こたつ布団を洗おうとして、洗濯機の前で止まったことはありませんか。
表示は「洗濯機で洗える」。けれど、205×245cmの布団が入る洗濯機は、たいていの家にありません。
洗えるかどうかは、布団の表示だけでは決まりません。家に何があるかで決まります。洗濯機、風呂場、近所のコインランドリー、クリーニング店。そのどれを使うかを、買う前に決めておくと後が楽です。
そしてこたつ布団は、1年のうち7〜8ヶ月しまわれています。使う時間より、押し入れにいる時間のほうが長い。だから、しまい方がとても大事です。
この記事では、サイズの決め方から、洗う場所の選び方、そして保管までを順に書きます。
1. サイズは、天板から決まります
天板に、縦横100〜120cmを足す
こたつ布団の大きさは、天板の寸法に縦横それぞれ100〜120cmを足した値が目安になります。
足りないと、裾が床に届きません。そこから熱が抜けていきます。
大きすぎると、部屋の中で持て余します。畳んだ端がじゃまになり、通り道が狭くなる。
椅子で使うハイタイプは別です。脚が長いぶん、130〜150cmを足してください。
豆知識:計算しなくても、商品ページに書いてあります
足し算をしなくて済む方法があります。こたつ布団の商品ページには「適応こたつ台サイズ」という欄が付いていることが多いのです。
たとえば205×205cmの布団なら「80〜90cm角のこたつ台に対応」といった具合。手元のこたつ台の寸法を測って、その数字が入っているものを選べば済みます。
迷ったら、こちらを見るほうが早くて確実です。
正方形 205×205cm|いちばん使い道の広い大きさ
80〜90cm角のこたつ台に合う、標準的なサイズです。1〜2人ならここ。
表地は短毛のマイクロファイバー、裏地はフランネル。キリム柄で、部屋の中で主張しすぎません。
こたつ布団は、こたつの見た目の大半を占めます。天板は、実は端しか見えていません。柄は、部屋に合うかで選んでください。
イケヒコ ロザン こたつ掛け布団 正方形 205×205cm(キリム柄)
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2. 中わたと生地で、手ざわりが変わる
中わたは、ポリエステルか綿か
商品ページの「組成」という欄を見ると、表地・裏地・中材の3つが書かれています。
中材にポリエステルを使ったものは、軽くて扱いやすい。湿気を抱えにくく、干せば戻ります。いま売られているものの多くがこれです。
綿を使ったものは、ずっしりと体に沿います。そのぶん重く、乾かすのに時間がかかります。
どちらが上ということはありません。手入れに手間をかけられるかで決めてください。
肌が触れるのは、裏地です
こたつに入ると、足やお腹に当たるのは裏地です。表地は上から見える面。手ざわりを気にするなら、裏地の欄を見てください。
フランネルは起毛した生地で、入った瞬間から冷たくありません。
マイクロファイバーは細い繊維で、なめらかで軽い。
綿(しじら)のような織りの生地は、さらりとしています。汗をかきやすい人はこちら。
掛布団 単品|中わたも生地も、はっきり書いてあるもの
表地は短毛マイクロファイバー、裏地はフランネル、中わたはポリエステル。組成が細かく書かれていて、買う前に手ざわりの見当がつきます。
「国内綿入れ」と明記されているのも、この商品の特徴です。
掛布団だけの単品です。敷布団やこたつ台をすでに持っているなら、こちらで足ります。
イケヒコ こたつ掛け布団 単品(メーカー直送・東レ マッシュロン)
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3.「洗える」と書いてあっても、洗える家は少ない
まず、洗濯表示の桶を見る
洗えるかどうかは、タグに付いている桶のマークで分かります。
桶に水が入っている絵は、水洗いができるという意味。中の数字は液温の上限です。
桶に水と手が描かれていれば、手洗いなら可。
桶に×が付いていたら、水洗いはできません。この場合はクリーニングです。
ここまでは布団の側の話です。問題は、この先にあります。
入るかどうかは、洗濯機の側の話
205×245cmのこたつ布団は、家庭用の洗濯機にはたいてい入りません。表示が「洗える」でも、これは変わりません。
判断はこうです。洗濯槽に少し余裕がある状態で入るなら、洗える。押し込んで、ぎゅうぎゅう詰めで回らないようなら、洗えません。
無理に回すと、洗えないうえに洗濯機を傷めます。
だから、洗う場所は4つから選ぶことになる。
洗う場所の選び方
① 家の洗濯機。入るなら、これがいちばん楽です。屏風たたみにするか、くるくる丸めて、汚れた面が外側に来るようにネットへ。ふとん・毛布コースで、おしゃれ着用の中性洗剤を使います。
② 風呂場で踏み洗い。洗濯機に入らないときの手です。時間と体力はかかりますが、費用はかかりません。ぬるま湯を張って踏み、しっかりすすぎます。
③ コインランドリー。大型の洗濯機と乾燥機があります。行く前に、その店の機械に入る大きさかを確かめてください。店によって置いてある容量が違います。
