蕎麦打ち道具おすすめ|こね鉢・麺棒・そば切り包丁の日本製6選

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蕎麦打ち道具おすすめ|こね鉢・麺棒・そば切り包丁の日本製6選

年越しそばを、今年は自分で打ってみたい。
蕎麦打ちは、こねる・のす・切るの3つ。道具も、その3つの工程に合わせてそろえます。

粉と水をまとめるこね鉢、生地を薄く広げる麺棒と台、そして細く切りそろえる駒板とそば切り包丁。最初はセットで始めて、慣れてきたら一つずつ良いものに替えていく。それが蕎麦打ちの道具の楽しみ方です。

この記事では、新潟の木工メーカーのそば打ちセット、紀州のこね鉢、檜の麺棒、竹と桐の駒板、約700年の歴史を持つ越前打刃物のそば切り包丁まで、日本製の蕎麦打ち道具を6つ紹介します。

【早見表】日本製の蕎麦打ち道具6選

工程 道具 作り手・産地 大きさ
全部 そば打ち五点セット ▾ ナガノ産業(新潟) 4〜5人前(約600g)
こねる こね鉢 42cm ▾ 紀州漆器産地(和歌山・海南) 直径42cm
のす 檜の麺棒 ▾ 玉日本 直径40mm×長さ100cm
切る 竹と桐の駒板 ▾ ナガノ産業(新潟) 25×30cm
切る そば切り庖丁 330mm ▾ 越前打刃物(福井・武生) 刃渡り約330mm・約670g
切る 全鋼そば切り包丁 300mm ▾ 日本製(ほんまもん) 刃渡り300mm・約730g

道具の名前を押すと、その解説へ飛べます。

1. 蕎麦打ちは、こねる・のす・切るの3つ

朱色のこね鉢、檜の麺棒、駒板、そば切り包丁が木の台に並んだ蕎麦打ち道具の水彩イラスト
こね鉢、麺棒、駒板、そば切り包丁。蕎麦打ちの道具は、工程の数だけある。

工程ごとに、道具がひとつ

蕎麦打ちは、大きく分けて3つの工程です。こね鉢で粉と水をまとめてこね、麺棒で生地を薄くのし、駒板を定規にしてそば切り包丁で切る。
今回紹介するセットのメーカーも、「これひとつで『こねる〜のす〜切る』まで全部できます」と書いています。道具がそろえば、あとは粉と水だけです。

最初から全部を一流の道具でそろえる必要はありません。まずセットで打ってみて、自分が気になってきた工程の道具から替えていく。こね鉢を大きくする、麺棒を長くする、包丁を本格的なものにする。道具が一つ変わるたびに、打ったそばが少しずつ変わっていくのが分かります。

2. まず一式で始める|新潟の木工メーカーのそば打ちセット

天然木の道具を作ってきた会社のセット

ナガノ産業は、新潟市西蒲区の木製家庭用品のメーカーです。企業紹介では、約80年にわたり天然木と向き合い、木製品の企画から製造、卸、販売までを一貫して手がけていると紹介されています。蕎麦打ちの道具も、その木工の仕事のひとつです。

五点セットには、のし台になるめん台、ほおの木の麺棒、駒板、ステンレスのめん切り包丁、こね鉢がそろっています。実演のDVDと作り方の説明書も付くので、ひとりで始められます。

木のめん台の上に、麺棒、駒板、包丁、こね鉢がまとめて置かれたそば打ちセットの水彩イラスト

ナガノ産業 そば打ち五点セット Mサイズ|こねる・のす・切るが、これひとつで

4〜5人前、約600gのそばが打てる日本製の一式。
中身は、めん台、ほお麺棒(直径3cm×長さ80cm)、駒板、ステンレスのめん切り包丁(24cm)、こね鉢(36cm)、作り方の説明書と実演DVD。家族の年越しそばにちょうどいい量です。

2〜3人前のSサイズと、5〜6人前のLサイズもあります。まずこのセットで打ってみて、続けたくなったら道具を一つずつ替えていくのがおすすめです。

ナガノ産業 そば打ち五点セット Mサイズ(DVD付)

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3. こねる|紀州のこね鉢

大きな鉢で、粉を外にこぼさずにこねる

こね鉢は、そば粉と水を混ぜ合わせ、ひとつの塊にまとめるための大きな鉢です。鉢が大きいほど、粉を外にこぼさずに大きく手を動かせます。セットのこね鉢は36cm。続けるうちに、もう一回り大きな鉢が欲しくなってきます。

