事業者・ブランド紹介

賞美堂本店

「時代をこえて美しく」を掲げ、有田焼の美しさを未来へつなぐ産地商社。

賞美堂本店は、日本磁器発祥の地・佐賀県有田町に根ざし、作り手とお客様をつなぐ「産地商社」です。「時代をこえて美しく」をモットーに、オリジナル・ブランド「其泉(きせん)」をはじめとする有田焼の企画・プロデュースと販売を通じて、400年以上受け継がれてきた有田焼の普遍的な美しさや文様を、国内外そして未来へ伝えることを使命としています。オンラインショップでは、伝統的な文様のシリーズから日常使いしやすい器、ギフト向けのコレクションまで幅広く展開し、暮らしのさまざまなシーンに寄り添う器選びを提案しています。

〒844-0024 佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 アリタセラ内(本社) しょうびどうほんてん
賞美堂本店

ここが推し!

「古伊万里」の絢爛豪華な美しさを現代に蘇らせた『其泉(きせん)』ブランドは圧巻!ハレの日の食卓が一気に華やぎます。一方で、ミッフィーとコラボした有田焼など、伝統を軽やかに遊ぶセンスも素敵。時代を超えて愛される「美しい器」の力を、改めて教えてくれる名店です。

PROFILE 企業・工房について

賞美堂本店の創業は、第二次世界大戦終戦から3年後の1948年(昭和23年)にさかのぼります。創業者・蒲地律志は、それまで呉服商「蒲地呉服百貨店」を営んでいましたが、有田焼の町で育まれてきた磁器の文化に魅せられ、「有田焼の商いをしたい」という長年の思いを叶えるべく、48歳で有田焼の商いを始めました。その後、長男の蒲地昭三が入社し、1959年(昭和34年)には「株式会社 賞美堂本店」として法人化。日本各地の陶磁器専門店や料亭、旅館に自ら足を運び、販路を広げていきました。

1970年代、昭三は有田の有力者とともに、かつてヨーロッパへ輸出された古伊万里の里帰りに尽力しました。東ドイツ(当時)を含むヨーロッパ各地の美術館やコレクションを訪ね、古伊万里や柿右衛門、明治伊万里など百点以上の名品を日本へ里帰りさせています。各地の展示会で披露されたこれらの作品は、多くの人々を魅了し、「古伊万里ブーム」のきっかけにもなりました。昭三は、古伊万里の伝統美が時代も国もこえて愛されることを確信し、「時代をこえて美しく」というテーマを賞美堂本店の根幹に据えます。

その想いを具体的なかたちにしたのが、1978年(昭和53年)に商品目録に初めてその名が確認されるオリジナル・ブランド「其泉」です。創業者・律志の実父の俳号から「其泉」の名を、養父の俳号「竹亭亜雀」から笹の葉の意匠をとり、ブランドロゴとしました。「極錦 金彩 古伊万里様式」や「琳派 古伊万里様式」など、古伊万里らしい豪華絢爛な文様を取り入れたシリーズは、其泉の代名詞としてロングセラーになっており、今なお制作が続けられています。

2000年(平成12年)には三女・蒲地桃子が代表取締役社長に就任し、店頭でのお客様の声をもとに、使い手の視点に立った器づくりに取り組み始めました。薬味を置ける段差を設けた鍋の取り皿「Cacomi」シリーズや、伝統文様とフルーツモチーフを組み合わせた「くだもの」シリーズなど、其泉の伝統を受け継ぎながらも現代のライフスタイルに寄り添う器を次々と発表。2018年には有田焼の技法をインテリアとして表現する磁器製フィギュアブランド「momoco」を立ち上げ、食器の枠を超えて有田焼の可能性を広げています。

現在の賞美堂本店は、オンラインショップやアリタセラ店、中の原店を通じて、約500点におよぶ定番商品とともに、アウトレットや廃番品、デッドストックなども紹介しながら、有田焼の多様な表情に触れられる場を提供しています。お買い物ガイドやお手入れ方法、贈り物の提案、書籍「有田焼を愉しむ食卓とレシピ」などの情報発信も行い、「美しいもの」「美しい心」「美しく商いする」「美しい組織」という理念のもと、いつの時代にも喜んで使ってもらえる有田焼を届けることを目指しています。

有田焼の産地に根ざした「産地商社」としての役割

賞美堂本店は、有田焼の産地である佐賀県有田町に根ざし、窯元をはじめとする多くの作り手と、全国・世界の使い手をつなぐ「産地商社」です。400年以上続く有田焼の歴史のなかで培われた文様や色彩、かたちの美しさを現代の暮らしにどう活かすかを考えながら、産地の声とお客様の声の両方を見つめた商品企画・セレクトを行っています。産地とお客様の橋渡しを担い、互いの声を伝え、利益を還元することも重要な使命と位置づけています。

オリジナル・ブランド「其泉」が体現する有田焼の普遍的な美

「其泉(きせん)」は、賞美堂本店がプロデュースするオリジナル・ブランドです。江戸〜明治期の様式美を現代に甦らせた「琳派古伊万里様式」「春秋文」などのトラディショナルライン、有田焼の伝統文様や色彩を暮らしに合わせてアレンジしたモダンライン、使い手目線の機能性を備えたカジュアルラインまで、多彩なシリーズを展開。熟練した窯元や外部デザイナーとのパートナーシップによって、「時代をこえて美しく」というコンセプトを一貫して形にしています。

シリーズ・形・色・コーディネートから選べるオンラインショップ

公式オンラインショップでは、「琳派古伊万里様式」「春秋文」「白磁菊割」「色鍋島麻の葉地紋」「くだもの」「ゆいからくさ」「Cacomi」「hoval」など、其泉の代表的なシリーズをはじめ、大小さまざまな器を掲載しています。シリーズから、形状(皿・鉢・飯碗・急須・カップなど)から、色から、さらに「トラディショナル」「モダン」「カジュアル」といったコーディネート軸からも商品を検索でき、動画紹介や読み物コンテンツ、ギフト特集やお買い物ガイドとあわせて、器選びをじっくり楽しめる構成になっています。

三人代表体制による継承とアップデート

創業家の三世代が担う現在の賞美堂本店は、取締役会長・蒲地桃子、代表取締役社長・蒲地卓也、代表取締役専務・蒲地亜紗による三人代表体制です。桃子は「其泉」「momoco」の商品開発や書籍制作などを通じて有田焼の魅力を発信し、卓也は労働環境の整備や変化する製造環境への対応を通じて会社と産地の持続可能な成長に取り組んでいます。亜紗は商品企画やブランド運営を通して、「時代をこえて美しく」という志を次世代へとつなぐ役割を担っています。