④ クリーニング。桶に×が付いていたら、これ一択です。費用はかかりますが、失敗がありません。
乾かし方は、どれを選んでも同じです。2本の物干し竿にまたがせるM字干しにすると、布団の間に風の通り道ができて早く乾きます。途中で裏返して、両面に日と風を当ててください。
そもそも、本体を洗わずに済ませる
ここまで読んで、面倒だと思われたかもしれません。実は、いちばん楽な方法があります。
こたつ布団にカバーをかけることです。汚れるのはカバーの側になるので、洗うのもカバーだけで済みます。
カバーは布団本体より薄いので、家庭の洗濯機に入ります。こたつは食卓になる場所です。こぼす前提で考えるなら、これがいちばん現実的な備えになります。
こたつ布団カバー 長方形 200×240cm|綿100%
いま使っている布団にかぶせるだけ。汚れたらこれを外して洗います。
綿100%なので、肌に当たったときの感じが自然です。適応する布団は200×240cmの長方形。
買う前に、いまの布団の寸法を測ってください。カバーは布団に合わせるものなので、こたつ台ではなく布団の大きさで選びます。
こたつ布団カバー 長方形 200×240cm 綿100%
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4. しまっている時間のほうが長い
1年のうち、7〜8ヶ月は押し入れの中
こたつを出すのはだいたい11月から3月。残りの7〜8ヶ月、こたつ布団は押し入れにいます。
使う時間より、しまわれている時間のほうが長い。だから、次の冬にどんな状態で出てくるかは、しまい方でほとんど決まります。
しまう前に、完全に乾かす
ここが一番大事です。湿気を含んだまま袋に入れると、次に出したときに匂います。カビも出ます。
洗ったならもちろん、洗っていなくても一度干してからしまってください。ひと冬使った布団は、汗を吸っています。
ホコリは手で払うか、掃除機で吸ってください。布団たたきで叩くと、生地と中わたを傷めます。
圧縮袋は、使ってもいい。ただし条件が2つ
こたつ布団は場所を取るので、圧縮したくなります。結論から言うと、使って構いません。ただし守ることが2つあります。
ひとつめ。完全に乾かしてから入れること。湿気を閉じ込めたまま圧縮するのが、いちばんまずいやり方です。
ふたつめ。ぺちゃんこにしないこと。目安は元の2/3くらいまで。抜きすぎると戻りにくくなります。
ポリエステルの中わたなら、出したあと天日に干すか布団乾燥機にかければ、ある程度は戻ります。それでも完全に元どおりになるとは限らないので、場所に余裕があるなら不織布の袋のほうが安心です。
置く場所は押し入れやクローゼットの上段。床に直接置かず、すのこやラックを挟んで空気の通り道を作ってください。綿の入ったものには、無臭タイプの防虫剤を。
豆知識:こたつ布団は、天板の重みで留まっています
こたつ布団は、こたつ本体に留め具で固定するものだと思われがちですが、そうではありません。本体の上に敷いて、その上から天板を載せるだけ。天板の重みで押さえられて動かなくなります。
作り手の説明でも、「お布団は、天板の下に敷くだけでかまいません。天板の重みで安定しますので、特別な処置は必要ありません」とされています。
だから出し入れは、天板を外して布団を挟むだけ。春にしまうときも同じ手順を逆にたどります。
こたつ布団カバー 楕円形 210×250cm|丸いこたつに
楕円や円のこたつは、合う布団を探すのが難しいものです。四角い布団をかけると、角が余って垂れます。
形の合うカバーをかけると、それだけで収まりがよくなります。綿100%。
カバーは畳めば薄くなります。本体と一緒にしまうより、洗って別に保管しておくほうが場所を取りません。
こたつ布団カバー 楕円形 210×250cm 綿100%
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5. 熱は、下からも逃げています
掛けるだけでは、床に吸われる
こたつ布団を掛けても足元が冷たいままなら、熱が床へ逃げています。とくにフローリングは冷たい。
下に一枚敷くと、そこが変わります。こたつ敷き布団、あるいは厚手のラグ。床との間に空気の層を作るのが目的です。
大きさは、こたつ布団の裾が乗る程度。掛け布団より一回り大きいものを選ぶと、裾が床に直接触れません。
こたつ敷き布団 190×290cm|洗えるラグとして一年中
詰めものは固わた3.0kg。厚みがあるので、床の冷たさが上がってきません。製品の重さは約3.7kg。
滑り止め付きで、こたつの中で足を伸ばしてもずれません。
オールシーズン使えるラグなので、こたつをしまってもそのまま敷いておけます。春に片付けるものが、一つ減る。
こたつ敷き布団 長方形 190×290cm(洗えるラグ)
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こたつ台そのものの選び方は、こたつの記事にまとめてあります。天板の素材や、ヒーターのサイズの話はそちらです。
6. よくある質問(FAQ)
こたつ布団のサイズは、どう決めればいいですか?
