡屋のおじゃみ座布団は、お手玉の縫い方を元に、4枚の布で仕立てた座布団です。
銘仙判と八端判は、どちらを選べばいいですか?
ゆったり座りたいなら、ひと回り大きい八端判です。
寝具店の表示では、銘仙判がおよそ55×59cm、八端判がおよそ59×63cmです。
座布団がへたったら、買い替えるしかありませんか?
洛中高岡屋のおじゃみ座布団は、仕立て直しができます。
生地を新しくして、中のわたを入れ替えます。
洛中高岡屋の座布団は手づくりですか?
はい。裁断、縫製、わた入れ、仕上げを一つひとつ手作業で行っています。
工房は京都市下京区にあります。
洋室でも使える座布団はありますか?
おじゃみ座布団は、床でもソファでも、椅子の背当てにも使えます。
海外の生地ブランドの布を使ったおじゃみ座布団もあります。
還暦祝いに座布団を贈ってもいいですか?
赤い座布団なら、お祝いのあとも毎日使ってもらえる贈り物になります。
洛中高岡屋には、還暦祝いの赤い京座布団をギフト包装で届ける出品があります。
8. まとめ:わたを重ねる手で、仕立てる座布団
いい座布団は、わたの入れ方でできています。
客間には、1919年に百貨店の布団加工所として生まれた洛中高岡屋の京座布団。和室がなければ、お手玉の形のおじゃみ座布団。還暦のお祝いには赤い座布団を。そして、わたがへたったら仕立て直して。
座るたびにふわりと支えてくれる一枚と、長くつきあってください。