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鉄フライパンの「油ならし」と「洗い方」完全ガイド。焦げ付かせない毎日のルーティン

約4分で読めます

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「鉄のフライパンで作る料理は美味しい」と聞くけれど、「手入れが難しそう」「すぐに錆びさせてしまいそう」と、購入をためらっている方は多いのではないでしょうか。

確かに昔ながらの鉄鍋は手間がかかりましたが、実は「日本製」の最新の鉄フライパンは、技術の進化によって驚くほど扱いやすくなっています。
このページでは、初心者でも失敗しない「油ならし」の手順や、毎日の洗い方のコツを解説。さらに、面倒な初期作業が不要な、現代のライフスタイルに合ったおすすめの国産ブランドもご紹介します。

なぜ鉄フライパンは「育てる」必要があるの?

使い込んで黒光りする鉄フライパンの表面
使い込むほどに油が馴染み、黒く艶やかになっていくのが「育てる」楽しみです。

「油の膜」が天然のコーティングになる

買ってきたばかりの鉄フライパンは、表面に小さな凸凹があり、食材がくっつきやすい状態です。そこに油を加熱して染み込ませることで、「酸化被膜」「油膜」を作り、表面をツルツルにコーティングしていく作業が「育てる」ということです。

テフロンなどの樹脂コーティングは剥がれたら終わりですが、鉄の油膜は使えば使うほど厚く強くなります。「10年使ったフライパンのほうが、新品より使いやすい」という現象が起きるのは、このためです。

購入直後の儀式「油ならし」と、不要なブランド

フライパンに油を注いで馴染ませている様子
最初の一回だけしっかり行えば、あとは毎日の調理で自然に馴染んでいきます。

基本的な「油ならし」の手順

一般的な鉄フライパン(クリア塗装されているもの等)の場合、使い始めに以下の作業を行います。

  1. 空焼き:強火で加熱し、錆止め塗装を焼き切る(煙が出なくなるまで)。
  2. 洗浄:冷ましてから洗剤で洗い、水気を拭き取る。
  3. 油ならし:多めの油(深さ1cm程度)を入れて弱火で数分加熱し、油をオイルポットに戻す。
  4. 拭き上げ:残った油をキッチンペーパーで鍋肌全体に擦り込む。

「油ならし不要」の日本製ブランドが増えている!

「やっぱり面倒くさそう…」と思った方もご安心ください。日本のメーカー技術により、工場出荷時にハードテンパー加工(焼き入れ)を済ませているものや、シリコン塗装で保護されているものなど、「届いたらサッと洗ってすぐ使える」鉄フライパンが主流になりつつあります。

初心者の方は、こうした「空焼き・油ならし不要」を明記しているブランドを選ぶのが挫折しないコツです。

洗剤はNG?毎日のお手入れルーティン

基本は「お湯」と「タワシ」だけ

調理が終わったら、フライパンが温かいうちにお湯とタワシ(またはササラ)を使って汚れを落とします。せっかく馴染んだ油膜を落としすぎないよう、洗剤は使わないのが鉄フライパンのセオリーです。

「洗剤を使わないと不衛生では?」と心配になりますが、調理前に毎回加熱殺菌することになるため、衛生上の問題はありません。

洗った後は「空焼き」で水分を飛ばす

一番の大敵は「水分」によるサビです。洗った後は火にかけて水分を完全に飛ばし、薄く油を塗って保管しましょう。この「加熱して乾かす」習慣さえつけば、鉄フライパンはそう簡単にダメになりません。

焦げ付き・サビからの「リセット」方法

金タワシでゴシゴシ磨いている様子

もし焦げ付かせたり、真っ赤に錆びさせてしまっても、捨てる必要はありません。ここがコーティングフライパンとの決定的な違いです。

クレンザーと金タワシでガシガシ磨いて、サビや焦げを完全に削り落とし、もう一度「油ならし」をすれば、新品同様に蘇ります。
何度でもやり直しがきく。これこそが、鉄フライパンが「一生モノ」と呼ばれる理由です。

初心者でも安心!手入れが楽な日本製の鉄フライパン3選

「鉄の良さは分かったけど、できるだけ手軽に使いたい」。そんな願いを叶える、日本の技術が詰まった3つのブランドをご紹介します。

リバーライト(極JAPAN)

「サビ」の悩みから開放される。鉄フライパンの革命児。

千葉県に工場を持つリバーライトの「極(きわめ)JAPAN」シリーズは、特殊な熱処理(窒化加工)により、鉄の表面を強靭化させています。これにより、鉄なのに極めてサビにくく、面倒な空焼きや使用後の油塗りが不要という画期的な扱いやすさを実現しました。

タワシでゴシゴシ洗っても傷つきにくく、ハンドルが傷んだら交換も可能。「鉄フライパンに挫折したことがある」という方にこそ試してほしい、現代の名品です。

こんな人におすすめ:絶対にサビさせたくない人、使用後の油塗りを省略したい人。

リバーライトの特設ページを見る

藤田金属(ハードテンパー加工)

届いたらすぐ使える。職人が「油ならし」を代行済み。

大阪の町工場・藤田金属のフライパンは、職人が一つひとつ700度近くまで焼き入れし、油を馴染ませる「ハードテンパー加工」を行ってから出荷されます。つまり、一番面倒な「使い始めの油ならし」が完了した状態で手元に届きます。

「フライパンジュウ」などデザイン性の高いシリーズも多く、そのまま食卓に出せるのも魅力。鉄のハードルを極限まで下げてくれる、優しい設計のブランドです。

こんな人におすすめ:最初の「油ならし」が面倒な人、おしゃれな鉄フライパンが欲しい人。

藤田金属の特設ページを見る

OIGEN(及源鋳造)

厚みが生み出す「極上の焼き上がり」。伝統の南部鉄器。

岩手の伝統工芸・南部鉄器の老舗「OIGEN」のフライパンは、ずっしりとした厚み(蓄熱性)が特徴です。一度温まれば温度が下がりにくく、ステーキやハンバーグがお店のような焼き上がりになります。

独自の「ネイキッドフィニッシュ」製法により、余計な塗装をせず、鉄本来の強さを引き出しています。重さはありますが、それも含めて「道具を育てる」ことを楽しみたい本格派の方に選ばれています。

こんな人におすすめ:料理の味(特に焼き物)にとことんこだわりたい人、キャンプなどアウトドアでも使いたい人。

OIGEN(及源鋳造)の特設ページを見る

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、手をかけた分だけ使いやすくなっていくのが鉄フライパンの愛おしいところです。
最近は「手入れのハードル」を技術で解決した日本製の優秀なフライパンがたくさんあります。まずは扱いやすい一本から、鉄のある暮らしを始めてみませんか?

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