天板の寸法に、縦横それぞれ100〜120cmを足します。椅子で使うハイタイプなら130〜150cm。
計算が面倒なら、商品ページの「適応こたつ台サイズ」を見てください。「80〜90cm角のこたつ台に対応」のように書かれているので、手元の台の寸法が入っていれば合います。
家の洗濯機で洗えるか、どう判断しますか?
洗濯槽に少し余裕がある状態で入るなら洗えます。押し込んで、ぎゅうぎゅう詰めで回らないようなら無理です。洗濯機のほうを傷めます。
その場合は、風呂場での踏み洗い、コインランドリー、クリーニングの3つから選びます。洗濯表示の桶に×が付いていたら、クリーニング一択です。
洗濯表示の見方を教えてください。
桶に水が入っている絵は、水洗いができるという意味です。中の数字は液温の上限。
桶に水と手が描かれていれば、手洗いなら可。桶に×が付いていたら、水洗いはできません。
こたつ布団では「液温は40℃を限度とし、手洗いができる」「日陰の吊り干しがよい」という組み合わせをよく見かけます。
圧縮袋に入れても大丈夫ですか?
使って構いません。ただし2つ守ってください。
完全に乾かしてから入れることと、元の2/3くらいまでにとどめて、ぺちゃんこにしないこと。
ポリエステルの中わたなら、出したあと干せばある程度は戻ります。ただし完全に元どおりとは限らないので、場所に余裕があるなら不織布の袋のほうが安心です。
出したときに匂うのは、なぜですか?
しまう前に、乾ききっていなかったからです。ひと冬使った布団は汗を吸っています。洗っていなくても、一度干してからしまってください。
密閉した袋に湿気ごと閉じ込めるのが、いちばんまずいやり方です。通気性のある不織布の袋を使い、押し入れの上段に、すのこを挟んで置きます。
こたつ布団カバーは、必要ですか?
洗うのが面倒だと感じるなら、あったほうが楽です。汚れるのがカバーの側になるので、洗うのもカバーだけで済みます。
カバーは本体より薄いので、家庭の洗濯機に入ります。こたつは食卓になる場所です。こぼす前提で備えるなら、これがいちばん現実的です。
選ぶときは、こたつ台ではなく布団の寸法に合わせてください。
7. まとめ:洗えるかは、布団ではなく家が決める
サイズは、天板に縦横100〜120cmを足す。椅子で使うなら130〜150cm。計算しなくても、商品ページの「適応こたつ台サイズ」を見れば済みます。
中わたと生地は、組成の欄で確かめます。肌に当たるのは裏地のほうなので、手ざわりを気にするならそこを。
「洗える」と書いてあっても、205×245cmが入る洗濯機はたいていの家にありません。洗濯槽に余裕があるかで判断して、無理なら風呂場・コインランドリー・クリーニングから選びます。乾かすときはM字干し。
そして、いちばん楽なのはカバーをかけることです。汚れるのがカバー側になり、洗うのもカバーだけで済みます。カバーなら家庭の洗濯機に入る。
こたつ布団は、1年のうち7〜8ヶ月しまわれています。完全に乾かしてからしまう。それだけで、次の冬の出し始めが変わります。今年の冬支度に、一枚選んでみてください。