事業者・ブランド紹介

沖縄黒糖

サトウキビの恵みを、黒糖という“台所の定番”に。沖縄・読谷で続く、昔ながらの黒糖づくり。

沖縄黒糖は、沖縄県読谷村で黒糖の製造・販売を行うメーカーです。サトウキビを搾った糖汁を釜で煮詰め、冷まして固める――。黒糖ならではの製法を体験できる施設としても親しまれ、工場見学や工場直売店、飲食店の運営も行っています。料理やお菓子づくり、飲み物の甘み付けまで、日々のキッチンで“使い切れる黒糖”を提案してくれる存在です。

〒904-0301 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2822番地の3 おきなわこくとう
沖縄黒糖

ここが推し!

黒糖って、ただ甘いだけじゃなくて“料理のコク担当”でもあるんですよね。沖縄黒糖は、カット黒糖や黒糖シロップなど、キッチンで使いやすい形が揃っていて、煮物に少し足したり、ミルクに溶かしたり、ヨーグルトに垂らしたりと、出番が多い。旅先で買って終わりじゃなく、家に帰ってからじわじわ良さが分かるタイプの黒糖です。

PROFILE 企業・工房について

沖縄で黒糖といえば、サトウキビの季節とともに立ち上がる甘い香りを思い出す人も多いはず。沖縄黒糖は、そんな土地の記憶に近いかたちで、サトウキビから黒糖をつくり、届けているメーカーです。所在地は沖縄県読谷村。会社としては1987年に設立され、黒糖の製造販売に加えて菓子や土産品、飲食店の運営も手がけています。

黒糖づくりは、とてもシンプルで、だからこそ奥が深い。収穫したサトウキビを圧搾し、糖汁を釜へ。アクを取りながら煮詰め、釜を移しながら濃縮していくと、糖汁は飴のように粘りを増していきます。最後は鉄板に流し込み、自然に冷まして固め、食べやすいサイズにカットして袋詰めへ。工程を追うだけでも、黒糖が“ただの砂糖”ではなく、原料の個性を抱えた「含蜜糖」であることが実感できます。

そして沖縄黒糖の面白さは、黒糖をつくる過程で生まれるものを“捨てない”ところにもあります。サトウキビを搾ると、糖汁のほかに搾りかす(バガス)が残りますが、これを釜の燃料として使い、さらに灰をやちむんの材料へ――。サトウキビ一本を、食べ物から燃料、工芸へとつないでいく循環の発想が、ブランドの姿勢として根づいています。

商品としては、黒糖を日常に戻してくれる形が揃っているのが魅力です。工場直売店で紹介されている“オリジナル黒糖”は、料理の甘み付けやコク出しに使いやすく、“オリジナル黒糖シロップ”は、パンケーキやアイス、ミルク、コーヒーなどにそのまま合わせやすい。甘さを足すのではなく、味を整えるために少し入れる――そんな使い方にも向いています。

工場見学や直売店、そしてレストランの運営まで含めて、沖縄黒糖は黒糖を「買う」だけでなく「知って、使って、好きになる」導線を持ったブランドです。旅先で出会って終わりではなく、家に帰ってから台所で長く付き合える。そんな黒糖の“定番化”を後押ししてくれる存在だと感じます。

サトウキビを搾って、釜で煮詰めて、固める。黒糖らしい“含蜜糖”のつくり方

黒糖は、糖蜜(ミネラル分などを含む蜜)を分けずに、そのまま固める「含蜜糖」。沖縄黒糖では、搾った糖汁のアクを取りながら釜で煮詰め、濃縮した糖汁を流し込んで冷まし、カットして袋詰めする――そんな黒糖らしい工程で製品化されています。料理や菓子づくりで、甘みだけでなく“奥行き”を足したい時に頼れる甘味料です。

サトウキビの搾りかす(バガス)まで活かす、循環するものづくり

サトウキビは搾った後にも価値が残ります。沖縄黒糖では、搾りかすの「バガス」を釜の燃料として活用。さらに灰を沖縄の伝統工芸「やちむん(焼き物)」の材料に使うなど、食べ物・燃料・工芸へと循環していく発想を大切にしています。原料を“使い切る”姿勢は、キッチンの価値観とも相性がいいポイントです。

使い方で選べる:カット黒糖/黒糖シロップなど、台所に置きやすい黒糖

黒糖は「塊」だけではありません。沖縄黒糖の工場直売店では、カットタイプの“オリジナル黒糖”や“オリジナル黒糖シロップ”なども紹介されています。黒糖シロップは、ドリンクやデザートにそのまま回しかけやすく、カット黒糖は煮物・タレ・お菓子づくりなどで分量調整がしやすいのが魅力。家庭のキッチンで“続けて使う”ことを前提にしたラインアップです。

旅の思い出で終わらせない:工場直売店と工場見学で、黒糖が身近になる

沖縄黒糖は、工場見学や直売店を通じて黒糖づくりを体験できる場所でもあります。サトウキビから黒糖ができるまでの工程を見て、出来たてに触れ、気に入ったものを買って帰る。そんな体験があると、黒糖は“お土産の甘い塊”ではなく、家の台所で使い切りたくなる調味料に変わっていきます。