事業者・ブランド紹介

GINZA TANIZAWA TOKYO

「鞄」の文字を生み、日本のかばん文化と歩んできた銀座一丁目の老舗。

GINZA TANIZAWA TOKYO は、1874年(明治7年)創業のかばん専門店「銀座タニザワ」が展開するオリジナルレザーブランドです。初代・谷澤禎三による国字「鞄」の考案に象徴されるように、革新とクラフトマンシップを重ねながら、日本のかばん文化とともに 150 年超の歴史を歩んできました。厚みと強度に優れた「ブル」と呼ばれる雄牛の革や、希少な「アメ豚」など厳選素材を用い、表革・芯材・裏地までこだわった構成で、10年、20年と付き合えるビジネスバッグとレザーアイテムをつくり続けています。

〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-6 タニザワビル ギンザ タニザワ トウキョウ
GINZA TANIZAWA TOKYO

PROFILE 企業・工房について

銀座タニザワの創業は 1874 年(明治7年)。銀座一丁目に店を構え、日本に新しく入ってきた「かばん」という文化をいち早く取り入れながら、独自の工夫を重ねてきました。創業者・谷澤禎三が考案した国字「鞄」は、明治天皇の目に留まったことをきっかけに全国へと広まり、日本語として定着していったと言われています。

戦後間もない 1951 年には、平和条約締結のために来日したJ.F.ダレス特使のかばんにインスピレーションを得て、二代目店主が口枠式のビジネスバッグを商品化。「ダレスバッグ」と名付けて世に送り出したこの鞄は、「平和の象徴」とうたわれ、日本のビジネスシーンにおけるステータスバッグとして大きな支持を集めました。

現在は「GINZA TANIZAWA TOKYO」の名のもと、ダレスバッグをはじめとするビジネスバッグ、ショルダーバッグ、リュック、財布・小物など幅広いラインナップを展開。オンラインストアや百貨店・専門店での取り扱いに加え、銀座本店では職人による修理・メンテナンスの相談も受け付けながら、一つひとつの鞄と長く付き合っていける環境づくりを大切にしています。

150周年を迎えた今も、銀座タニザワは「革の温もり」と「手の温もり」が感じられる鞄づくりにこだわり、日本のかばん文化とともに次の世代へと歩みを進めています。

1874年創業、「鞄」の文字を生んだ老舗

明治のはじめ、日本にまだ「かばん」という概念も漢字もなかった時代に、初代・谷澤禎三が「革」と「包」を組み合わせた国字「鞄」を考案し、看板として掲げたことから銀座タニザワの歴史が始まりました。革新的な発想とチャレンジ精神は、150年以上たった今もブランドの礎として受け継がれています。

日本のダレスバッグの原点

1951年、平和条約締結のために来日したJ.F.ダレス特使が携えていた口枠かばんに着想を得て、二代目店主が試行錯誤の末に生み出したのが銀座タニザワのオリジナル「ダレスバッグ」。口枠が大きく開く実用性と、堅牢で端正な佇まいを兼ね備えたバッグは、登場以来「ビジネスバッグの定番」として多くの人に愛され続けています。

革・芯材・裏地までこだわり抜いた素材設計

厚く丈夫で強度に優れた「ブル」と呼ばれる雄牛の革、栃木レザーなどのフルベジタブルタンニンレザー、そして美しくエイジングする希少な「アメ豚」ピッグスキン。表革・芯材・内装の3層構造を熟練職人が丁寧に組み上げることで、見えない部分までこだわり抜かれたタニザワらしい質実剛健な鞄が生まれます。

10年、20年と共に歩む「実用高級鞄」

一人の職人が裁断から縫製、仕上げまで担う鞄は、修理やメンテナンスを前提に作られており、10年、20年と長く付き合える相棒のような存在になります。ビジネスシーンにふさわしい品格と、日常で気負わず使える実用性を両立した「実用高級鞄」として、世代を超えて受け継がれていく一品を目指しています。