憧れの海外ブランドのサングラスを買ったけれど、なんとなく似合わない。
笑うとフレームの下が頬に当たるし、汗をかくと鼻からずり落ちてくる……。
そんな経験はありませんか?
それはあなたの顔立ちのせいではなく、「日本人の骨格」に合わせて作られていないことが原因です。
鼻筋が高く顔幅が狭い欧米人向けのデザインを、平面的で顔幅が広い日本人が掛ければ、無理が生じるのは当然のこと。
今選ぶべきは、日本人の骨格を知り尽くした「鯖江(日本製)のサングラス」です。
この記事では、一日掛けていても疲れず、景色が驚くほど美しく見える、機能と美しさを兼ね備えた日本製のサングラスを紹介します。
特集: この記事は「身につける日本の名品」シリーズの第2回です。
1. なぜ海外製は似合わない?|日本人の骨格に必要な「アジアンフィット」
「デザインは好きなのに、掛けると違和感がある」。その正体は「カーブ」と「傾斜」にあります。
顔が平坦な日本人に、カーブの強いフレームは合わない
欧米ブランドのサングラスは、顔を包み込むようにカーブが強く設計されています。
しかし、比較的平坦な顔立ちの日本人がこれを掛けると、フレームの端がこめかみに食い込んだり、レンズの下端が頬に当たったりしてしまいます。
日本製(またはアジアンフィット)は、フレームのカーブ(そり角)を緩やかにし、日本人の顔幅に合わせて設計されているため、自然なフィット感が得られます。
2. レンズ性能で選ぶ|運転や釣りに最適な「偏光レンズ」の凄さ
ただ色がついているだけの「カラーレンズ」と、機能的な「偏光レンズ」は別物です。
雑光をカットする「TALEX(タレックス)」の世界
アスファルトの照り返し、フロントガラスの映り込み、水面のギラつき。
これら「雑光(ざっこう)」だけを取り除き、見たい景色をクリアにするのが「偏光レンズ」です。
中でも大阪のレンズメーカー「TALEX(タレックス)」は世界最高峰の品質を誇り、鯖江のフレームと組み合わせて使うことで、運転や釣りの疲労感が劇的に軽減されます。
「暗くならないのに眩しくない」という不思議な体験ができます。
3. フレームの機能美|鯖江独自の「調整できる鼻パッド」
「ずり落ち」を防ぐ最大のポイントは、鼻パッド(ノーズパッド)の形状です。
固定式ではなく「クリングス(足付き)」を選ぶ
海外製の多くは、フレームと鼻パッドが一体化した「固定式」で、高さの調整ができません。
一方、鯖江製の多くは、金属のアーム(足)がついた「クリングスタイプ」を採用しています。
これにより、鼻の高さや太さに合わせてミリ単位でフィッティング調整が可能になり、睫毛(まつげ)がレンズに当たることも、汗で滑り落ちることも防げます。
4. おすすめ日本製ブランド①:999.9(フォーナインズ)|掛け心地の最高峰
「眼鏡は道具である」をコンセプトに、最高純度の品質を追求する日本のアイウェアブランドです。
999.9(フォーナインズ)feelsun
頭を包み込む「逆Rヒンジ」。長時間掛けても痛くない。
フォーナインズのサングラスライン「feelsun(フィールサン)」は、陽射しをここちよく感じるために作られています。
最大の特徴は、テンプルの付け根にある独自のバネ機構「逆Rヒンジ」。
これが顔の幅に合わせて柔軟に広がり、頭部を優しくホールドするため、締め付け感が全くありません。
日本人のために設計された、機能美の極致とも言えるサングラスです。
5. おすすめ日本製ブランド②:EYEVAN(アイヴァン)|着る眼鏡としての美しさ
1972年に「着る眼鏡」というコンセプトでスタートした、日本初のファッションアイウェアブランドです。
EYEVAN(アイヴァン)7285
クラシックなのに新しい。世界が認める鯖江のデザイン。
かつてオリバーピープルズの製造を手掛けていたオプテックジャパン(現アイヴァン)が展開するブランド。
ヴィンテージの眼鏡をベースにしつつ、現代の技術で再構築されたデザインは、繊細で知的です。
レンズの色が薄めのモデルも多く、マスクをしていても怪しくならず、ファッションの一部として自然に取り入れられます。
6. 寿命を延ばす保管方法|夏の車内に放置は絶対NG
サングラスの寿命を縮める一番の原因は「熱」です。
60度以上でコーティングがひび割れる(熱クラック)
プラスチックレンズは、高温になると膨張します。
しかし、表面のコーティングは膨張しないため、引っ張られて「クラック(ひび割れ)」が入ってしまいます。
夏の車内のダッシュボードは70度〜80度にもなる危険地帯。
「運転用だから車に置きっぱなし」は絶対にやめましょう。ケースに入れて持ち運ぶのが鉄則です。
7. よくある質問(FAQ)|度付きへの変更や寿命は?
普通の眼鏡屋さんで度付きレンズに変えられますか?
はい、ほとんどの眼鏡店で可能です。
フレームのカーブがきつすぎるものや、レンズが一枚板(シールドタイプ)のものは難しい場合がありますが、今回紹介したような一般的な形状の鯖江製フレームなら問題なく度付きに変更できます。
ただし、カラーレンズや偏光レンズにする場合、レンズ代だけで2〜3万円ほどかかることがあります。
レンズの色が濃いほうが紫外線カット効果は高い?
いいえ、色の濃さと紫外線カット率は無関係です。
透明なレンズでも「UVカット率99%」なら紫外線は防げます。
むしろ、UVカット機能のない濃い色のサングラスを掛けると、瞳孔が開いた状態で紫外線を浴びることになり、目に悪影響を与えるので注意してください。
必ず「紫外線透過率1.0%以下(UV400)」の表記があるものを選びましょう。
サングラスの寿命はどれくらいですか?
レンズのコーティング寿命は約3〜5年と言われています。
使用頻度や保管状況にもよりますが、表面のUVカットコーティングや傷防止コートは経年劣化で剥がれてきます。
見えにくくなったり、表面が白っぽくなったらレンズの交換時期です。
鯖江製のフレームなら、フレームはそのままでレンズだけ交換して長く使えます。
マスクをしてサングラスを掛けると怪しく見えませんか?
「薄い色(ライトカラー)」のレンズを選べば大丈夫です。
目が透けて見える程度の薄いブルーやグレー、ブラウンなどのレンズなら、マスクをしていても表情がわかるため、威圧感を与えません。
最近は濃度35%〜50%くらいの薄いカラーがトレンドでもあり、室内でも掛け外し不要で便利です。
海で使用した後はどうすればいいですか?
すぐに真水で塩分を洗い流してください。
海水がついたまま放置すると、金属パーツが錆びたり、レンズのコーティングが剥がれたりします。
真水で優しく洗い流し、ティッシュで水分を吸い取ってから、メガネ拭きで仕上げてください。
まとめ:眩しさを防ぎ、景色を美しく見せる道具
サングラスは「夏だけのもの」でも「ファッションのためだけのもの」でもありません。
有害な紫外線から目を守り、雑光をカットして、本来の美しい景色を届けてくれる「目のための道具」です。
日本人のために作られた鯖江のサングラスは、まるで掛けていることを忘れるほど肌に馴染みます。
ストレスのない一本があれば、ドライブも、旅行も、日々の散歩さえも、もっと鮮やかで快適なものになるはずです。