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日本製スニーカーおすすめ7選|久留米ムーンスターからスピングルまで

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「スニーカーは消耗品。底が剥がれたら買い替えるもの」
そう思っていませんか?

実は日本には、手間がかかりすぎて世界的にも希少になった「ヴァルカナイズ製法」という、底が剥がれにくく、履き心地が魔法のように柔らかい靴作りの技術が残っています。

その聖地こそが、福岡県久留米市(くるめし)です。

今回は、ナイキやアディダスとは一味違う、職人の手仕事が宿る「大人のための日本製スニーカー」7選をご紹介します。

1. 聖地「久留米」とヴァルカナイズ製法

なぜ日本のスニーカーはこれほど丈夫で評価されるのか。その秘密は「釜(かま)」の中にありました。

釜で焼く靴?「ヴァルカナイズ製法」とは

別名「加硫(かりゅう)製法」。
ゴム底と靴本体を接着し、巨大な釜に入れて高熱と圧力をかけることで、化学反応を起こして圧着させる製法です。

メリット:
・ソールがしなやかで柔らかい
・底が剥がれにくく、型崩れしにくい
・美しいシルエットが保てる

⚠️ 希少な技術です
手作業の工程が多く大量生産できないため、現在この製法ができる工場は、日本国内でも数社(久留米のムーンスター、アサヒシューズなど)に限られています。
スニーカーを釜に入れて熱処理しているヴァルカナイズ製法のイラスト

2. 大人のスニーカーの選び方(素材別)

キャンバス素材とレザー素材のスニーカー比較イラスト。左は織り目のある布製、右は光沢のある革製。

デザインも重要ですが、まずは「素材」で選ぶと失敗しません。

① キャンバス生地(帆布)

通気性が良く、汚れたらジャブジャブ洗えるのが魅力。
久留米のスニーカーは良質な帆布を使っているため、使い込むほどに味が出ます。カジュアルな休日スタイルに最適です。
おすすめ:ムーンスター、PRAS、シューズライクポタリー

② レザー(本革)

スニーカーの履き心地と、革靴の上品さを両立した素材。
ジャケットスタイルやビジネスカジュアルにも合います。特にカンガルーレザーなどは新品から驚くほど柔らかいのが特徴です。
おすすめ:スピングルムーヴ、blueover、オニツカタイガー

3. 【決定版】日本製スニーカーおすすめ7選

世界に誇る「久留米」ブランドを中心に、大人が履くべき名作を厳選しました。

【No.1】MoonStar (ムーンスター) / FINE VULCANIZED

久留米の絶対王者。1万円前後で買える最高の実用靴。
1873年創業の老舗。学校の上履きでおなじみですが、この「FINE VULCANIZED」ラインは全くの別物です。 熟練の職人が手仕事で作る「GYM CLASSIC」などのモデルは、どんな服にも合う普遍的なデザインと、クッション性の高さが魅力。 「迷ったらまずこれ」と言える、国産スニーカーの入り口です。

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【No.2】SPINGLE (スピングル)

広島県府中市発。包み込まれるような履き心地。
靴底が反り上がってアッパーを包み込む「巻き上げソール」が特徴。 日本人の足型に合わせて設計されており、特に人気の「カンガルーレザー」モデルは、履いていることを忘れるほどの柔らかさと軽さを誇ります。 修理サポートも充実しており、長く愛用できる一足です。

【No.3】SHOES LIKE POTTERY (シューズライクポタリー)

その名の通り「焼き物のような靴」。
ムーンスターの工場で作られるブランドの一つですが、よりデザイン性を削ぎ落としたミニマルな外観が特徴。 ソールの側面に押された、シーリングワックス(封蝋)のような青いマークがアイコンです。 シンプルを極めたデザインは、丁寧な暮らしを好む層から絶大な支持を得ています。

SHOES LIKE POTTERY
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【No.4】Onitsuka Tiger (オニツカタイガー) / NIPPON MADE

