事業者・ブランド紹介

乃し梅本舗 佐藤屋

文政四年(1821年)創業。「乃し梅」の元祖が届ける、和菓子をちょっと自由に。

山形市十日町で二百年以上続く老舗「乃し梅本舗 佐藤屋」。江戸期の薬に由来する完熟梅の銘菓「乃し梅」を原点に、八代目が手がけるネオ和菓子「玉響」「りぶれ」「空ノムコウ」など、伝統の技と現代の感性を掛け合わせた菓子づくりを続けています。

〒990-0031 山形県山形市十日町3-10-36 のしうめほんぽ さとうや
乃し梅本舗 佐藤屋

PROFILE 企業・工房について

佐藤屋は1821年(文政四年)、現在も店を構える山形市十日町にて創業しました。当時の山形は出羽三山詣での旅人で賑わい、羽州街道沿いの宿場町として栄えていた場所。旅人の疲れを癒やす「気付け薬」として伝わったものが、やがて完熟梅を使った菓子「乃し梅」へと姿を変えていきました。

代々「佐藤松兵衛」の名を受け継ぎながら、二百年余りにわたり完熟梅の銘菓をつくり続けてきた佐藤屋。鉄道の開通とともに山形のお土産として全国へ広がり、いまも変わらぬ製法で乃し梅を仕立てています。

現当主である八代目・佐藤慎太郎さんは、「和菓子をちょっと自由に」をモットーに、伝統の技で今の感性を表現するネオ和菓子に挑戦。乃し梅とチョコレートを組み合わせた「玉響」、レモンと洋酒と黒糖羊羹の「りぶれ」、夜空を思わせる「空ノムコウ」など、山形の「今」を語る新しい銘菓が次々と生まれました。

コロナ禍で百貨店や土産店が休業した際には、SNSでの発信をきっかけにオンラインショップの開設へと舵を切り、「買いたいのに買えない」お客様の声に応える場としてECを育ててきました。老舗でありながら、常に動き続ける「若い老舗」でありたい──そんな思いが佐藤屋の菓子づくりと発信の原動力になっています。

完熟梅の銘菓「乃し梅」の元祖

文政四年(1821年)創業。出羽三山詣での旅人に向けた「気付け薬」を原点に、試行錯誤の末に今の菓子のかたちへと完成させた完熟梅の銘菓「乃し梅」をつくり続けています。

モットーは「和菓子をちょっと自由に」

伝統の技を軸にしながら、チョコレートと乃し梅を組み合わせた「玉響」、レモンと洋酒と黒糖羊羹の「りぶれ」、美しすぎる羊羹「空ノムコウ」など、現代の感覚を取り入れたネオ和菓子を次々と生み出しています。

山形の「今」を語る若い老舗

看板商品「乃し梅」をはじめ、完熟梅の菓子や季節の生菓子、焼き菓子・洋菓子まで。山形の素材や風景を映した菓子で、土地の魅力と「今の山形」を伝える若い老舗として進化を続けています。