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白湯(さゆ)の作り方|鉄瓶・やかん・電気ケトルで味はどう変わる?

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「たかがお湯、されどお湯。」
健康や美容のために「白湯(さゆ)」を飲み始めたいけれど、沸かし方で迷っていませんか?

結論から言うと、白湯の味は「沸かす道具」で劇的に変わります。
最も美味しく作れるのは「鉄瓶」ですが、手持ちの「やかん」や「電気ケトル」でも、あるひと手間を加えるだけで、口当たりの良いまろやかな白湯を作ることができます。

この記事では、道具ごとの味の違いと、効果を最大限に引き出す「正しい白湯の作り方(10分沸騰の法則)」を解説します。
今日からあなたの体を作る一杯を、最高のものに変えましょう。

1. そもそも「白湯(さゆ)」と「お湯」は何が違う?

ただ水を温めただけのものを「お湯」と呼びますが、「白湯」には定義があります。
それは、一度しっかりと沸騰させて、不純物を取り除き、飲みやすい温度(50℃前後)まで冷ましたものです。

なぜ「沸騰」が必要なのか?

水道水には、消毒のための塩素(カルキ)が含まれています。
しっかりと沸騰させ続けることで、塩素やトリハロメタンといった不純物が気化して飛びます。
これにより、水独特のカルキ臭さが消え、喉に引っかからない「甘みのある水」に変化します。

アーユルヴェーダ(インドの伝承医学)では、水を火にかけて沸騰させることで「火のエネルギー」を取り込み、体を温める力が強まると考えられています。

2. 【味の比較】鉄瓶 vs やかん vs 電気ケトル

「どれで沸かしても同じでしょ?」と思われがちですが、実際に飲み比べてみるとその差は歴然です。
道具ごとの特徴と味の違いをまとめました。

【最高評価】南部鉄器(鉄瓶)

味の特徴:驚くほどまろやかで、甘い。
鉄瓶の内側から溶け出す鉄イオンが、水道水の塩素を吸着・分解します。
角が取れてトロリとした口当たりになり、白湯だけで「美味しい」と感じられるレベルになります。
同時に鉄分補給もできるため、貧血気味の女性には特におすすめです。

コンロの上で湯気を立てる南部鉄器の鉄瓶

【一般的】ステンレス・ホーローやかん

味の特徴:クセがなく、すっきりしている。
金属の影響を受けにくいため、水本来の味が残ります。
後述する「フタを開けて10分沸騰」を行えば、カルキ臭は完全に飛び、十分に美味しい白湯が作れます。
ただし、鉄瓶のような「甘み」や「とろみ」は出にくい傾向があります。

清潔なキッチンで沸騰しているステンレス製のやかん

【注意が必要】電気ケトル・ポット

味の特徴:少し硬く、カルキ臭が残りやすい。
多くの電気ケトルは「沸騰したら自動でスイッチが切れる」仕様です。
これだと沸騰時間が短すぎて、塩素が完全に抜けきりません。
「カルキ抜き機能」がついているもの選ぶか、フタを開けたまま再沸騰させる工夫が必要です(※蒸気センサー式はフタを開けると沸騰しない場合があるので注意)。

キッチンカウンターに置かれた電気ケトルとマグカップ

3. アーユルヴェーダ式!正しい白湯の作り方(10分沸騰)

どの道具を使うにしても、「換気扇を回しながら、フタを外して10分以上沸騰させる」のが鉄則です。
不純物を蒸気と一緒に外へ逃がすイメージを持ってください。

手順1:水を入れて火にかける

やかんに水を入れ、フタをして強火にかけます。
水は水道水で構いませんが、浄水器を通した水ならより美味しく仕上がります。

フタをしてガスコンロの強火にかけられたやかん

手順2:沸騰したらフタを取る(重要)

ボコボコと大きな泡が出て沸騰したら、必ずフタを外します。
フタをしたままだと、揮発した有害物質がフタの裏について水に戻ってしまいます。
火を少し弱め、水面が揺れ続ける程度の火加減をキープします。

やかんのフタを開けたまま沸騰させ、湯気が立ち上っている様子

手順3:10分〜15分沸かし続ける

この「10分間」が、ただのお湯を「白湯」に変える魔法の時間です。
空気が取り込まれ、味がまろやかになります。
時間が経ったら火を止め、カップに注いで50℃〜60℃(すすって飲める熱さ)になるまで冷まします。
※水で薄めて温度を下げるのはNGです。自然に冷めるのを待ちましょう。

沸かし終えた白湯をカップに注ぎ、湯気が立っている様子

4. 効果を高める「飲み方」のルールとタイミング

白湯は薬ではありませんが、飲むタイミングによって体に与える影響が変わります。
一気にガブ飲みせず、10分くらいかけてゆっくりすするのがポイントです。

  • 朝:寝起きの一杯(デトックス)

    朝起きてすぐに、歯磨きをした後(口内の雑菌を流さないため)に飲みます。
    空っぽの胃腸が温まり、ぜん動運動が活発になるため、便秘解消に効果的です。
    内臓温度が1℃上がると、基礎代謝は約10%上がると言われています。

  • 夜:寝る前のリラックス(安眠)

    就寝の30分〜1時間前にゆっくり飲みます。
    副交感神経が優位になり、リラックスして眠りにつきやすくなります。
    ただし、飲みすぎると夜中にトイレに行きたくなるので、コップ半分程度(100ml)に留めましょう。

5. よくある質問|電子レンジは?水道水でいい?

電子レンジで作ってもいいですか?

時短にはなりますが、味は落ちます。
レンジ(マイクロ波)での加熱は、水の分子を振動させて温めるだけなので、カルキが抜けません。
ミネラルウォーターを使うならレンジでもOKですが、水道水の場合はおすすめしません。また、温まり方にムラができやすいデメリットもあります。

水道水とミネラルウォーター、どっちがいい?

鉄瓶なら「水道水」で十分美味しいです。
鉄瓶は水道水の塩素を除去し、鉄分を付与して美味しくする効果があるため、わざわざ高い水を買う必要はありません。
電気ケトルやステンレスやかんを使う場合で、カルキ臭が気になる方はミネラルウォーターを使うと良いでしょう。

1日にどれくらい飲めばいい?

1日 800ml(コップ4〜5杯)を目安にしてください。
体に良いからといって飲みすぎると、胃液が薄まって消化不良を起こしたり、むくみの原因になったりします。
「水」の代わりにお茶やコーヒーも飲むと思うので、白湯はあくまで健康習慣として適量を取り入れましょう。

6. まとめ:最高の一杯は「鉄瓶」から生まれる

白湯の味が劇的に変わる道具比較の画像

白湯は、最もお金のかからない健康法です。
しかし、その味は「道具」と「手間」で大きく変わります。

1. フタを開けて10分以上沸騰させる(カルキ抜き)
2. 適温(50℃)まで冷ましてゆっくり飲む

まずは手持ちのやかんで、この方法を試してみてください。
そして、「もっと美味しく飲みたい」「鉄分も摂りたい」と思ったら、ぜひ一生モノの鉄瓶を手に取ってみてください。
朝の一杯の白湯が甘く感じられた時、あなたの体は確実に変わり始めています。

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