世界的ブランドが本気で作る、プレミアムな日本製。
アシックスの前身であるオニツカタイガーの中でも、「NIPPON MADE」シリーズは別格。 日本の職人が一足ずつ手作業で「洗い加工」や「染め」を施しており、ヴィンテージのような風合いと高級感があります。 海外からの旅行者が指名買いするほどの人気シリーズです。

【No.5】アサヒシューズ / ASAHI

1970年代の美しい木型を復刻。
ムーンスターと双璧をなす久留米の老舗・アサヒシューズ。 かつてナイキ(当時はブルーリボンスポーツ)の生産を請け負っていたほどの実力派です。 濡れた路面でも滑りにくい波型の「カッティングソール」を持つデッキシューズは、シャープなシルエットで大人の休日靴に最適です。

【No.6】blueover (ブルーオーバー)

大阪発。日本人の足を知り尽くしたランニングシューズ。
「日本人のためのスニーカー」をコンセプトに、国内の革靴工場で作られています。 レトロなランニングシューズを現代的に再構築したデザインは、懐かしくも新しい雰囲気。 日本人の足型に特化したラスト(木型)を使っているため、幅広・甲高の人でも快適に履けます。

【No.7】PRAS (プラス)

「児島帆布」×「久留米バルカナイズ」の最強タッグ。
アッパーには岡山県児島の柴田織物によるオリジナル帆布を使用し、製造は久留米のムーンスターが行うという、夢のようなコラボレーションブランド。 つま先にある貝殻模様の「シェルキャップ」が特徴で、ヴィンテージの軍モノのような武骨さと可愛らしさが同居しています。

4. 長く履くためのお手入れ・メンテナンス

スニーカーは汚れてナンボですが、少しのケアで寿命が劇的に伸びます。

ラバー(ゴム)部分の汚れ落とし

ソール側面の白いゴム部分が黒ずんでいると、靴全体が古臭く見えてしまいます。
ここを綺麗にするのに洗剤は不要です。水を含ませた「メラミンスポンジ(激落ちくん等)」で軽く擦るだけで、消しゴムのように真っ白になります。これだけで見違えます。

キャンバス生地の黄ばみ防止

洗った後に黄色いシミが出るのは、アルカリ性の洗剤残りが原因です。
すすぎの最後に「お酢」を少量入れた水に浸すことで中和され、乾燥後の黄ばみを防ぐことができます。

スニーカーのゴムソールをメラミンスポンジで磨いているイラスト

5. よくある質問(サイズ感・雨)

サイズ感はどう選べばいい?

ブランドによりますが、日本製の靴(特にムーンスターなど)は、ナイキやアディダスなどの海外スポーツブランドに比べて「作りが大きめ」なことが多いです。
普段27.0cmを履いているなら、26.0〜26.5cmを選ぶのが正解の場合が多いので、ハーフサイズ下(-0.5cm)を基準に検討してみてください。

雨の日に履いても大丈夫?

ヴァルカナイズ製法の靴は、底とアッパーの結合が非常に強いため、底剥がれや浸水には強いです。
ただし、キャンバス生地自体は濡れますので、防水スプレーは必須です。
もし雨の日もガシガシ履きたいなら、ゴムで半分覆われた「全天候型(ALWEATHER)」というモデルがムーンスターから出ており、最強のレインシューズとしておすすめです。

ソール交換(修理)はできますか?

基本的にヴァルカナイズ製法の靴は、底と本体が強力に一体化しているため、革靴のような「オールソール交換」はできません。
しかし、一番減りやすい「カカト」部分だけなら、街の修理屋さんでゴムを足して補修(ヒールパッチ)することは可能です。早めに修理すれば、アッパーがダメになるまで何年も履けます。

6. まとめ:足元に「久留米の奇跡」を

色々な種類の日本製スニーカーが並んでいるイメージ

日本製スニーカーは、単なる「歩く道具」ではありません。
140年以上続くゴム産業の歴史と、職人のプライドが詰まった「工芸品」です。

一度履けば、その柔らかさと丈夫さに驚くはずです。
次の休日は、久留米生まれのスニーカーを履いて、少し遠くまで歩いてみませんか?

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