「プラスチックなのに、なんだか甘酸っぱい匂いがする!」
日本で作られるめがねフレームの約96%を生産している、世界三大めがね産地の一つ、福井県・鯖江(さばえ)市。
この街で子連れファミリーに大爆発しているアクティビティが、めがねのフレーム素材を使った「キーホルダー・アクセサリー作り体験」です。
イタリアなどから輸入される高級フレーム素材は、まるで宝石やステンドグラスのようにカラフルでポップ。子供たちは一瞬で目を奪われます。これを紙ヤスリでひたすら磨いて、ピカピカのオリジナルグッズを作り上げます。
実はこの体験、ただ楽しいだけではありません。捨てられるはずだった「廃材」を活用するSDGsの視点や、石油系プラスチックとは違う「自然由来の不思議な素材」の秘密など、夏休みの自由研究(探究学習)のテーマとして完璧すぎる要素が詰まっています。
この記事では、普通の観光ガイドには載っていない「マニアックなめがねの秘密」から、恐竜博物館とセットで回る最強の福井お出かけプランまでを徹底解説します。
家族で鯖江のめがね体験を楽しむコツ(30秒)
- 削って磨くだけ!:危険な刃物は使わず、ヤスリがけがメインなので幼児から小学生まで楽しめます
- 廃材が宝物に(SDGs):めがねのレンズ部分をくり抜いた「端材」を使う究極のアップサイクルです
- 白い粉だらけになります:削りカスが服につくため、払えば落ちますが、黒い服は避けるのが無難です
- 福井の王道ルート:午前中に「恐竜博物館」、午後に鯖江で「めがね体験」が子連れの鉄板コース!
- パパママも本気になる:大人は「ヤスリの番手(粗さ)」を変えて極限までピカピカにする作業に没頭してしまいます
1. 【行く前の準備】ヤスリがけは体力勝負!服装と注意点
めがね素材のアクセサリー作りは「ひたすら磨く」というシンプルかつ奥深い作業です。
これだけは絶対!3つの鉄則
- ① 服も顔も「白い粉」だらけになる覚悟を
ヤスリで削ると、素材の細かい白い粉が大量に出ます。手で払えば簡単に落ちますが、黒っぽい服やニット素材は粉が入り込んで目立つため、ツルッとした素材のカジュアルな服装がベストです。 - ② 爪は短く切っておく
小さなパーツを指先で強くつまんでヤスリに擦り付けるため、爪が長いと削ってしまったり、力が入りにくかったりします。 - ③ パパの「本気」に注意(笑)
粗いヤスリから細かいヤスリへ順番に変えて磨いていく工程は、車の洗車や靴磨きに似た快感があります。子供よりパパの方が無言で熱中してしまい、時間が押すことがよくあります!
2. 【マニアック予備知識】「綿花」から出来るプラ?甘い匂いと「くるみの殻」の秘密
普通の観光ガイドには載っていない、めがね職人だけが知っている「素材の秘密」。これを知っておくと、体験中の子供の感動が10倍になり、自由研究の質が跳ね上がります!
実は「綿(コットン)」から出来ている!?
めがねのプラスチックフレームに使われる「セルロースアセテート」という素材。
実はこれ、石油から作られた普通のプラスチックではありません。「綿花(コットン)」や「木材パルプ」などの植物繊維を原料にした、自然由来のバイオマスプラスチックなんです!
だからこそ、肌に優しくアレルギーを起こしにくく、美しい透明感があります。土に埋めれば微生物に分解されて自然に還る、究極のエコ素材です。
💡 マニアック豆知識 ヤスリで削ると「すっぱい匂い」がする!
体験中、ヤスリでゴリゴリと削っていると、お酢のような、少し甘酸っぱい匂いがしてきます。(※お酢の成分である酢酸を使って綿を加工しているため)。これは石油系プラスチックでは絶対にしない、自然由来の証拠!ぜひ子供と一緒に「匂い」を嗅いでみてください。
💡 マニアック豆知識 プロは「くるみの殻」で磨く!?
