事業者・ブランド紹介

元重製陶所

台所の「すり」を、もっと気軽に。石見の窯元がつくる、すり鉢の定番。

島根県江津市で、大正14年の創業以来、生活の道具をつくり続けてきた元重製陶所。近年はすり鉢の生産に力を入れ、口径13cmの小さなサイズから、55cmの業務用まで揃えています。ポイントは、内側の“櫛目(くしめ)”。専用の金属の道具で、一かきずつ丁寧に目を入れる手仕事が、使い心地の差につながります。さらに、底にシリコンゴムを焼き付けた独自仕様も用意。テーブルを傷つけにくく、片手でも扱いやすいのがうれしいところです。

〒695-0016 島根県江津市嘉久志町イ1762 もとしげせいとうしょ
元重製陶所

ここが推し!

迷ったら、まずはサイズ選びから。ドレッシングやソース中心なら5〜6号、家族の和え物なら7号、芋すりはだし汁も入る8号以上が目安です。テーブル上で安定させたいなら、シリコンゴム付き(標準は4〜10号)も候補に。器としてそのまま出したい日は、カラーすり鉢や丼すり鉢を選ぶと、台所から食卓への流れが軽くなります。

PROFILE 企業・工房について

元重製陶所は、島根県江津市で大正14年に創業。石見焼の伝統を受け継ぎ、水がめや漬物用かめ、園芸鉢など、暮らしに寄り添う陶器を全国へ届けてきました。近年はすり鉢を主力とし、年間約30万個規模に達する生産量を積み重ねています。小型から業務用まで揃う幅の広さも、この歩みの中で育ったものです。

つくり方は、まず原料の土を水に溶いて撹拌・ろ過し、不純物を取り除くところから。成型は石膏型とろくろを使い、形が整ったら櫛で一かきずつ目を入れます。乾燥は約2週間。内側に薄く白い薬をかけて汚れのしみこみを抑え、その後外側に釉薬をかけます。焼成は約24時間、冷ましに24〜48時間。毎日の検品と選別を経て、出荷へ進みます。

ラインナップの軸は「定番すり鉢」。赤茶色の4号〜18号まで揃い、4〜10号はシリコンゴム付きも選択できます。食卓に器として出したい人にはカラーすり鉢や丼すり鉢が便利。石見の赤土を100%使い、内側に来待石100%の釉薬を用いる「粋なすり鉢」も用意されています。さらに、目の粗い芋専用(8号・10号)など、用途に合わせた選び分けができます。

大量生産のための自動ラインを持ちつつ、櫛目だけは人の手で仕上げる。ここに元重製陶所らしいバランスがあります。毎日約1,000〜1,200個をつくり、年間約25万個を出荷する体制を回しながら、品質と価格の両立を目指す姿勢も特徴です。直販のオンラインショップでは、すり鉢に加えて「すりこ木」や「おろし皿」なども扱い、日々の台所道具をまとめて選べます。

すり鉢の“命”、櫛目は手仕事で

内側のギザギザ(櫛目)は、専用の金属の道具で一かきずつ目を入れる仕立て。押し加減を微調整しながら、均一で整った目をつくります。道具は包丁のように研いで先端を保ち、鋭い櫛目につなげています。

国内生産。口に入るものだから、材料にも気配り

製品は国内で生産。粘土は、島根県・石見地方のものと、岐阜県・多治見地方のものを混ぜて使っています。色付けで用いる釉薬や内薬は、鉛を含まないものを採用。毎日使う道具として、選びやすい安心感があります。

シリコンゴムを“焼き付ける”独自仕様

底面に滑り止めのシリコンゴムを付けたオリジナル仕様を用意。テーブルを傷つけにくく、滑りにくいのが特長です。標準すり鉢は4〜10号まで対応し、丼ぶり型は5号・6号で対応。11号以上は特注相談もできます。

定番から、食卓づかいまで。選べるラインナップ

赤茶色の定番すり鉢に加え、器として食卓に出しやすいカラーすり鉢(白マット/青なまこ/織部/天目)も展開。石見の赤土や来待石の釉薬にこだわる「粋なすり鉢」、離乳食づくりも想定した「すべらないすりばち」、丼すり鉢、芋専用すり鉢、民芸すり鉢まで揃います。