ブランド米ランキング2026|令和8年産の新米を、食感で選ぶ

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いちばん早い新米は、7月に沖縄で穫れます。

そこから南から北へ、順に上がっていきます。8月に九州、9月の上旬に関東と関西、9月の下旬から北陸と東北、10月に北海道。日本が縦に長いので、新米の季節は3か月以上つづきます。

9月のいまは、ちょうど真ん中です。もう店に並んでいる令和8年産もあれば、これから穫れる産地もあります。

そして、どれを選ぶかは産地より先に、食感で決まります。粘りが強くて甘みを感じやすいもっちりと、粒が立って口の中でほどけるしゃっきり。日本のブランド米は、そのどちらかに寄せて育てられています。

この記事では、いま買える新米と、もっちり・しゃっきりの選び分け、そして買ったあとに味を落とさない方法を書きます。

【早見表】もっちり側と、しゃっきり側

品種 食感 育てたところ 合わせやすい食べ方
ゆめぴりか ▾ もっちり ◎ 北海道 塩むすび、卵かけご飯
つや姫 ▾ もっちり ◎ 山形県 米が主役の食べ方
ミルキークイーン もっちり ◎ 国の試験場 冷めても固くなりにくい
あきたこまち もっちり ○ 秋田県 お弁当、和食
コシヒカリ ▾ もっちり ○ 新潟で交配、福井で育成 何にでも
にこまる ▾ もっちり ○ 国の研究機関 つやを見せたい和食
ななつぼし しゃっきり ○ 北海道 お弁当、和食
青天の霹靂 しゃっきり ○ 青森県 味の濃いおかず
雪若丸 ▾ しゃっきり ◎ 山形県 カレー、丼もの、炒めもの
気づくこと もっちり側のほうが、数が多い。しゃっきりは、狙って育てられた少数派です ▾

品種名を押すと、その解説へ飛べます。食感は各県・各育成機関が公表している特徴によります。

1. 新米は、7月の沖縄から始まります

3か月以上、どこかで穫れたてが出ています

いちばん早い新米は、沖縄と九州で7月の中旬に穫れます。8月に入ると、もう店に並びます。

あとは南から北へ、順に上がっていきます。四国・中国・関東・関西が9月の上旬から中旬。北陸と東北は9月の下旬から10月の中旬。北海道は10月に入ってからです。

日本が縦に長いので、新米の季節は3か月以上つづきます。夏の終わりから秋のあいだ、どこかで必ず穫れたてが出ている。これだけ長く新米が続く国は、そう多くありません。

新米と書かれた無地の米袋と、稲穂を並べた水彩イラスト

産地だけでは決まりません。品種で1か月ずれます

9月のいまは、ちょうど真ん中です。西日本と関東の新米はもう並んでいて、新潟・山形・北海道はこれから。これから穫れる産地のものは、いま予約が始まっています。

ただし同じ県のなかでも、品種で1か月ずれます。福井ならハナエチゼンが8月の下旬、コシヒカリが9月の上旬から中旬。いちほまれは、そのあとです。

早く穫れる品種と、遅く穫れる品種があるからです。だから「北だから遅い」とは限りません。袋を見るときは、産地と品種の両方を見ることになります。

豆知識:いまは、2つの年産が並んでいます

9月の売り場には、令和8年産と令和7年産が同時に並びます。新米が出そろうまで、去年の米が売られ続けるからです。
どちらが良いという話ではありません。令和8年産は今年穫れたばかり。令和7年産は一年かけて流通が落ち着いている。手に入るものが違うだけです。
見分けるのは簡単で、袋に「令和8年産」「令和7年産」と必ず書いてあります。単一の産地・品種・年産のものは「単一原料米」とも書かれます。
そして「新米」の表示だけでは、鮮度は分かりません。同じ令和8年産でも、精米から時間が経てば味は落ちます。鮮度を見るなら精米年月日のほうです。そこは5章で書きます。

令和8年産 新米 魚沼産コシヒカリ 10kg|注文を受けてから精米する

令和8年産の新米、新潟県魚沼産のコシヒカリ。5kg×2袋で10kgです。北陸の新米は9月の下旬から10月の中旬にかけて出てきます。

この出品は「受注精米」です。注文を受けてから精米して送る。精米した日から味が落ちていくことを考えると、ここがいちばん大きい。5章に書いたとおりです。

コシヒカリは、もっちり寄りの真ん中にいます。どちら側が好きかまだ分からないなら、ここが基準になります。

令和8年産 新米 新潟県魚沼産コシヒカリ 10kg(受注精米)

