事業者・ブランド紹介

PRAS

JAPANISM PRODUCTS を掲げる、バルカナイズドスニーカーのレーベル。

PRAS(プラス)は、「JAPANISM PRODUCTS」をコンセプトに掲げるスニーカーレーベルです。2015年のレーベル立ち上げから、定番モデルもリリースされています。ベースにあるのは、別名「加硫製法」とも呼ばれるヴァルカナイズ製法。久留米加硫の背景や、アッパーに使う児島帆布のことまで、ものづくりの景色が丁寧に語られています。定番のローカットから、スリップオンやデッキ、染めやペイントのシリーズまで。日常の足元を、少しだけ“いい気分”にしてくれるラインナップが揃います。

〒700-0977 岡山県岡山市北区問屋町26-106 プラス
PRAS

ここが推し!

まずは定番の「SHELLCAP」シリーズから入るのが分かりやすいです。ローカット/ミッドカット、スリップオン、デッキと形が揃っているので、いつもの服に合わせやすい一足を選べます。少し気分を変えたい日は、DYED(染め)やPAINTED(ペイント)、CRAFT ART(デコレーション)などの表情違いを眺めてみるのも楽しいところ。履き心地の方向性で選ぶなら、『COMFY.』シリーズの“履くとき心地の良さ”という言葉もヒントになります。UNIVERSALシリーズは台湾製(MADE IN TAIWAN)で展開され、インソールにウレタンカップインソールを採用したモデルもあるので、長時間の使用を想定する人はチェックしておくと安心です。最後に、ACCESSORY KITで替え紐などを揃えて、足元の遊びを増やすのもおすすめです。

PROFILE 企業・工房について

PRASを手がけるのは、岡山を拠点とする株式会社バランス。1999年4月1日設立で、代表取締役は田主智基氏です。自社企画衣料品の製造および販売を業務内容とし、「PRAS」「ANACHRONORM」を取り扱いブランドとして掲げています。

PRASの魅力は、スニーカーそのものだけでなく、背景の“ものづくり”が見えるところにもあります。たとえばBACKGROUND FOR VULCANIZEDでは、ヴァルカナイズ製法を「1839年、アメリカのチャールズ・グッドイヤーにより発見」としたうえで、生ゴムに硫黄を加えて熱反応させる化学反応を利用する、と説明。素材の準備から縫製、成型、加硫まで、工程ごとに具体的な言葉が並びます。

テキスタイルの章では、児島帆布と柴田織物有限会社の歩みが年表で紹介され、撚糸機や整形機、力織機といった設備にも触れています。PRASのオリジナル帆布(PRAS1020)は、糸と密度を調整して12ozに仕立てるなど、アッパー用途を前提にした設計が特徴。足元に近い素材だからこそ、触れたときの表情まで想像しやすくなります。

ラインナップは、ALL ITEMSを入口に、LOW-CUT、MID-CUT、SLIP-ON、DECK、OTHER MATERIAL UPPERSへ。SHELLCAPシリーズの各モデルページでは、久留米ムーンスター製のバルカナイズドスニーカーであることや、シリーズ名の由来(貝殻モチーフのトゥーキャップ)も説明されています。さらにDYED、DECORATED(CRAFT ART)、PAINTED、ACCESSORY KITと、気分やシーンで遊べる扉が用意されています。ひとつの型を長く履くのもいいし、シリーズを横断して“自分の定番”を育てるのも楽しみ方のひとつです。

ショップ情報としては、岡山の「BALANCE OKAYAMA」と東京の「balance tokyo」が案内されています。どちらも所在地と電話番号が掲載され、岡山店についてはInstagramアカウント(balanceokayama/balance_okym_shoes)も紹介されています。サイズ選びや在庫の相談など、気になることが出てきたときの窓口が見えやすいのも嬉しいポイントです。

「JAPANISM PRODUCTS」と、バルカナイズドスニーカー

PRASは「JAPANISM PRODUCTS」をコンセプトに掲げるスニーカーレーベル。アイテムの中心にあるのは、熱と圧力でゴムを反応させるヴァルカナイズ製法(加硫製法)のスニーカーです。オーセンティックな佇まいを土台にしつつ、シリーズごとに“らしさ”を少しずつ足していく。そのバランス感が、普段使いにちょうどいい一足につながります。

久留米加硫と、手仕事が残る工程

背景ページでは、久留米加硫の工程を「素材・部品」「縫製」「成型」「加硫」の流れで紹介しています。たとえば成型では、アッパーをラストに沿わせて吊り込み、ゴムテープを巻いていく手作業がポイント。加硫では、加硫缶と呼ばれる窯に入れ、120℃で70分間、熱と圧力を加える工程が説明されています。こうした積み重ねが、しなやかなソールや耐久性につながっていきます。

児島帆布と「PRAS1020」オリジナル帆布

アッパーの背景として紹介されているのが、児島帆布と柴田織物有限会社。1948年に3機の力織機から始まり、1960年代には豊田製の力織機を12機導入するなど、長い時間をかけて帆布づくりを磨いてきたとされています。PRASのオリジナル帆布(PRAS1020)は、経糸10番双糸・緯糸10番双糸のムラのあるネップ糸を使い、通常の10号帆布(12.6oz)より糸密度を少し落として12ozに調整。スニーカーのアッパーに使うことを見据えた設計です。

シリーズで広がる足元の選択肢

定番の「SHELLCAP」シリーズは、レーベル立ち上げから展開されている久留米ムーンスター製のバルカナイズドスニーカー。ローカットやミッドカット、スリップオン、デッキなどスタイルで選べます。「SHELLCAP」はトゥーキャップの貝殻モチーフを指す言葉です。『COMFY.』シリーズはcomfortableの省略形で、久留米製(日本製)のバルカナイズドスニーカーの“室内トレーニングシューズライクな履き心地”を叶えるとしつつ、「履くとき心地の良さ」を追求するシリーズ。さらにUNIVERSALシリーズは、オーセンティックなバルカナイズドスニーカーとして、普遍的なデザインにPRAS的な要素をミニマムに加える考え方で展開されています。