事業者・ブランド紹介

宮崎漆器

宮崎県指定伝統的工芸品「宮崎漆器」を、障がいのある人たちと共につくり続ける漆器工房。

宮崎漆器工房は、宮崎市大島町にある社会福祉法人 宮崎県大島振興協会が運営する漆器工房です。宮崎県の伝統的工芸品に指定されている「宮崎漆器」の製作を、就労継続支援B型事業所として障がいのある方たちと共に行っているのが大きな特徴です。太平洋戦争末期に沖縄など南西諸島から疎開してきた琉球漆器の職人によって伝えられた技術を受け継ぎ、堆錦(ついきん)と呼ばれる加飾技法を用いた文箱や硯箱、夫婦箸、ケーキ皿など、日常使いから贈答用まで幅広い漆器を製造・販売しています。

〒880-0824 宮崎県宮崎市大島町北ノ原1029番地 みやざきしっき
宮崎漆器

ここが推し!

沖縄の琉球漆器の技を受け継ぎ、宮崎で独自に花開いた「堆錦(ついきん)」という技法が素晴らしい!ハイビスカスやはまゆうなど、南国らしい鮮やかな絵柄が立体的に浮かび上がり、漆黒の器に映えます。障がいのある職人さんたちが、何度も漆を塗り重ねて作り上げる「強さ」と「優しさ」が詰まった器は、使うほどに愛着が湧きます。

PROFILE 企業・工房について

宮崎漆器の始まりは、太平洋戦争末期にさかのぼります。沖縄など南西諸島から宮崎に疎開してきた人々の中に琉球漆器の職人がいたことから、宮崎の地で漆器制作が行われるようになったと紹介されています。琉球漆器に由来する技術は、宮崎の気候風土とも相性が良く、漆を何度も塗り重ねて乾かす工程に適した環境のもと、独自の「宮崎漆器」として育っていきました。

その後、漆器製作は社会福祉法人 宮崎県大島振興協会に引き継がれ、現在は「宮崎漆器工房」として、障がいのある人たちが漆器制作に携わる場になっています。BASEショップの紹介によると、宮崎漆器工房は就労継続支援B型事業所として漆器製作を授産科目に持つ施設であり、全国でも数少ない存在とされています。伝統工芸の技術を生かしながら、働く場づくりや社会参加の機会を提供している点が、この工房の大きな特徴です。

宮崎漆器工房でつくられる製品は、天然木の木地に天然漆を用い、何度も下地を塗り重ねてから上塗りを行う伝統的な製法で仕上げられています。SELPolis Japan の紹介記事では、木地の研磨と下地塗り・乾燥・研磨を5〜7回繰り返すなど、下地付けの丁寧さが製品の堅牢さと重量感につながっていると説明されています。漆器の良し悪しは下地で決まると言われる中で、時間と手間を惜しまない姿勢が工房のものづくりを支えています。

加飾面では、琉球漆器に由来する「堆錦(ついきん)」技法が大きな特徴です。BASEショップの商品ページでは、文箱や硯箱、コンパクト、箸などの蓋や側面に堆錦を施した作品が多数紹介されており、ハイビスカスや山水、はまゆう、埴輪など南国宮崎らしいモチーフの立体的で複雑な色彩美を楽しめるとしています。堆錦餅と呼ばれる漆の塊を薄くのばし、模様を切り抜いて色粉で着色・彫刻を施し、器の表面に貼り付けることで、鮮やかで存在感のある絵柄を表現しています。

製品ラインアップは、文箱・硯箱といった文具類から、ケーキ皿やパーティーボウル、夫婦箸、一膳箸、アクセサリー入れにも使えるコンパクトなど多岐にわたります。公式サイトでは「日常使いできる品物から贈答用品まで」さまざまな漆器製品を製造販売していると案内されており、地元では結婚式の引き出物など、贈り物として親しまれている例も紹介されています。ECサイト「BASE」を通じて全国から注文できるほか、工房併設の展示場では実物を手に取って見ることもできます(来訪の際は事前連絡を推奨と案内されています)。

このように宮崎漆器工房は、琉球漆器由来の技術と宮崎の風土、福祉施設としての取り組みを組み合わせた、社会性と工芸性をあわせ持つ漆器工房です。伝統的な製法と堆錦技法による美しい漆器を通じて、日々の暮らしに漆の温もりを届けるとともに、宮崎県の伝統工芸と障がい者就労支援の両面で地域社会に貢献しています。

宮崎県指定の伝統的工芸品「宮崎漆器」を手がける工房

宮崎漆器工房が手がける「宮崎漆器」は、宮崎県の伝統的工芸品に指定されている漆器です。公式サイトやBASEショップの紹介では、文箱や硯箱、ケーキ皿、箸など、日常使いできる品物から贈答用品までさまざまな漆器製品を制作していることが記載されています。天然木の木地に天然漆を塗り重ねる、伝統的な製法で仕上げられた漆器は、艶やかな質感と堅牢さが特徴です。

就労継続支援B型事業所として漆器制作を行う、全国でも希少な存在

宮崎漆器工房は、社会福祉法人 宮崎県大島振興協会が運営する就労継続支援B型事業所であり、漆器製作を授産科目としています。BASEショップ内の「ABOUT」では、障がいのある方たちと共に宮崎漆器を制作していること、漆器製作を授産科目に持つ施設として全国でも非常に珍しい存在であることが紹介されています。伝統工芸の技術継承と就労支援を両立させた工房として、社会的な役割も担っています。

琉球漆器にルーツを持つ「堆錦」技法と、丁寧な手仕事によるものづくり

商品ページや紹介記事によると、宮崎漆器は太平洋戦争末期に沖縄などから疎開してきた琉球漆器の職人が宮崎で漆器製作を行ったことに始まり、現在も琉球漆器ゆかりの加飾技法「堆錦(ついきん)」が受け継がれています。焼いた漆に顔料を混ぜて練り上げた「堆錦餅」を薄くのばし、模様を切り抜いて着色や彫刻を施したものを器の表面に貼り付けることで、立体的で色鮮やかな絵柄を表現します。木地に何度も下地を塗り重ねる工程や、手作業での研磨・塗り・加飾など、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねるものづくりが工房の特徴です。