和歌山県海南市は、紀州漆器の産地です。ここで作られるこね鉢は、外が黒、内側が朱の黒内朱。白いそば粉が朱の中でよく見えるので、こね具合が分かりやすいと思います。

外側が黒く内側が朱色の大きなこね鉢に、そば粉が入っている水彩イラスト

紀州漆器 そば打ち用 こね鉢 42cm 黒内朱|一回り大きな鉢で、のびのびこねる

直径42cm。セットの鉢から一回り大きくしたいときに。
生産地は和歌山県海南市の紀州漆器産地。大きさは42×42×高さ10.5cmです。本体はABS樹脂にウレタン塗りで、割れにくく扱いやすい作りです。

そばのほか、うどんやおもちにも使えます。大勢の集まりの日には、料理を盛る大鉢としても使えます。

紀州漆器 そば打ち用 こね鉢 42cm 黒内朱

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4. のす|檜の麺棒と、竹と桐の駒板

長い麺棒ほど、大きく薄くのせる

こねた生地を薄く広げる「のし」の工程で使うのが麺棒です。セットの麺棒は長さ80cm。長さ1mの麺棒にすると、もっと大きく生地を広げられます。

玉日本の麺棒は檜製で、紙やすりを使って手作業で丹念に磨き込まれています。磨いた状態で届くので、すぐに胡桃油を拭き込んで使い始められます。

薄くのばしたそばの生地の上に、白木の長い麺棒が置かれている水彩イラスト

豆知識:麺棒は、胡桃油を拭き込んで育てる

玉日本の麺棒は、届いたらまず胡桃油を拭き込むことが前提になっています。白木の麺棒は、油を拭き込んでから使い始める道具なのです。
使うほど手になじみ、色も少しずつ深くなっていく。麺棒は、蕎麦を打つ人と一緒に育つ道具です。

玉日本 麺棒 檜製 手磨き仕上げ 直径40mm×長さ1000mm|1mの麺棒で、大きくのす

手で磨き込んだ檜の、長さ1mの麺棒。
直径40mm×長さ1000mm。日本製で、紙やすりで手作業で磨き込まれています。一般の方からプロまで使える麺棒です。

直径28mmや、長さ1200mmのものもあります。セットの80cmの麺棒から替えると、のしの広さがはっきり変わります。

玉日本 麺棒 檜製 手磨き仕上げ φ40×1000mm

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駒板は、包丁の定規

のして畳んだ生地を切るとき、包丁の横に当てるのが駒板(こまいた)です。板に包丁を沿わせて切りながら、少しずつ板を送っていくと、同じ幅のそばが切りそろいます。
ナガノ産業の駒板は、竹と桐でできていて、持ち手に穴があいているので扱いやすい作りです。

ナガノ産業 こま板 竹 桐 25×30cm|同じ幅で切りそろえる

竹と桐の、国産の駒板。
大きさは25×30×高さ5cm。持ち手に穴があり、指をかけて扱えます。セットの駒板より大きく、のした生地を幅いっぱいに切れます。

そろった太さのそばは、茹で上がりもそろいます。切る工程を楽にしたいときに替えたい道具です。

ナガノ産業 こま板 竹 桐 25×30 穴あき

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5. 切る|越前打刃物のそば切り包丁

刃の重さで、まっすぐ落として切る

そば切り包丁は、刃が長く、四角い形をした片刃の包丁です。この記事の2本は、重さが約670gと約730g。重さのある長い刃を、駒板に沿わせてまっすぐ下ろして切ります。

九頭竜川のそば切り庖丁は、福井県越前市(武生)の越前打刃物です。刃渡り約330mm、重さ約670g。錆に強いステンレス刃物鋼に、黒檀の柄が付いています。

四角く長い刃のそば切り包丁が、駒板と切りそろえたそばの横に置かれている水彩イラスト

豆知識:越前打刃物は、刀匠が農民のために打った鎌から

福井県観光連盟の紹介によれば、越前打刃物の始まりは約700年前。京都の刀匠・千代鶴国安が、刀を作るための良い水を求めて府中(いまの越前市)にたどり着き、近くの農民のために鎌を作ったことが起源とされています。
刀から鎌へ、鎌から包丁へ。その刃物の町で作られた包丁で、年越しのそばを切ります。

