事業者・ブランド紹介

薩摩錫器工芸館

鹿児島・霧島で、約300年の薩摩錫器の技を今につなぐ「錫の殿堂」。

薩摩錫器工芸館株式会社は、鹿児島県霧島市国分に本社および工芸館を構える薩摩錫器の専門メーカーです。大正5年(1916年)、創業者・岩切登一郎氏が焼酎工場の蒸留冷却用錫管づくりから事業を始めて以来、100年以上にわたって錫という素材と向き合い続けてきました。現在は「錫の殿堂 薩摩錫器工芸館」として、鹿児島県指定の伝統工芸品「薩摩錫器」を製造・販売するとともに、約500点の作品を展示するショールームや錫皿制作体験などを通じて、薩摩錫器の魅力を発信しています。

〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央4丁目18-2 さつますずきこうげいかん
薩摩錫器工芸館

ここが推し!

「焼酎の味がまろやかになる」と言われる薩摩錫器。300年の歴史を持つ伝統工芸品ですが、そのマットな銀色の輝きは驚くほどモダンでスタイリッシュ!職人さんが一つひとつ手作業で削り出した表面の模様(あられ)は、手になじむ心地よさがあります。家飲みを極上の時間に変えてくれる、大人のための酒器です。

PROFILE 企業・工房について

薩摩錫器工芸館の歴史は、1916年(大正5年)にさかのぼります。創業者・岩切登一郎氏は、霧島市国分で焼酎工場の蒸留冷却用に使われる錫パイプ(蛇管)の製造を手がけていました。その後、錫という素材の可能性と錫器の将来性に着目し、息子・登六氏を鹿児島の錫器製造老舗に弟子入りさせたことで、本格的な薩摩錫器づくりへの道が開かれました。

やがて岩切家の工房は薩摩錫器の専門工房へと発展し、2016年には創業100周年を記念して「錫の殿堂 薩摩錫器工芸館」がオープン。工房とショールーム、体験スペースを併設した拠点として、地元・霧島だけでなく全国から訪れる人々に薩摩錫器の魅力を伝えています。

鹿児島県の伝統工芸品「薩摩錫器」は、錫鉱山が発見された江戸時代に始まり、約300年以上の歴史を持つといわれる工芸です。その特徴は、梨地肌(なしじはだ)と呼ばれる独特の鋳肌や、冷・温ともに温度をよく伝える性質、水やお酒をまろやかにするイオン効果など。薩摩錫器工芸館では、こうした素材の特性を最大限に引き出すため、鋳造からろくろ挽き、研磨、イブシ加工まで、多くの工程を職人の手作業で行っています。

現在、工房には30代から80代まで幅広い世代の職人が在籍し、国の卓越技能者表彰(「現代の名工」)や各種褒章を受けた匠たちが若手の指導にも力を入れています。日常の暮らしに寄り添う器から記念品・贈答品まで、約300種以上の錫製品を手がけながら、薩摩錫器の技と精神を次の世代へつなぐ役割を担っています。

鹿児島県指定の伝統工芸品「薩摩錫器」を手がける工房兼工芸館

薩摩錫器工芸館は、「大島紬」「薩摩焼」「薩摩切子」と並ぶ鹿児島県指定伝統工芸品「薩摩錫器」の産地工房です。薩摩錫器は、江戸時代に鹿児島近郊で錫鉱山が開かれたことを起源とし、約300年以上の歴史を持つ金工の伝統。薩摩錫器工芸館では、その技を受け継ぐ職人たちが酒器・茶器・食器・花器・置物など多彩な錫製品を製作しています。

創業1916年、錫管づくりから始まった100年企業

1916年(大正5年)、創業者・岩切登一郎氏が霧島市国分で焼酎工場の蒸留冷却用錫管(蛇管)を手がけたことが薩摩錫器工芸館のルーツとされています。その後、錫器に将来性を見出し、息子・登六氏を錫器製造の老舗工房へ弟子入りさせたことで本格的な錫器づくりがスタート。現在も10名前後の職人が在籍し、世代を超えて技を磨き続けています。

約500点を展示するショールームと錫皿制作体験

本館に併設された「ショールーム薩摩」は、錫器の展示室として国内でも有数の規模を誇り、約500点の作品を展示・販売しています。また、工芸館では大人から子どもまで楽しめる錫皿の制作体験を実施。職人が仕上げる本格的な錫皿づくりを通じて、伝統工芸に身近に触れることができます。

「割れない・錆びない」錫器と高い密閉性の茶筒

錫器は「割れない・錆びない」といわれる耐久性の高さに加え、茶筒や茶壺では高い密閉性を実現することで知られています。薩摩錫器工芸館の茶筒は、職人が蓋と本体の合わせを100分の1ミリ、場合によっては1000分の1ミリ単位で調整し、手触りや音を頼りに仕上げることで、すっと落ちてぴたりと止まる気持ちの良い開閉感と、優れた保存性を両立させています。

イオン効果による「味わいの変化」を楽しむ酒器・タンブラー

錫はイオン効果により、水やお酒をまろやかにするといわれ、古くから酒器や茶器に用いられてきた素材です。薩摩錫器工芸館では、ビールや焼酎、日本酒向けのタンブラーやぐい呑み、ロックグラスなどを多数展開。焼酎王国・鹿児島の土地柄を活かし、日常の一杯を少し特別な時間にしてくれる錫器を提案しています。