大人の男性が選ぶべきTシャツの条件の一つ。「透けないこと」です。
薄手のTシャツは涼しいですが、乳首が透けたり、洗濯するたびに首元がヨレてだらしない印象になりがちです。
対して、日本製のTシャツはどうでしょう。
明治時代から稼働する「吊り編み機」で空気を含ませて編んだ生地や、柔道着のように頑丈な「度詰め(どづめ)」生地。
これらは数年着込んでも型崩れせず、むしろヴィンテージデニムのように味わいが増していきます。
この記事では、1枚で主役になれる、透けない・ヨレない・心地よい「最強の日本製Tシャツ」7選をご紹介します。
1. 世界で和歌山だけ。「吊り編み機」の凄さとは
日本製Tシャツを語る上で外せないのが、和歌山県に残る「吊り編み機(ループウィール)」です。
最新の高速編み機なら数分で編める量を、この機械は数時間かけてゆっくりと編み上げます。
1時間にたった1メートル
天井から吊るされた機械が、重力を利用して糸に余計なテンションをかけずにゆっくり回ります。
生産効率は極めて悪いですが、その分、空気を含んだ「手編みのような柔らかさ」と、洗濯を繰り返しても硬くならない「圧倒的な耐久性」が生まれます。
世界中の有名ブランドが、この生地を求めて和歌山を訪れています。
2. 透けないTシャツの選び方(オンス・厚手)
「一枚で着ても乳首が透けないか?」
これは大人の身だしなみとして最重要課題です。選ぶ基準は「オンス(oz)」です。
目安は「6オンス以上」
一般的なパックTシャツは3〜4オンスで、これは肌着の薄さです。
一枚で着るなら、最低でも5〜6オンス、安心してガシガシ着たいなら7オンス以上の「ヘビーウェイト」を選びましょう。
日本製ブランドは、この「厚み」へのこだわりが凄まじいのが特徴です。
3. 【決定版】日本製Tシャツおすすめブランド7選
「吊り編みの柔らかさ」か、「度詰めのタフさ」か。
あなたの好みに合う最高の一枚を見つけてください。
【No.1】Loopwheeler (ループウィラー)|吊り編みの王様
世界一、正統なスウェットとTシャツ。
「吊り編み機」を世界に知らしめた立役者。
スウェットが有名ですが、Tシャツも極上の着心地です。
ふんわりと柔らかいのに、何度洗濯しても型崩れしないその品質は、一度着ると他のTシャツが着られなくなるほど中毒性があります。
袖口の「カタカナネーム」が信頼の証です。
【No.2】Jackman (ジャックマン)|透けない度詰めTシャツ
福井発。野球ユニフォームの頑丈さ。
「ドツメ(度詰め)」と呼ばれるTシャツは、その名の通り限界まで糸の密度を詰めて編まれています。
触った瞬間に分かる「硬さ」と「ハリ」があり、身体のラインを拾わず、絶対に透けません。
ガシガシ洗って着倒したい、男のためのギアのようなTシャツです。
【No.3】KUME.JP (久米繊維)|国産Tシャツの元祖
日本で初めてTシャツを作った老舗。
東京・墨田区の工場で作られる「01Tシャツ」は、長年の技術が詰まったベーシックの頂点。
そして最近話題なのが「ビッグシリーズ」。
ただ大きいだけでなく、日本人の体型に合うように計算されたシルエットと、極厚の生地感で、ファッション玄人から絶大な支持を得ています。
【No.4】Entry SG (エントリーエスジー)|最高のコスパ
吊り編みTシャツを、日常の価格で。
「吊り編み機」を使ったTシャツは通常高価になりますが、ここは驚くほど良心的な価格(4,000円〜)で提供しています。
定番の「EXCELLENT WEAVE」は、柔らかさと丈夫さを兼ね備えた名作。
色展開も豊富で、最初の一枚として最もおすすめできるブランドです。
【No.5】Tieasy (ティージー)|バスクシャツの風合い
仙台発。グッドデザイン賞受賞の品質。
大正時代の旧式の織り機で編まれた「HDCS(超高密度)」コットンを使用。
Tシャツというよりは、薄手のニットやバスクシャツに近い独特の凹凸感があり、通気性が良くサラッとしています。
ボートネックのデザインが多く、大人の休日スタイルに上品さをプラスしてくれます。
【No.6】BARNS OUTFITTERS (バーンズ)|ヴィンテージの再現
古き良きアメリカの空気を、日本の技術で。
東京・下北沢発のアメカジブランド。
吊り編み機で編まれたボディに、ヴィンテージのようなかすれたプリントや、縫い目のない「丸胴(まるどう)」仕上げが特徴。
新品なのに最初から長年着込んだような肌馴染みがあり、デニムとの相性は最強です。
【No.7】FilMelange (フィルメランジェ)|究極の肌触り
「混ざり合った色(メランジェ)」の美しさ。
素材選びから縫製まで、徹底的に自社開発を行う最高級カットソーブランド。
オーガニックコットンを使用し、極限まで柔らかく編まれたTシャツは、まさに「着るタオル」。
価格は高いですが、その至福の肌触りは、一度知ると戻れません。
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4. 首元をヨレさせない正しい洗濯と干し方
脱水後の「ひと手間」が命
Tシャツの寿命を決めるのは、洗い方よりも「干し方」です。
長持ちのコツ:
1. 洗う時は必ず裏返してネットに入れる(プリント保護&毛玉防止)。
2. 干す時、ハンガーを首から無理やり突っ込まない(裾から入れる)。
3. 水の重みで首が伸びないよう、竿に二つ折りにするか、太めのハンガーを使う。
特に「濡れている状態」が一番生地が伸びやすいので、脱水後はすぐに形を整えて干しましょう。
5. まとめ:たかがTシャツ、されど一生モノ
「Tシャツなんて消耗品だ」と思っていた過去の自分に教えたい。
日本製のTシャツは、着れば着るほど体に馴染み、愛着が湧く「育てる服」になり得ます。
5,000円、いや10,000円のTシャツ。
高く感じるかもしれませんが、ワンシーズンでダメになる3枚を買うより、3年着られるこの1枚の方が、結果的に満足度は高いはずです。
ぜひ今年の夏は、本物の着心地を肌で感じてみてください。