守りたいのは、その笑顔。世界で一番「過保護」な日本のベビー用品。

「赤ちゃんの肌に触れるものだけは、絶対に日本製がいい」。
世界中のパパとママがそう口を揃えるのには理由があります。
世界一厳しいと言われる「ホルムアルデヒド規制」、湿度の高い日本が生んだ「蒸れない紙おむつ」、そして口に入れても安全な「お米のつみき」。
日本のベビー用品は、徹底的な安全管理と、赤ちゃんの成長を妨げない人間工学に基づいて作られています。
出産祝いのギフトから、毎日の消耗品まで。親子の時間を笑顔にする、頼れる日本の育児道具を特集します。

ベビー・キッズの選び方と基礎知識

【肌着・衣類】 縫い目は「外側」が日本の常識

大人の皮膚の半分の薄さしかない赤ちゃんの肌。日本のベビー服には、世界が驚く「優しさ」が隠されています。
・縫い目とタグは外側へ:
多くの日本製肌着は、縫い合わせの凹凸や洗濯タグが肌に当たらないよう、「外側」に縫い付けられています。チクチクして赤ちゃんが泣く原因を根本から排除しているのです。
・ホルムアルデヒド規制:
日本では、生後24ヶ月以内のベビー服に対して、国の法律で非常に厳しい有害物質規制があります。新品のベビー服が袋に入って販売されているのは、空気中の移染を防ぐため。開封した瞬間まで、その安全は守られています。


【おむつ】 世界中が買い求める「蒸れない」技術

日本の紙おむつ(メリーズ、ムーニー、パンパースなど)は、アジア各国で「高級品」として争奪戦になるほどの人気です。
・驚異の通気性:
高温多湿な日本の夏を乗り切るために開発された「エアスルー技術」。おしっこをした直後から湿気を外に逃がすため、おむつかぶれのリスクが劇的に下がります。
・漏れないギャザー:
活発に動く赤ちゃんの太ももに優しくフィットし、背中漏れを防ぐ立体ギャザー。これは日本の細やかな繊維技術の結晶です。


【授乳・食事】 「自分で食べる」を育てる道具

・ドクターベッタ等の哺乳瓶:
小児科医が考案した、独特のカーブを描く哺乳瓶。赤ちゃんが上体を起こした姿勢でミルクを飲めるため、耳の病気や誤嚥(ごえん)を防ぎ、ゲップを軽減します。
・強化磁器とユニバーサルデザイン:
「割れないプラスチック」も便利ですが、日本では「物を大切にする心」を育むため、割れにくい強化磁器(陶器)も人気です。
スプーンですくいやすいようにフチが内側に反っているお皿など、子どもが「自分で食べられた!」という達成感を得られる工夫が詰まっています。


【おもちゃ・知育】 舐めても安心な「STマーク」

何でも口に入れて確かめる赤ちゃん。だからこそ、日本の玩具安全基準「STマーク」は重要です。
・お米のつみき・木のおもちゃ:
国産の木材や、食用のお米を原料にしたプラスチックで作られたおもちゃは、舐めても無害。
塗料も食品衛生法をクリアしたものしか使いません。
・木育(Mokuiku):
木の適度な重さと温もりは、プラスチックにはない五感への刺激を与え、情緒を安定させると言われています。


失敗しない出産祝いとQ&A

Q. 出産祝いで一番喜ばれる日本製は?
A. 好みが分かれにくいのは「今治タオルのフード付きおくるみ」や「スリーパー(着る布団)」です。何枚あっても困らず、長く使えます。また、少し高価な「離乳食食器セット」も、自分では買い揃えるのが大変なので非常に喜ばれます。

Q. オーガニックコットンは普通と何が違う?
A. 3年以上、農薬や化学肥料を使っていない土壌で育てられた綿花です。繊維が傷んでいないため、洗濯しても「ふわふわ」が長続きします。アトピーや敏感肌の赤ちゃんには、特におすすめしたい素材です。

Q. 日本のベビー服の「サイズ表記」が分かりません。
A. 日本のベビー服は「身長(cm)」で表記されます。
・50〜60cm:新生児〜3ヶ月(ねんね期)
・70cm:3ヶ月〜6ヶ月(首すわり〜お座り)
・80cm:1歳前後(たっち〜あんよ)
欧米の「3-6months」といった月齢表記よりも、赤ちゃんの体格に合わせて選びやすいのが特徴です。ギフトで長く着てもらうなら「80cm」が一番の安全パイです。

Q. 「水通し(Mizutooshi)」って必要ですか?
A. はい、日本製でも推奨します。「水通し」とは、新品の服を赤ちゃんに着せる前に水洗いすること。
目的は2つ。①製造時の糊(ノリ)を落として吸水性を上げるため。②保管中のホルムアルデヒド移染をリセットするため。
大人の服と一緒にせず、ベビー服だけで、洗剤を使わずに水洗いするのが日本の伝統的な準備です。

Q. 夏に見かける「甚平(Jinbei)」って何?
A. 浴衣よりも簡単に着られる、日本の夏の伝統着です。
上下が分かれていて、紐で結ぶだけなので、寝ている赤ちゃんのおむつ替えも簡単。通気性が抜群で汗を吸うため、実は「最高のパジャマ」として、海外の方からも爆発的に人気が出ています。


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