事業者・ブランド紹介

清酒 白老

知多半島・常滑から、発酵文化を醸し続ける「白老」。

愛知県常滑市・知多半島に蔵を構える澤田酒造は、江戸末期の嘉永元年(1848年)創業の酒蔵。日本六古窯・常滑焼のまちで、良質な水と伊勢湾から吹き込む風土を生かし、日々の食卓に寄り添う食中酒としての「白老」を醸しています。明治期には「速醸」の礎となる酒母づくりにも貢献し、いまも“五方良し”の理念のもと、発酵文化の進化と伝承を使命に酒造りを続けています。

〒479-0818 愛知県常滑市古場町4丁目10番地 せいしゅ はくろう
清酒 白老

PROFILE 企業・工房について

愛知県・知多半島の西側、伊勢湾に面した常滑は、常滑焼で知られる陶器の産地として発展してきた街です。この地に澤田酒造が創業したのは嘉永元年(1848年)。水質に恵まれた土地を選び、船で名古屋や東京方面へと酒を運んだことから「白老」の歴史が始まりました。

明治期には自社内に醸造試験場を設け、乳酸添加による酒母づくりを開発するなど、腐造を防ぎ安定した品質を実現するための研究にも積極的に取り組んできました。現在は「働き手良し、売り手良し、買い手良し、世間良し、自然良し」の“五方良し”を経営理念とし、蔵人だけでなく地域や自然環境まで含めた「五つの良し」を醸し続けることを使命としています。

仕込みでは麹蓋(こうじぶた)による丁寧な麹づくりを行い、地元・愛知県産の酒米「若水」などを用いて、食事に寄り添う旨味のある酒質を追求。純米や吟醸、搾りたての限定酒に加え、佐布里梅をワラ灰の水で下ごしらえして日本酒に漬け込む梅酒「白老梅」、酒粕やシロップ、酢・醤油・味噌などの調味料まで、発酵の恵みを多彩なかたちで届けています。蔵元直売所や酒蔵見学(※状況により変動あり)を通じて、酒と土地と人がつながる場づくりにも力を入れています。

知多半島・常滑の発酵文化に根ざした酒蔵

蔵のある常滑は、日本六古窯のひとつ「常滑焼」の産地として知られる土地。海運で栄えた歴史と発酵文化が交わるまちで、地元の水と米を生かした酒造りを続けています。

「進化と伝承のDNA」─ 速醸を支えた技術開発

明治時代には自社に醸造試験場を設け、腐造を防ぐ乳酸添加の酒母づくりに挑戦。現在の酒母製法「速醸」の礎となる技術に携わった蔵として、伝統と革新の両輪で品質向上に取り組んできました。

五方良しの経営理念と、日常に寄り添う食中酒

「働き手良し、売り手良し、買い手良し、世間良し、自然良し」という“五方良し”を掲げ、人と地域と自然が豊かに循環する未来を見据えた酒造り。食事と共に味わう旨口の日本酒を軸に、生活者の感情に寄り添う酒質を追求しています。

白老梅・酒粕・調味料まで広がる発酵プロダクト

純米酒や吟醸酒だけでなく、知多市・佐布里梅を使った梅酒「白老梅」や、梅シロップ、料理酒、酢・醤油・味噌といった調味料も展開。酒蔵ならではの発酵の知恵を、食卓のすみずみに届けています。