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福井県産 いちほまれ 5kg|コシヒカリを育てた県の、次の一本

コシヒカリは1944年に新潟で交配され、1947年に福井へ移されて、1956年に登録されました。育て上げたのは福井県の試験場です。その福井県が約6年かけて世に出したのが、いちほまれになります。

いちほまれは、収穫が遅いほうです。福井の新米が出そろうのは10月以降なので、いま買えるのは令和7年産になります。同じ福井でも、ハナエチゼンならもう新米が出ています。

粒が大きく、白くて、粘りがあるほうとされています。「9月に新米」と「この品種を食べたい」は、いま両立しません。どちらを取るかという話になります。

令和7年産 福井県産 いちほまれ 5kg(伊丹米)

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2. もっちりか、しゃっきりか

最初に決めるのは、産地ではなく食感です

産地から選ぼうとすると、決まりません。名前の通った産地は、どこも良い米を出しているからです。食感から入るほうが早い。

大きく2つに分かれます。粘りが強くて甘みを感じやすいもっちりと、粒が立っていて口の中でほどけるしゃっきり。

もっちり側の代表が、ゆめぴりか、つや姫、ミルキークイーン、あきたこまち。しゃっきり側が雪若丸、ななつぼし、青天の霹靂です。コシヒカリはその真ん中よりやや、もっちり寄りにいます。

並べてみると、もっちり側のほうが数が多くなります。そしてしゃっきり側は、県が狙って作ったものが目立ちます。山形の雪若丸は、もっちりのつや姫と対になるように育てられました。好みの幅を、県が用意しているということです。

ブランド米を「もっちり・しゃっきり」と「あっさり・濃い」で分けた分布図

何と一緒に食べるかで決まります

おかずが濃い食卓なら、しゃっきりが合います。粒がほどけるので、味の濃いものに負けません。丼もの、カレー、炒めものにも向きます。

米そのものを味わいたいなら、もっちりです。塩むすび、卵かけご飯、焼き魚のような、米が主役に近い食べ方で違いが出ます。

お弁当は、冷めたときで決めてください。もっちり系は冷めても固くなりにくい。しゃっきり系は冷めると粒感がはっきりします。どちらが好きかで分かれます。

炊きたてのご飯を茶碗によそった様子を描いた水彩イラスト

令和8年産 新米 北海道妹背牛産 ゆめぴりか 5kg|もっちり側の代表を、新米で

ゆめぴりかは、北海道が育成した品種です。粘りが強く、甘みを感じやすいほう。もっちり側でいちばん名前が通っています。

令和8年産の新米です。北海道はいちばん最後に穫れる産地で、店に並ぶのは10月に入ってから。いまは予約の時期にあたります。商品名に「曽根さんが育てた」と生産者の名前が出ています。北海道妹背牛産。

玄米・白米・分づき米から選べます。もっちりが好きだと分かっているなら、ここから始めて構いません。塩むすびにすると、違いがはっきり出ます。

令和8年産 新米 北海道妹背牛産 ゆめぴりか 5kg(曽根さん作)

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3. 暑さに強い品種が、いま増えています

暑いと、米は白く濁ります

稲は、実るときに暑すぎると中身の詰まりが悪くなります。米粒が白く濁る。白未熟粒といいます。見た目も落ちますし、味も落ちます。

だから各県と国の研究機関は、暑さの中でも品質が落ちにくい品種を育ててきました。にこまる、きぬむすめ、つや姫、雪若丸、いちほまれ、サキホコレ。この20年ほどのあいだに出てきた名前は、ほとんどがこの系統です。

「暑さに強い」は、作り手の都合の話ではありません。暑い年でも品質が落ちにくいということは、買う側にとっては当たりはずれが小さいということです。

夏の強い日ざしの下で実った稲穂を描いた水彩イラスト

にこまるは、ヒノヒカリを引き継ぐために育てられました

西日本で長く作られてきたのがヒノヒカリです。ただ、夏が暑くなるにつれて白未熟粒が出やすくなりました。

そこで国の研究機関が育てたのが、にこまるです。「食味抜群で収量も高い、ヒノヒカリにかわる高温耐性品種」として世に出されました。高温の年でも白未熟粒が出にくく、収量はヒノヒカリより1割近く多い。食味もヒノヒカリと同等かそれ以上とされています。

