革靴の手入れは、決して「面倒な作業」ではありません。
大人の男の「心を整える時間」です。
「道具がたくさん必要そう…」「鏡面磨きなんて難しそう…」
そう思って敬遠していませんか?
実は、日常の手入れに必要な道具はたった4つ。
手順さえ覚えれば、1足あたり15分で見違えるように輝き、靴の寿命は10年、20年と伸びていきます。
今回は、日本の気候に合った「日本製クリーム」の選び方と、初心者でも失敗しない手入れの手順を【完全図解】で解説します。
1. 初心者が必要な道具は「4つ」だけ
形から入るのも大切ですが、最初からプロ用の道具を全て揃える必要はありません。
まずはこの「4種の神器」を揃えてください。
① 馬毛ブラシ(ホコリ落とし用)
毛が柔らかく、細かい隙間のホコリを掻き出せます。
帰宅後にこれを使うだけでも靴の寿命は伸びます。
② クリーナー(汚れ落とし用)
古いクリームや泥汚れをリセットするための液体。
化粧落としのような役割です。
③ 乳化性クリーム(栄養補給用)
革に水分と油分を与え、適度なツヤを出します。
これがケアの主役です。
④ 豚毛ブラシ(磨き用)
馬毛よりコシが強く、塗ったクリームを革の中に押し込み、馴染ませるために使います。
2. 【選び方】日本製クリーム「コロンブス」がおすすめな理由
海外製の高級クリームも良いですが、日本の高温多湿な気候を知り尽くした「日本のメーカー」が最強です。
おすすめ:Columbus (コロンブス) / Boot Black
1919年創業。日本の足元を支え続ける老舗。
中でもハイエンドラインの「Boot Black(ブートブラック)」シリーズは、プロの磨き職人も愛用する逸品。
特徴:
・粒子が細かく、革への浸透力が高い
・伸びが良く、ムラになりにくい(初心者向き)
・「シルバーライン」なら1,000円以下で買える
・セットならこれ一つ買えば安心。
色は靴に合わせて選びますが、迷ったら無色の「ニュートラル」が万能です。
3. 【基本編】15分で完了!基本の靴磨き4ステップ
日常のケアはこれで完璧です。
月に1〜2回行うだけで、革靴は見違えるように長持ちします。
手順①:馬毛ブラシでホコリを落とす
紐を外し、シューキーパーを入れた状態で、全体をブラッシングします。
縫い目やコバ(靴のフチ)の間に入ったホコリを掻き出すイメージで。
手順②:クリーナーで「すっぴん」にする
布(古いTシャツの切れ端でOK)を指に巻き、クリーナーを10円玉サイズほど取ります。
靴全体を優しく撫でるように拭き、古いクリームや汚れを落とします。
手順③:クリームを塗り込む(米粒2〜3粒)
塗りすぎ注意!
片足につき「米粒2〜3粒」程度のごく少量を、ブラシ(または指)で全体に薄く伸ばします。
その後、豚毛ブラシで力強くブラッシングし、クリームを革の毛穴まで押し込みます。
手順④:乾拭きで「ツヤ」を出す
最後に、きれいな布(ストッキングでも可)で全体を磨き上げます。
余分なクリームが取れ、摩擦熱によってロウ分が溶け出し、美しいツヤが生まれます。
4. 【応用編】つま先を輝かせる「鏡面磨き」のやり方
ここぞという勝負靴には、つま先が鏡のように反射する「鏡面磨き(ハイシャイン)」を施しましょう。
必要なのは「ワックス(油性クリーム)」と「水」です。
コツは「層」を作ること
イラストの手順のように、「ワックスを塗る→水を一滴つけて優しく撫でる」という工程を3〜5回繰り返します。
革の表面の微細な凸凹がワックスで埋まり、光が正反射するようになると、鏡のような輝きが現れます。
※最初は難しいかもしれませんが、力まず「優しく」がポイントです。
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5. まとめ:靴が光れば、自信も光る
「おしゃれは足元から」という言葉は本当です。
どんなに高級なスーツを着ていても、靴が汚れていたら台無しです。逆に、ユニクロのスーツでも、靴がピカピカなら仕事ができる男に見えます。
日本のコロンブスのクリームと、4つの道具。
これだけで、あなたの靴は生まれ変わります。
次の休日は、好きな音楽でも聴きながら、無心で靴を磨いてみませんか?