この記事をシェア

ジーンズの洗濯頻度と洗い方|リジットから履き込んで育てるプロの技

約4分で読めます

本記事はプロモーションを含みます

「ジーンズは半年間洗ってはいけない」
「洗剤を使うと色が落ちてしまう」

そんな噂を信じて、汗をかいても我慢して履き続けていませんか?
実はそれ、生地を傷めて寿命を縮める原因になります。

岡山デニムのような高級なジーンズこそ、正しく洗って「育てる」必要があります。
今回は、新品のリジット(生デニム)の儀式から、理想の色落ちを作るための洗濯頻度、そして絶対にやってはいけないNG行動まで、プロ直伝のメンテナンス術を解説します。

1. 最初の儀式「糊落とし(ファーストウォッシュ)」

⚠️ この章は「リジット(未洗い)」を買った人向けです
「ワンウォッシュ(OW)」済みのジーンズを買った方は、この章を飛ばして「2. 日常の洗い方」へ進んでください。

リジットジーンズには、生地を織りやすくするための強力な「糊(のり)」が付いています。
この糊を落とし、生地を極限まで縮ませて体にフィットさせる作業が「糊落とし」です。

手順①:40℃〜50℃のお湯に漬け込む

浴槽やバケツに熱めのお湯(40〜50℃)を溜め、ジーンズを裏返して沈めます。
浮いてこないようにペットボトルなどで重しをし、1時間〜2時間放置します。
お湯が黄色っぽく濁りますが、これは糊や汚れが溶け出した色なので安心してください。

手順②:糊を洗い流して脱水

お湯を捨て、洗濯機ですすぎと脱水を行います。
この時、洗剤は不要です。あくまで「糊を落として縮ませる」のが目的です。

手順③:乾燥機で「止め」を刺す(上級者向け)

ここでコインランドリーの強力なガス乾燥機にかける人もいます。
熱風で「これ以上縮まない」という限界まで縮ませるためです。
ただし、革パッチが縮んで変形するリスクもあるため、不安な方は天日干しでも十分です。

2. 日常の洗い方|洗剤と裏返しの鉄則

ここからは、日々の洗濯方法です。
「汚れは落としたいけど、インディゴ(藍色)は落としたくない」。その矛盾を解決する方法です。

鉄則①:必ず「裏返し」て「ネット」へ

洗濯槽の中でジーンズの表面が擦れると、意図しない場所に変な色落ち(白い筋など)ができてしまいます。
必ずボタンやジッパーを閉め、裏返し(インサイドアウト)にしてから、洗濯ネットに入れて洗いましょう。

ジーンズを裏返して洗濯ネットに入れているイラスト

鉄則②:洗剤は「蛍光増白剤なし」を選ぶ

ここが一番重要です!
一般的な洗剤に含まれる「蛍光増白剤(けいこうぞうはくざい)」は、白さを際立たせる成分です。
これでジーンズを洗うと、全体が白っぽく変色してしまいます。

必ず成分表示を見て「蛍光増白剤:無配合」のものか、おしゃれ着洗い用(中性洗剤)、またはジーンズ専用洗剤を使ってください。

洗剤の成分表示を確認して蛍光増白剤なしを選ぶイラスト

3. 頻度で変わる!「バキバキ」vs「ヴィンテージ」

洗濯頻度に正解はありません。「どんな色落ちにしたいか」で決めましょう。

スタイル 洗濯頻度 特徴・仕上がり
バキバキ
(高コントラスト)
3ヶ月〜半年に1回 ヒゲやハチノスがクッキリと白く浮き出る。メリハリのある激しい色落ち。生地へのダメージは大きい。
ヴィンテージ
(ナチュラル)
5回〜10回履いたら 全体的に淡いブルーへ変化する。清潔感があり、生地も長持ちする。90年代のような自然な色落ち。

初心者は「月1回」がおすすめ
あまりに洗わないと、汗や皮脂が酸化して繊維をボロボロにし、股が破れる原因になります。
「夏場は毎回、冬場は月1回」くらいが、色落ちと清潔さのバランスが良いでしょう。

4. 縮ませない干し方|逆さ吊りのススメ

「逆さ」に干して縮みを防ぐ

ジーンズは縦に縮む性質があります。
干すときは、ウエスト部分ではなく「裾(すそ)」をピンチで挟んで、逆さまに吊るしてください。
ウエスト部分(腰回り)の重みが重力で下にかかるため、乾燥時の縮みを防ぎ、シワも伸びやすくなります。

直射日光はNG!「裏返しのまま陰干し」

濡れた状態で強い日光(紫外線)に当てると、インディゴが変色(日焼け)して黄色っぽくなってしまいます。
必ず「裏返しのまま」、風通しの良い日陰で干しましょう。

ジーンズを裏返して裾をピンチで挟み、逆さまに干しているイラスト

5. よくある質問(お酢・海で洗う?)

色止めに「お酢」や「塩」を入れると良いって本当?

科学的には「お酢」は効果があります。
お酢(酢酸)には色止め効果と殺菌効果があります。最初の洗濯の際に、洗剤を使わずにお酢と塩を入れて漬け込むマニアもいます。
ただし、最近の専用洗剤は優秀なので、無理にお酢を使わなくても綺麗に洗えます。

「海に入って砂で洗う」のはどうですか?

絶対にやめましょう。
海水はベタつきますし、砂が繊維の奥に入り込んで生地を猛烈に傷めます(ヤスリをかけているのと同じです)。
ワイルドな伝説として語られますが、大切なジーンズを痛めつけるだけです。

乾燥機は使ってもいいですか?

日常の洗濯ではNGです。
乾燥機は縮みの原因になるだけでなく、高温で回転することで「不自然なシワ」や「変なアタリ」がついてしまいます。
リジットの最初の糊落とし以外では、自然乾燥(陰干し)を心がけてください。

6. 色落ちの9割は「デニムの質」で決まる

ここまで「洗い方」を解説してきましたが、実は最も重要な真実をお伝えしなければなりません。
それは、「安いデニムは、どう洗っても安っぽくしか色落ちしない」ということです。

「中白(なかじろ)」と「芯白(しんじろ)」の違い

ファストファッションのデニムは、糸の中まで均一に染まっていることが多く、洗うと全体がのっぺりとグレーっぽく変色しがちです。

対して、岡山デニムなどの高級ジーンズは、「ロープ染色」という特殊技術で、糸の中心を白く残して(中白)染められています。
表面のインディゴが剥がれると、中から鮮やかな白が現れる。
このコントラストこそが、あの美しい「ヒゲ」や「ハチノス」の正体なのです。

ロープ染色されたデニム糸の断面図。中心が白く残っているイラスト

👖 せっかく育てるなら「本物」を。

洗濯テクニックを学んだあなたなら、もう失敗することはありません。
次は、あなたの愛情に応えてくれる「一生モノの相棒」を見つけに行きましょう。

世界中のデニムファンが憧れる「桃太郎ジーンズ」や、コスパ最強の「JAPAN BLUE JEANS」など、初めてでも履きやすい岡山ブランドを厳選しました。

7. まとめ:汚れは落として、色は残す

清潔に洗い上がったジーンズと専用洗剤のイメージ

ジーンズは「洗わない」のが正義ではありません。
「適切な方法で洗って、長く付き合う」のが現代のデニム愛です。

・蛍光増白剤なしの洗剤を使う
・裏返して洗う・干す
・逆さ吊りで干す

この3つを守れば、清潔さを保ちながら、あなただけの素晴らしい色落ち(エイジング)が待っています。

関連ガイド

このカテゴリのブランドをもっと見る