九頭竜川 そば切り庖丁 330mm 黒檀柄|越前打刃物の、錆びにくい一本

刃物の町・武生で作られた、本格的なそば切り包丁。
刃渡り約330mm、刃幅約128mm、重さ約670g。刃はステンレス刃物鋼で、錆に強く手入れが簡単です。片刃で、柄は高級感のある黒檀です。

蕎麦打ちを続けていくと決めたときに、選びたい一本です。

九頭竜川 ステンレス特殊鋼 そば切り庖丁 330mm 黒檀柄

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ほんまもん そば切り包丁 片刃 300mm 全鋼|鋼の重さを、手頃に

ハガネならではの重さのある、入門向けの本格仕様。
刃物の専門店が、蕎麦打ちを始める人のために企画した日本製のそば切り包丁です。刃渡り300mm、重さ約730g。刃は全鋼(ハガネ)で、柄は木です。

ステンレスとは違い錆びるので、使ったらすぐに洗って水気を拭き取る必要があります。その手間も含めて、鋼の道具を育てたい方に。

ほんまもん そば切り包丁 片刃 300mm 全鋼

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6. 打ったそばで、年越しそばを

手打ちのそばに海老の天ぷらをのせた年越しそばの丼と、湯気の立つ台所の水彩イラスト
自分で打ったそばに、揚げたての天ぷらをのせて。

年末に向けて、何度か練習を

初めての蕎麦打ちで、思いどおりの細さにそろうことはまずありません。太かったり、途中で切れたり。それでも、打ちたてのそばを、その日のうちに茹でて食べられるのは、自分で打つ人だけの楽しみです。
年越しそばを打つなら、11月から12月にかけて何度か練習しておくと安心です。セットのDVDを見ながら打ち、うまくいかなかった工程の道具から替えていく。年末には、家族の分を打つ自信がついているはずです。

道具は、乾かしてしまう

木の道具は、使い終わったら粉を払い、水気が残らないようにしてからしまいます。鋼の包丁は錆びやすいので、洗ったらすぐに水気を拭き取りましょう。次に打つ日まで、道具をいい状態で休ませておくのも、蕎麦打ちの一部です。

7. よくある質問(FAQ)

蕎麦打ちを始めるのに、最低限必要な道具は何ですか?

こね鉢、麺棒、のし台、駒板、そば切り包丁の5つです。ナガノ産業のそば打ち五点セットは、この5つにDVDと説明書が付いていて、そろえるだけで始められます。

セットと単品、どちらで買うのがいいですか?

初めてならセット、続けると決めたら単品で替えていくのがおすすめです。こね鉢を大きくする、麺棒を1mにする、包丁を本格的なものにする。気になった工程の道具から替えていくと、違いがよく分かります。

そば切り包丁は、ステンレスと鋼のどちらがいいですか?

手入れを楽にしたいならステンレス、鋼の重さと育てる楽しみを取るなら鋼です。九頭竜川の越前打刃物は錆に強いステンレス刃物鋼、ほんまもんの全鋼は錆びるので使ったらすぐに拭き取る必要があります。

何人分を打つなら、どの大きさのセットがいいですか?

家族4〜5人分ならMサイズが目安です。ナガノ産業のMサイズは約600gのそばが打てます。2〜3人ならSサイズ、5〜6人ならLサイズもあります。

麺棒は、使う前に何かしたほうがいいですか?

胡桃油を拭き込んでから使います。玉日本の麺棒は手で磨き込んだ状態で届くので、そのまま胡桃油を拭き込めます。

こね鉢は、うどんやパンにも使えますか?

使えます。紀州のこね鉢は、うどんやおもちにも使えると紹介されています。大きな鉢なので、集まりの日の盛り鉢にもなります。

8. まとめ:今年の年越しそばは、自分で打つ

こね鉢、麺棒と駒板、そば切り包丁、年越しそばを縦に並べた、蕎麦打ち道具のまとめイラスト

蕎麦打ちは、こねる・のす・切るの3つ。道具も、その3つに合わせてそろえます。

始めるなら、新潟の木工メーカー・ナガノ産業のそば打ちセット。続けたくなったら、紀州のこね鉢で大きくこね、手磨きの檜の麺棒で大きくのし、竹と桐の駒板と約700年の刃物の町・越前のそば切り包丁で切る。

11月から練習を始めれば、年末に家族の分を打つのにも間に合います。今年の年越しそばは、自分で打ったそばで。

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