事業者・ブランド紹介

輪島漆器大雅堂

大正11年創業。伝統と革新を塗り重ねる、輪島塗の塗師屋。

輪島漆器大雅堂は、日本を代表する伝統工芸「輪島塗」の産地、石川県輪島市にある塗師屋(製造販売元)です。大正時代の創業以来、受け継がれてきた堅牢な技法を守りながら、現代の暮らしに調和する漆器を提案。伝統的なお椀や重箱から、包丁・万年筆といった新しい漆芸作品まで、職人の手仕事が宿る本物の輪島塗をお届けしています。

〒928-0001 石川県輪島市河井町22部71番地1 わじましっき たいがどう
輪島漆器大雅堂

ここが推し!

「堅牢優美」を体現する、輪島塗の正統派。100以上の工程を一切妥協せず作り上げられた器は、持った瞬間に「強さ」と「優しさ」を感じます。伝統的なお椀はもちろんですが、漆塗りの「モバイル仏壇」や「万年筆」など、現代のライフスタイルに合わせた革新的なアイテムも必見。修理して孫の代まで使える、本当の意味でのSDGsな工芸品です。

PROFILE 企業・工房について

輪島漆器大雅堂の歴史は、大正11年(1922年)、初代・若島平吉が漆器業を始めたことに遡ります。翌年には二代目・登が前身となる「若島屋漆器店」を開設。当時は交通手段も発達しておらず、塗師屋は風呂敷に漆器を包んで背負い、徒歩で全国を行商していました。その実直な商いと品質への信頼が、現在の大雅堂の礎となっています。

輪島塗は、地の粉(珪藻土)を混ぜた下地を何層にも塗り重ねる「本堅地」という技法により、比類なき堅牢さを誇ります。大雅堂はこの伝統技法を忠実に守り続けてきました。昭和、平成、そして令和へと時代が移り変わる中で、法人化や店舗の拡大を行いながらも、手仕事への敬意と品質へのこだわりが変わることはありません。

現在は五代目社長・若島基京雄のもと、伝統の継承だけでなく、新たな販路拡大や商品開発にも挑戦しています。海外市場へのアプローチや、異業種とのコラボレーションを通じて、漆の持つ抗菌性や美しさを再評価し、現代社会における漆器の在り方を模索し続けています。

大雅堂のショールームには、人間国宝級の作家による美術品から、日常使いの箸やスプーンまでがずらりと並びます。そこにあるのは、単なる道具としての器ではなく、職人の魂が込められた「作品」です。使うほどに艶が増し、愛着が深まる輪島塗の魅力を、より多くの方に知っていただきたいと願っています。

「いいものを長く使う」。SDGsが叫ばれる昨今ですが、輪島塗は数百年前からその精神を体現してきました。修理して使い続けられる漆器は、まさに究極のエコ製品です。輪島漆器大雅堂は、漆文化の担い手として、その精神と技術を次世代へと繋いでいきます。

「塗師屋」として一貫したこだわりと品質管理

大雅堂は、分業制が基本の輪島塗において、全工程を統括・管理する「塗師屋(ぬしや)」としての誇りを持っています。木地作りから下地、上塗り、加飾(蒔絵・沈金)に至るまで、熟練の職人たちと連携し、100を超える工程を一切の妥協なく遂行。「堅牢優美」と称される輪島塗本来の品質を保証します。

伝統的な座卓から「モバイル仏壇」まで幅広いラインナップ

吸物椀、重箱、座卓といった伝統的な漆器はもちろん、現代のライフスタイルに合わせた製品開発にも積極的です。持ち運び可能な「モバイル仏壇」や、プロの料理人も愛用する「漆塗りの包丁(柄・鞘)」など、漆の可能性を広げるユニークなアイテムも数多く手がけています。

修理・修復で次世代へつなぐ

「親から子へ、子から孫へ」と受け継がれるのが輪島塗の本来の姿です。大雅堂では、長年使い込まれて傷んだ漆器の修理・塗り直しも承っています。自社製品に限らず対応し、確かな技術で新品同様の美しさと強さを蘇らせます。ものを大切にする心を、漆器を通じて支え続けています。