体験ではヤスリと研磨剤で磨きますが、実際の鯖江の工場では「ガラ入れ」という工程があります。巨大な洗濯機のような樽の中に、めがねフレームと一緒に「竹のチップ」や「くるみの殻」を入れて、なんと丸1週間もグルグルと回し続けて磨き上げるのです!自然の力で角を取る、途方もない職人技です。
3. 子供の年齢で選ぶ!おすすめ体験メニュー(キーホルダー vs 指輪)
施設によって作れるものが違いますが、代表的な3つのメニューをご紹介します。
| メニュー | 特徴とおすすめの年齢 |
|---|---|
| めがね de コラージュ (キーホルダー) |
【幼児〜小学生】 カラフルなアセテート素材(端材)を「福笑い」のように組み合わせて、顔などのオリジナルキーホルダーを作ります。子供の自由な発想が爆発する人気メニューです。 |
| めがねピンバッジ | 【小学生〜大人】 可愛いめがねの形をしたピンバッジを磨きます。工場見学とセットになっていることが多く、作ったバッジは帽子やバッグにつけて長く楽しめます。 |
| 指輪(リング) | 【小学生〜大人】 美しいマーブル模様の素材を磨いて、本格的なアクセサリーを作ります。宝石のように輝く仕上がりに、女の子やママが夢中になること間違いなしです。 |
4. 【福井・鯖江】子連れにおすすめのめがね体験スポット3選(マップ付き)
※地図上のピンは記事で紹介しているスポットです。料金や営業日は公式サイトで最新情報をご確認ください。
① めがねミュージアム(体験工房)|迷ったらここ!鯖江の総本山
鯖江のめがねの歴史から、最新モデルの購入までできる巨大施設。ここの「体験工房」は広くて快適で、子連れファミリーの定番スポットです。
現在大人気なのが、カラフルなアセテート素材を組み合わせてオリジナルフェイスキーホルダーを作る「めがね de
コラージュ」(2,000円)。好きなキャラクターや家族の顔に似せたりと、まるで福笑いのように自由な発想でモノづくりが楽しめます。
👨👩👧👦 子連れチェックポイント
- 創造力爆発:パーツを組み合わせて顔を作るため、小さな子供でも失敗なく楽しめます
- お土産:館内のショップで、パパママの本気のめがね選びも楽しめます
- 映えスポット:建物の外にある巨大なめがねモニュメントは記念撮影の鉄板です
② プラスジャック(Plus Jack)|マニア必見!「ピンバッジ」が作れる工場見学
他とは違う、少しマニアックで特別な体験をしたいならここ!めがねフレーム製造会社がオープンファクトリーとして工場を開放しています。
ここでは、本物の機械が動く工場を見学した後に、可愛い「めがね型のピンバッジ」を自分好みに磨き上げる体験ができます。職人さんが働くすぐ横でのリアルな体験は、本物志向のパパや子供の知的好奇心を強烈に刺激します。
👨👩👧👦 子連れチェックポイント
- リアルな現場:実際に職人さんが働く機械のすぐ横で体験ができます
- 実用性:自分で磨いたピンバッジは、帽子やリュックのワンポイントに大活躍!
- 自由研究:工場見学がセットになっているため、探究学習として最高です
③ KISSO(キッソオ)|宝石のように輝く!指輪づくり体験
めがねの素材を活かした美しいアクセサリーブランド「KISSO」。実はこちらでも「KISSO LAND」という大人気の体験プログラムが開催されています。
カラフルで美しいアセテートの削り出しリング(指輪)を選び、紙ヤスリを使ってひたすら磨き、最後に職人さんのバフがけで宝石のようなツヤを出します。「自分が磨いた素材から、こんなに美しい指輪ができるんだ!」と、女の子もママも大感動間違いなしです。
👨👩👧👦 子連れチェックポイント
- 美しさ:ブランド品質のアクセサリーを作れるため、満足度が桁違いです
- お買い物:併設の直営店で、パパからママへのプレゼント選びも!
- 💡 豆知識 指輪だけでなく、バングル作りなどのメニューが開催されることもあります
✨ 宝石のように輝く!鯖江発のアセテートアクセサリー
「鯖江までは行けないけれど、アセテートの美しいアクセサリーが欲しい!」という方へ。記事内でも紹介した「KISSO」のリングやバングル、靴べらなどは、通販でもお取り寄せが可能です。また、鯖江の職人が手掛けたおしゃれなPCメガネやリーディンググラス(老眼鏡)は、パパやママへのプレゼントとして最高の一生モノになりますよ!
5. 【モデルコース】恐竜からのめがね!福井日帰りタイムスケジュール
福井旅行の王道!勝山市の「恐竜博物館」と鯖江をセットで回る、子供のテンションが1日中下がらない黄金ルートです。(※車移動を想定)
- 09:00 | 福井県立恐竜博物館(勝山市)に到着
(動く恐竜ロボットや化石発掘体験で大興奮!) - 12:00 | 博物館を出発。車で鯖江方面へ移動(約1時間)
- 13:00 | 鯖江周辺でご当地グルメ「ソースカツ丼」のランチ
- 14:30 | 「めがねミュージアム」でキーホルダー作り体験
(ヤスリがけで甘い匂いを確認!削りカスで白くなりながら没頭) - 16:00 | ミュージアム内のショップや「KISSO」でお買い物をして帰路へ
6. 体験の後はここで遊ぶ・食べる!子連れにおすすめの周辺スポット
① 福井県立恐竜博物館(勝山市)
鯖江から車で1時間ほどかかりますが、福井に来たら絶対に外せない世界有数の恐竜博物館。
リアルに動くティラノサウルスや、本物の化石に触れる展示など、子供にとっては夢のような空間です。「化石の発掘体験」と「めがねの研磨体験」を1日でハシゴすれば、福井の歴史とモノづくりを網羅できます!
