この記事をシェア

【せいろ(蒸し器)】電子レンジより美味しい!日本製(檜・杉)の選び方とカビさせない使い方ガイド

約4分で読めます

本記事はプロモーションを含みます

「温野菜は電子レンジでチンすれば十分」と思っていませんか?
実は、レンジ加熱と「蒸し調理」は、科学的に全く別の調理法です。

せいろ(蒸し器)を使う最大のメリットは、「水分を補いながら加熱するから、冷めても美味しい」こと。
パサつきがちな鶏肉はしっとりと、野菜は驚くほど甘くなります。
そのまま食卓に出せるので、洗い物が減るのも嬉しいポイントです。

「木の道具はカビが生えそう…」と敬遠されがちですが、「使う前に濡らす」「しっかり乾かす」という2点を守れば、一生モノとして付き合えます。
この記事では、日本製の檜(ひのき)・杉のせいろの選び方と、カビを防ぐ手入れのコツを解説します。

1. 電子レンジとせいろの違い|水分補給で「冷めても美味しい」理由

せいろで蒸した野菜やお肉が美味しいのには、明確な理由があります。
電子レンジ加熱との決定的な違いを見てみましょう。

水分を「奪う」レンジと、「与える」せいろ

電子レンジは食材に含まれる水分を振動させて発熱させるため、加熱中に水分が蒸発し、冷めるとパサパサになりがちです。

対してせいろは、たっぷりの蒸気(水分)で包み込みながら加熱します。
食材の水分を失わないどころか、潤いを与えながら火を通すため、冷めてもしっとり感が続きます。
冷やご飯やお餅の温め直しにも最適です。

電子レンジとせいろの加熱時の水分変化の違いを比較したイラスト

そのまま食卓へ。洗い物が減る「時短」効果

せいろは調理器具でありながら、優れた食器でもあります。
お皿に移し替える必要がなく、蒸し上がったらそのままテーブルへ。
蓋を開けた瞬間の湯気と木の香りがご馳走になります。
大皿もラップも不要で、後片付けが楽になるという、忙しい現代人にこそおすすめの道具です。

蒸し上がったせいろをそのまま食卓に並べて食事をするイラスト

2. 素材で選ぶせいろ|耐久性の「檜(ひのき)」と香りの「杉」

せいろに使われる素材は主に3種類。
価格と耐久性、そして香りの好みで選びましょう。

【檜(ひのき)】耐久性No.1。プロも選ぶ最高級品

木目が美しく、非常に丈夫な素材です。
最大の特徴は「リラックスできる森の香り」
価格は高めですが、ヤニ(樹脂)が多く水に強いため、丁寧に使えば10年以上持ちます。
留め具に「桜の皮」を使うなど、作りの丁寧なものが多いのも特徴です。

桜皮の留め具が美しい高級な檜(ひのき)製せいろの水彩画風イラスト

【杉(すぎ)】調湿性に優れ、優しい香り

木目がはっきりしていて、軽く、調湿作用に優れています。
食材の余分な水分を吸ってくれるため、ご飯などを蒸すのに適しています。
檜よりリーズナブルで、日常使いにバランスの良い素材です。

木目がはっきりとした親しみやすい杉製せいろの水彩画風イラスト

【竹(たけ)】安価で手軽だが、カビには注意

中華せいろによく使われる素材。
安価で購入しやすいのがメリットですが、木製に比べると吸湿性が低く、水滴が食材に落ちやすい場合があります。
また、繊維の性質上、しっかり乾燥させないとカビやすい点に注意が必要です。

編み目が特徴的な一般的な竹製中華せいろの水彩画風イラスト

3. せいろのサイズ選びと「蒸し板」|専用鍋はいらない?21cm・24cm

初めてせいろを買う時に悩むのがサイズと、鍋の問題。
これを解決する魔法のアイテムが「蒸し板」です。

人数別のおすすめサイズ(直径)

・18〜21cm(1〜2人用):シュウマイや温野菜の副菜に。食卓でも邪魔にならないサイズ。
・24cm(3〜4人用):メインのおかずや、家族分の蒸しパンを作るならこのサイズ。
・27cm以上:大家族や、魚を丸ごと蒸したい場合に。

せいろのサイズと調理できる量の目安を表したイラスト

「蒸し板」があれば、家にあるフライパンで使える

せいろ専用の鍋を買う必要はありません。
「蒸し板(安定板)」というドーナツ状の金属プレートがあれば、手持ちのフライパンや片手鍋の上にせいろを安定して乗せることができます。
せいろが焦げるのを防ぐ効果もあるため、セット買いを強くおすすめします。

フライパンの上に蒸し板を置き、その上にせいろを乗せている図解イラスト

4. 【日本製】一生モノのせいろおすすめブランド|木曽・秋田曲物

安価な輸入品は接着剤の匂いが気になることがありますが、日本製の伝統工芸品なら安心して食品に使えます。

【長野】木曽の曲げわっぱ職人が作るせいろ

日本三大美林「木曽ひのき」を贅沢に使用。
お弁当箱で有名な曲げわっぱの技術で作られており、蓋の噛み合わせが精巧で蒸気を逃しません。
厚みのある檜を使っているため耐久性が高く、一生モノとして育てる楽しみがあります。
蓋の網代(あじろ)編みも美しく、工芸品としての風格があります。

【秋田】柴田慶信商店(大館曲げわっぱ)

白木が美しい、曲げわっぱせいろの最高峰。
秋田杉の無塗装(白木)にこだわる名門ブランド。
天然杉が余分な水分を吸ってくれるため、おこわや根菜が驚くほど甘く蒸し上がります。
蓋に厚みがあり、蒸気を逃さない精巧な作りは、「一生モノ」として料理家の指名買いが絶えません。

5. せいろをカビさせない手入れ術|使用前の「水濡らし」が寿命を決める

せいろを長く使うためのルールはシンプルです。
「焦がさない」「カビさせない」ためのポイントを押さえましょう。

【使用前】全体を水で濡らす(最重要!)

使う前に必ず、せいろ全体(蓋と身)を水でさっと濡らしてください。
木に水分を含ませることで、食材の匂い移りや油染みを防ぐことができます。
また、鍋の熱による焦げ付き防止にもなります。

使用前のせいろを水道水で濡らしている様子のイラスト

【使用後】洗剤はNG。お湯洗いと「陰干し」

木に洗剤が染み込むのを避けるため、基本は「お湯とたわし」で洗います。
肉の脂などがついた場合のみ、薄めた洗剤で手早く洗いましょう。
洗った後は、風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させます。
保管する際は、ビニール袋に入れるとカビの原因になるため、紙袋に入れるか、キッチンの棚に出しっぱなしにしておくのがベストです。

6. まとめ:湯気の向こうに広がる、豊かな食卓の風景。

湯気が立ち上るせいろと、食卓を囲む温かいイメージ画像

せいろのある暮らしは、想像以上に簡単で、豊かです。
冷蔵庫の余り野菜を詰め込んで蒸すだけで、甘くて美味しい一品が完成します。

【選び方の結論】
・香りと耐久性で選ぶなら「木曽ひのきのせいろ」
・手持ちの鍋で使うなら「蒸し板」を必ずセットで
・まずは副菜・2人暮らしなら「21cm」がベスト

蓋を開けた瞬間の、真っ白な湯気と木の香り。
そんな幸せな瞬間を、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。

関連ガイド

このカテゴリのブランドをもっと見る