江戸の「粋」を握る。家康と共に歩んだ400年の歴史|伊場仙(Ibasen)
伊場仙の扇子には、かつて版元として出版した浮世絵の名作が描かれています。
北斎の富士、国芳の猫、広重の江戸百景。
それは単なる扇子ではなく、手の中で楽しむ小さな美術館です。
版元としての誇り
1590年(天正18年)、徳川家康の江戸入府と共に創業した「伊場仙(いばせん)」。日本橋に店を構え、創業当初は和紙や竹製品を扱っていましたが、江戸後期には浮世絵の版元として歌川豊国、国芳、広重などの作品を世に送り出しました。その歴史を受け継ぐ「江戸扇子」は、骨の数が少なく、幅広の折りで絵柄を大胆に見せるのが特徴。「パチン」と小気味よい音を立てて開くその所作には、江戸っ子の潔さと美学が宿っています。また、一本の竹を割いて作られる「江戸団扇(うちわ)」も、夏の風物詩として愛され続けています。
なぜ「伊場仙」が選ばれるのか|3つの理由
浮世絵版元の「伝統」
江戸時代、伊場仙は「団扇絵(うちわえ)」の版元として、当時のトップクリエイターである歌川豊国、国芳、広重らを起用していました。その版木やデザイン資産は現在も受け継がれており、他にはないダイナミックで物語性のある絵柄の扇子を生み出しています。
粋な「江戸扇子」
骨の数が多く繊細な「京扇子」に対し、「江戸扇子」は骨が太く数が少ないのが特徴です。折り幅が広いため絵柄が見やすく、開閉もしやすい実用的な作り。「パチン」と良い音が鳴るのも、江戸っ子が好んだ「粋」な演出です。
手作りの「江戸団扇」
一本の竹を細かく割いて骨にする「房州(ぼうしゅう)うちわ」の系統を汲む江戸団扇。持ち手から骨までが一本の竹でできているため、手に馴染みやすく、しなやかな風を起こします。浴衣の生地などを貼った涼やかなデザインが人気です。
編集部メモ
伊場仙の江戸扇子は、京扇子とは全く違う魅力があります。京扇子が繊細で雅(みやび)なら、伊場仙は「粋(いき)」。骨が太くてしっかりしており、仰いだ時の風量が豊かです。国芳の「猫」が描かれた扇子はユーモラスな絵柄は会話のきっかけにもなります。何より丈夫なのでガシガシ使えます。浴衣の帯に差すなら、やはり江戸団扇。竹のしなりが心地よく、飾っておくだけでも絵になるので、夏のご挨拶や海外の方へのギフトにもおすすめです。
まとめ:歴史を仰ぐ、贅沢。
400年以上続く老舗の扇子を開くとき、そこには江戸の風が吹きます。
粋な絵柄と、心地よい風。
伊場仙の扇子は、現代の暑い夏を涼やかに、そして格好良く乗り切るための最高の道具です。
- 会社名
- 株式会社 伊場仙
- 創業
- 1590年(天正18年)
- 住所
-
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町4-1
Google Map - 電話番号
- 03-3664-9261
- 事業内容
- 扇子・団扇・和紙製品の製造販売
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