② ヨーロッパ軒(ソースカツ丼)
福井のランチといえば、大根おろしを乗せた「越前おろしそば」が有名ですが、子供には少し辛く感じることも。
そこでおすすめなのが、福井県民のソウルフード「ソースカツ丼」です。薄くて柔らかいカツを、甘酸っぱい特製ソースにドボンとくぐらせた逸品。「ヨーロッパ軒」などの有名店が鯖江周辺にもあり、子供も大人もペロリと完食間違いなしです。
7. 恐竜とモノづくりを満喫!福井・子連れにおすすめの宿泊施設
「恐竜博物館(勝山市)」と「めがね体験(鯖江市)」は福井観光の最強コンボですが、移動距離が少しあるため、1日で回ると大人も子供もクタクタになります。
思い切って1泊し、福井の美味しい海の幸や温泉を満喫する「1泊2日プラン」にするのが、親も疲れず思い切り楽しめる最大のコツです!
🦖 勝山エリア(恐竜博物館から車ですぐ!)
JAM福井勝山東急ホテル&リゾーツ(※旧ホテルハーヴェストスキージャム勝山)
恐竜博物館から車で約10分という、子連れ福井旅行における最強の立地を誇るリゾートホテルです。
恐竜ルームがあったり、敷地内で化石発掘体験ができたりと、ホテル全体が子供の心をくすぐるエンターテインメント空間!広々とした天然温泉大浴場(法恩寺温泉)や、福井の食材を使った種類豊富なバイキングで、パパママも大満足間違いなしです。
♨️ あわら温泉エリア(福井が誇る名湯でカニや海鮮を)
あわら温泉 グランディア芳泉(ほうせん)
福井観光の拠点として大人気の名湯「あわら温泉」。その中でもファミリー層に圧倒的な支持を得ているのがこちらの大型旅館です。
畳敷きで子供が転んでも安心な和室や、温泉露天風呂付きの客室など、家族のスタイルに合わせたお部屋選びが可能。北陸の新鮮な海鮮(冬は越前ガニも!)を堪能でき、鯖江へのアクセスも良好なため、贅沢な家族旅行にぴったりです。
8. 【帰った後】くすんできたら「育て直し」ができる!
自分で一生懸命磨いたアセテートのアクセサリー。自然由来の素材だからこそ、お手入れの楽しみがあります。
アセテート素材のお手入れ
- 汗や皮脂は拭き取る(天然素材のため、長時間放置すると表面が白くくすんでくることがあります。メガネ拭きなどの柔らかい布でサッと乾拭きしてください)
- ツヤがなくなってきたら?(コーティングでごまかしているプラスチックと違い、アセテートは「中まで同じ素材」の塊です。そのため、プラスチック用コンパウンド(磨き粉)をつけてもう一度磨けば、新品のツヤが何度でも復活します!)
📝 コツ 親子で定期的な「磨き大会」を
半年に1回くらい、親子で「どっちがピカピカにできるか」と磨き直す時間を作るのがおすすめです。自分でメンテナンスして道具を「育てる」喜びは、何にも代えがたい教育になります。
🧽 何度でもピカピカに復活!魔法の「磨きアイテム」
自分で磨いたアセテートのアクセサリー。使っているうちに表面が白くくすんできたら、それは「育て直し」のサインです!プラスチック用の細目コンパウンド(磨き粉)を少しつけて布で磨くだけで、削りたてのような宝石のツヤが何度でも蘇ります。日々の皮脂汚れを拭き取る、大きめの高級メガネ拭きと一緒に揃えておきましょう。


まとめ:捨てられるはずのカケラが、世界に一つの宝物になる
「触ってみて!ツルツルになったよ!」
はじめはザラザラだったプラスチックの端材が、紙ヤスリで磨き続けるうちに、まるで宝石のような光沢を放ち始める瞬間。子供の目も同じようにキラキラと輝き出します。
めがねのレンズ部分からくり抜かれ、捨てられるはずだったカケラたち。
それに命を吹き込み、世界に一つのキーホルダーやアクセサリーに変える「アップサイクル」の体験は、モノの価値を再発見する素晴らしいSDGs体験です。
福井を訪れた際は、ぜひ家族で白い粉だらけになりながら、職人の凄さと「磨く楽しさ」を味わってみてください!
