玄米の粒張りがよく、炊くと光沢が出て、粘りが強い。もっちり側です。暑くなった夏に合わせて、西日本の主役が入れ替わりつつあるということになります。

静岡県産 にこまる 白米5kg|暑い夏に合わせて育てられた品種

にこまるは、暑さの中でも白く濁りにくいように育てられた品種です。暖かい地方で強く、西日本を中心に広がってきました。

粒が大きく、炊き上がりに光沢が出て、粘りが強い。もっちり側です。つやを見せたい和食に合います。

こちらは令和7年産・静岡県産・白米5kg。にこまるは収穫が遅い品種で、新米が出そろうのは10月以降です。この1袋が、いま日本の米に起きていることを、いちばん分かりやすく示していると思います。

令和7年産 静岡県産 にこまる 白米5kg(厳選米本舗)

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4. 同じ産地の2種類を、並べて食べてみる

条件をそろえると、違いが分かります

米の食べ比べは、条件をそろえないと分かりません。産地が違い、年産が違い、精米日が違うものを別々の日に食べても、何の違いを感じているのか分からなくなります。

いちばん分かりやすいのは、同じ県の、同じ年の、性格の違う2品種を並べることです。産地の条件がそろっているので、残る違いは品種のぶんになります。

山形のつや姫と雪若丸が、ちょうどその関係です。どちらも山形県が育成した品種で、つや姫はもっちり、雪若丸はしゃっきり。県が意図して性格を分けています。

豆知識:山形は、2つの品種で両側を押さえています

どちらも山形県が育てた品種です。先に出たのがつや姫、あとから出たのが雪若丸。
つや姫は、粒の大きさ・白さ・香り・粘りに優れ、冷めてももっちりしている。雪若丸はしっかりした粒感と適度な粘りを両立させ、炊き上がりの粒立ちがいい。県が公表している特徴が、そのまま逆を向いています。
もっちりの隣に、狙ってしゃっきりを置いたということです。どちらも暑さに強い品種で、暑い年でも崩れにくいように作られています。
県として、暑さへの備えと、好みの幅の両方を用意している形です。

令和8年産 新米 山形県産 雪若丸・つや姫 5kg×2|性格の違う2つを、同じ条件で

同じ山形県産、同じ令和8年産、同じ作り手。違うのは品種だけです。しゃっきり(雪若丸)と、もっちり(つや姫)を、条件をそろえて比べられます。

新米の予約です。東北の新米は9月の下旬から10月の中旬にかけて出てくるので、10月上旬以降に順次発送となっています。出品は丸公(村山市)。

5kgずつ、合わせて10kg。自分がどちら側なのかを決めてしまえば、次から選ぶのが早くなります。

令和8年産 新米 山形県産 雪若丸・つや姫 食べ比べ 5kg×2(10月上旬以降)

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5. 精米した日から、味は落ちていきます

見るのは賞味期限ではなく、精米年月日です

米の袋に賞味期限は書かれていません。代わりに「精米年月日」が入っています。買うときに見るのは、こちらです。

玄米のままなら長くもちますが、精米すると劣化が始まります。表面が空気に触れるからです。どれだけ良い品種を選んでも、新米を選んでも、精米から時間が経っていれば、その差は消えます。

目安は、精米から1か月ほど。気温が高い時期は、もっと短く考えてください。5kgを2か月かけて食べるより、2kgずつ買うほうがおいしいということになります。

米を研いでいる様子を描いた水彩イラスト

置き場所は、シンクの下ではありません

米は、におい・湿気・温度に弱いです。シンクの下は湿気がこもります。コンロのそばは温度が上がります。

いちばんいいのは、冷蔵庫の野菜室です。密閉できる容器かペットボトルに移して入れる。温度が低くて安定していて、暗い。米にとっては、その3つがそろっています。

袋のまま置くのも避けてください。米袋には空気穴が開いています。においを吸いますし、虫も入ります。

銘柄米 食べ比べ 真空パック 2袋(各300g)|まず2合ずつ試す

1袋300g、約2合。真空パックなので、開けるまで精米したての状態が保たれます。令和7年産です。

銘柄を選んで2袋。5kgを買って好みに合わなかった、という失敗をしなくて済みます。この記事でいちばん手が届く一品です。

もっちりかしゃっきりかは、結局は自分の口で決めるしかありません。2合ずつなら、気になった銘柄を順番に試していけます。

令和7年産 銘柄米 食べ比べ 真空パック 2袋(各300g・すわげんの省洗米)

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6. よくある質問(FAQ)

新米と、去年の米は何が違いますか?

