木曽駒印
国産ひのきで仕立てる、強度にこだわった蒸籠と曲げ物
岐阜県中津川市付知町の山あいに工房を構える、株式会社マルヤ製作所。業務用の中華蒸籠(せいろ)を主役に、和蒸籠やおひつ、桶、粉ふるい、うらごしなどの曲げ物も手がけています。材料には東濃桧・木曽桧などの国産材を用い、板を曲げて輪にする工程から自社で進めるのが持ち味です。蒸籠は工程数が30工程近くに及ぶとされ、昔からの知恵に独自の製造装置を重ねて、隙間の少ない安定した品質を目指しています。「木曽駒印」という印は、“日本で作られた道具”をまっすぐ届けたいという思いから。定番サイズはもちろん、大きな別注や取手仕様まで揃い、厨房の「こう使いたい」に寄り添う一本になります。手に取った瞬間から、道具としての頼もしさが伝わってきます。
ここが推し!
定番の21〜30cmを選ぶと扱いやすいかも。特に24cm以上は高さと板厚が増すので、食材が多い日にも安心です。肉まんや焼売を段で重ねて蒸したり、野菜をふわっと蒸してそのまま卓上へ出すのも楽しい使い方。小ぶりな15cmは一人分の飲茶にぴったりで、器感覚で使えます。使う前に全体を水で濡らして焦げを防ぎ、使い終わったらすすいで陰干し。消毒用アルコールの霧吹きで黒ずみ対策もできます。
PROFILE 企業・工房について
拠点は岐阜県中津川市付知町。山に囲まれた土地で、株式会社マルヤ製作所は蒸籠をはじめとする曲げ物を作り続けています。工房は“岐阜の山の中にある小さな工場”という言葉どおり、目指すのは派手さよりも、現場で頼られる堅牢さ。業務用の中華蒸籠、和蒸籠を中心に、毎日使われる厨房道具を主に取り扱い、販売先は業務用取扱商社を中心としています。連絡は電話・FAXで受け付け、対応可能時間は10:00〜17:00としています。
沿革をたどると、1953年9月に曽祖父・安江米市が手割曲輪の製造を開始。1970年9月には初代・安江憲一が中華セイロ、和セイロ、うらこし等の製造を始めます。終戦直後は刷毛(はけ)づくりの職人だったという初代は、東京で修業を重ねてせいろの技術を習得し、付知に戻って制作をスタート。同年2月には製材した桧板を利用して機械での量産体制の基礎を作り、1994年に二代目が現工場を新設。2007年に社名を株式会社マルヤ製作所へ変更し、2010年から三代目・安江賢輔氏が代表取締役を務めています。
蒸籠づくりは全工程で30工程近く。東濃桧・木曽桧を使い、板を曲げるところから自社で行うのが特徴です。昔からの技術と知識に加え、独自の製造装置で成形することで隙間を抑え、安定した品質を保つことを目指しています。また、柱材から切り出した後の側板を蒸籠の材料にするなど、木を無駄なく活かす工夫も。よくある質問では、木製品は色が変わったり割れが入ったりすること、そして“道具屋として強度を高める”ことを大切にしている姿勢が語られています。
製品は、中華蒸籠(15cm/21〜30cm)に加え、可動取手・固定取手の別注サイズや印籠型なども用意。大きな別注品では底板を竹から編み、ステンレスの桟で補強するなど強度面の配慮が見えます。おひつは18cmの三合用で、桜皮の縫い目を一定に整えることにこだわり、金具を使わないため電子レンジにも対応。曲げ物では和蒸籠、粉ふるい、桶、馬毛の網を使ううらごしなども扱い、別注は職人の空きがある時に対応しています。
全工程を自社で、隙間を抑える成形
板を曲げるところから、全て自社で進めるものづくりが基本。蒸籠は30工程近い手間を重ね、昔からの技術と知識を土台にしながら、独自の製造装置で成形します。隙間を抑え、安定した品質につなげる工夫が積み重なっています。業務用で鍛えられた発想が、細部に息づきます。
東濃桧・木曽桧。国産材を無駄なく
材料は東濃桧・木曽桧などの国産材。蒸気と相性のいい檜の香りや質感を活かしつつ、柱材を切り出した後に残る“側板”を蒸籠に使うなど、木を無駄なく使う工夫も行っています。節の少ない材を選び、仕上がりの見た目と手触りにも気を配っています。手入れを重ねても付き合いやすい材選びです。
竹編みの蓋と、サイズごとの強度設計
竹で編んだ蓋は蒸気をほどよく逃がすため、水滴が食材に落ちにくいのがうれしいところ。定番は21〜30cm、最小は15cm。さらに24cmからは高さが1.5cm増え、巻き板が1枚増えて板厚も厚くなるなど、サイズに合わせた強度設計が用意されています。
“道具屋”発想の補強と素材の扱い
“工芸品ではなく道具屋”という姿勢で、強度を最優先に考えています。大きな別注品では、底板を竹から編み、持ち上げ時の負荷を見越してステンレスの桟を入れて補強。接着も最小限にしながら、食品衛生法に適合した接着剤を使うなど、現場目線が貫かれています。
PRODUCTS 代表的な製品・サービス
プロモーションを含みます
【SALIU×木曽駒印】わっぱのおひつ 7寸(3〜4合)
ご飯3〜4合を目安に入れられる、わっぱ型のおひつ(7寸)。木曽駒印の製造として掲載されているモデルです。
【SALIU×木曽駒印】わっぱのおひつ 7寸(3〜4合)
同じく7寸のわっぱのおひつ。ヒノキ/サワラの天然木として掲載されているタイプで、ギフト用途にも選ばれている定番枠です。
【SALIU×木曽駒印】わっぱぼん 小 24cm
丸型のわっぱトレー(小)。24cmサイズで、ヒノキ/サワラの天然木として掲載されているタイプです。
【SALIU×木曽駒印】わっぱぼん 大 30cm
わっぱぼんの大サイズ(30cm)。丸いトレー形状で、食卓への持ち運びや“盛り付け台”としても使いやすいサイズ感です。
【日本製】木曽駒印 ひのき製 中華せいろ 21cm フタ(フラット式)
木曽駒印の「ひのき製 中華せいろ」21cm用のフタ単品。フラット式として掲載されています。
【日本製】木曽駒印 ひのき製 中華せいろ 24cm 身(フラット式)
24cmサイズの身(段)単品。フタ別売の身パーツとして掲載されているため、段追加にも使えるタイプです。
【日本製】木曽駒印 ひのき製 中華せいろ 24cm フタ(フラット式)
木曽駒印の24cm用フタ単品。身(24cm)と合わせて使うパーツとして掲載されています。
木曽駒印 中華せいろ ミ/フタ(21cm・24cm)
身(ミ)とフタの組み合わせで選べる中華せいろ。側面に「木曽駒印」の印章が入る旨も記載されている商品です。