事業者・ブランド紹介

合同会社ばとん

「受け継ぎ、紡ぐ」を合言葉に、南あわじから地域資源を未来へつなぐ会社。

合同会社ばとんは、「受け継ぎ、紡ぐ」を理念に掲げ、兵庫県南あわじ市を主なフィールドに地域資源を活かした商品・サービスを企画・販売するローカルプロデュースカンパニーです。完全屋内型の縦型水耕栽培「あわじのはたけ」、淡路瓦でつくる釜めしのふた「あわじ瓦ふた」、淡路島産ジビエのお惣菜や「あわじ商店」でのセレクトギフト、さらに1966年放映『ウルトラマン』の焚火台「空想焚火シリーズ ウルトラマン篇」など、多彩なプロジェクトを通じて、地域の「困りごと」や眠っている資源を新たな価値へと編み直しています。

〒656-0542 兵庫県南あわじ市阿万吹上町727 ごうどうがいしゃ ばとん
合同会社ばとん

PROFILE 企業・工房について

合同会社ばとんのルーツは、「地方の良さを、次の世代へバトンのように渡していきたい」という代表・小菅さんの思いにあります。地方自治体のPR企画などに携わるなかで、歴史や文化、風土に根ざした魅力が十分に伝わり切れていない現状と出会い、「場所」と「人」と「商品」をつなぐ自分なりの役割を果たしたいと考え、2020年に南あわじ市を拠点とする会社を設立しました。

社名の「ばとん」には、場所の「ば」、問屋の「と」、気づきの「ん?」という意味が込められています。各地にある素晴らしい場所やものを通じて、日常の中でふとした気づきが生まれ、その気づきが心の豊かさとなって次の時代へと受け継がれていく。そんな循環を生み出すために、同社は「あわじのむらづくり」「地域資源再生ソリューション」「星の林に月の船」という三つの柱で事業を展開しています。

あわじのむらづくりでは、淡路瓦を使った釜めし用のふた「あわじ瓦ふた」や、南あわじ市の特産品を詰め合わせたギフトボックスなど、地域の歴史・産業に敬意を払ったプロダクトを企画。「地域資源再生ソリューション」では、空き物件を縦型水耕栽培設備「あわじのはたけ」やコンテナ型ジビエ処理施設として活用し、農業被害や都市集中、雇用課題といった社会問題に挑んでいます。

さらに、「星の林に月の船」ではウルトラマンの世界観を取り入れた焚火台を開発し、キャンプシーンを舞台に三世代の対話を生むプロダクトを展開。ローカルな素材や技術を生かしながら、ポップカルチャーや観光と掛け合わせることで、新しいファン層を地域へと連れてくる仕組みづくりにも取り組んでいます。南あわじの歴史と現在、そしてこれからの暮らしを、商品とサービスを通じてやさしく「紡いでいく」──それが合同会社ばとんの仕事です。

理念は「受け継ぎ、紡ぐ」──地域の記憶と暮らしをつなぐ仕事

合同会社ばとんは、先人たちが築いてきた歴史や文化を「より良い形で後世に伝える」ことを目的に、南あわじ市を中心とした地域資源を掘り起こし、商品やサービスへと再編集している会社です。観光・食・ものづくり・空き家活用など、一見バラバラに見える取り組みを、「受け継ぎ、紡ぐ」という一本の糸で結び直しています。

屋内型・縦型水耕栽培「あわじのはたけ」で、空き家を未来の農場に

完全屋内型の縦型水耕栽培設備「あわじのはたけ」を軸に、空き家・空き物件を食料生産の拠点へと転換する事業を展開。農業未経験者や移住希望者でも挑戦しやすいモデルとして、雇用創出や食料自給率向上、地域コミュニティの再生を同時に目指します。コンテナ型ジビエ処理施設やDMMジビエBOXとの組み合わせにより、獣害対策と地域の新たな収益源づくりにも貢献しています。

淡路瓦×釜めし「あわじ瓦ふた」と、島の“いちおし”を集めた「あわじ商店」

日本三大瓦の一つ・淡路瓦を使った釜めし用のふた「あわじ瓦ふた」は、地元の瓦職人と3年かけて開発された、ご当地ならではの商品。「あわじ商店」では、この「あわじ瓦ふた」や「あわじ瓦めしセット」をはじめ、南あわじ市認定の観光ガイドでもある店主が選んだ“島のいちおし”をセレクトし、ギフトボックスとして全国へ届けています。

ジビエ惣菜やウルトラマン焚火台で、世代を超えて楽しむローカルコンテンツ

淡路島産イノシシ肉を使った「島の猪 お手軽ラグーソース」や「島の猪 旨辛ジビエアヒージョ」などのレトルト惣菜は、自宅で気軽にジビエを楽しめる人気シリーズ。また、1966年放映『ウルトラマン』をモチーフにした焚火台「空想焚火シリーズ ウルトラマン篇」では、三世代が焚き火を囲んで語り合う時間をデザインし、コンテンツと地域をつなぐ仕掛けづくりに挑戦しています。