穫れた年が違います。それだけです。袋に「令和8年産」「令和7年産」と必ず書いてあります。
新米は水分が多く、やわらかく炊き上がりやすい。去年の米は水分が抜けているぶん、粒がしっかりします。どちらが良いという話ではありません。
ただし「新米」と書いてあっても、精米から時間が経っていれば味は落ちます。鮮度を見るなら、年産ではなく精米年月日のほう ▾です。

暑さに強い品種は、味が落ちているということですか?

逆です。暑さに強い品種は、暑い年でも品質が落ちにくいように育てられた品種です。味を犠牲にして丈夫にしたものではありません。
にこまるは、国の研究機関が「食味抜群で収量も高い、ヒノヒカリにかわる高温耐性品種」として出したものです。食味はヒノヒカリと同等かそれ以上とされています。
買う側にとっては、当たりはずれが小さくなるということです。

新米は、いつごろから買えますか?

南から順に上がってきます。沖縄と九州は8月にはもう並びます。四国・中国・関東・関西が9月の上旬から中旬、北陸と東北が9月の下旬から10月の中旬、北海道は10月に入ってからです。
9月のいま並んでいるのは、西日本と関東のもの。新潟・山形・北海道はこれから穫れます。予約しておくと、穫れてすぐのものが届きます。

同じ品種なら、産地が違っても同じ味ですか?

変わります。同じ種を蒔いても、気候や土や水が違えば、仕上がりが違ってくるからです。
だから米は「魚沼産コシヒカリ」「山形県産つや姫」のように、産地と品種をセットで呼びます。品種だけでも、産地だけでも決まりません。
まず品種で食感の側を決めて、そのあと産地を選ぶ。この順番のほうが、迷わずに済みます。

もっちりとしゃっきり、どちらを選べばいいですか?

おかずで決めてください。味の濃いおかず、丼もの、カレーならしゃっきり。粒がほどけるので負けません。塩むすびや卵かけご飯のように米が主役なら、もっちりです。
もっちり側はゆめぴりか、つや姫、ミルキークイーン、あきたこまち。しゃっきり側は雪若丸、ななつぼし、青天の霹靂。コシヒカリは真ん中よりややもっちり寄りです。

米の保存場所はどこがいいですか?

冷蔵庫の野菜室です。密閉できる容器かペットボトルに移して入れてください。温度が低く、安定していて、暗い。米に必要な条件がそろっています。
避けたいのはシンクの下(湿気がこもる)とコンロのそば(温度が上がる)。米袋のまま置くのも避けてください。空気穴が開いているので、においを吸いますし、虫も入ります。新米でも、置き方を間違えれば同じことです。

7. まとめ:食感を決めてから、産地を選ぶ

米粒、稲穂、炊きたてのご飯を縦に並べた、まとめのイラスト

いちばん早い新米は、7月に沖縄で穫れます。そこから南から北へ、順に上がっていく。沖縄と九州は8月、関東と関西は9月の上旬、北陸と東北は9月の下旬から、北海道は10月からです。日本が縦に長いので、新米の季節は3か月以上つづきます。

9月のいまは、ちょうど真ん中。西日本と関東の新米はもう並んでいて、新潟・山形・北海道はこれからです。これから穫れる産地のものは、いま予約が始まっています。ただし産地だけでは決まりません。福井なら、ハナエチゼンが8月の下旬で、いちほまれはそのあと。同じ県でも、品種で1か月ずれます。

選ぶときは、産地より先に食感で決めてください。粘りが強くて甘みを感じやすいもっちりと、粒が立ってほどけるしゃっきり。味の濃いおかずや丼ものならしゃっきり、塩むすびや卵かけご飯のように米が主役ならもっちりです。並べてみると、もっちり側のほうが数が多い。しゃっきりは、県が狙って作った少数派です。

暑さに強い品種が、いま増えています。実るときに暑すぎると米は白く濁るので、各県と国の研究機関が暑い年でも品質が落ちにくい品種を育ててきました。にこまるは「食味抜群で収量も高い、ヒノヒカリにかわる高温耐性品種」として出されたものです。買う側にとっては、当たりはずれが小さくなるということになります。

自分がどちら側かを知るには、同じ県の、同じ年の、性格の違う2品種を並べるのがいちばん早い。山形のつや姫と雪若丸が、ちょうどその関係です。県が、もっちりの隣に狙ってしゃっきりを置いています。

そして買ったあとは、精米年月日を見てください。米袋に賞味期限はありません。精米から1か月ほどが目安で、保存は冷蔵庫の野菜室。どれだけ良い品種を選んでも、置き方でその差は消えます。

米は毎年できが変わる農産物です。同じ銘柄でも、去年と今年では違う。今年の新米を、今年のうちに食べてみてください。

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