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急須・ティーポット「おしゃれ」な日本製おすすめ|常滑焼など洗いやすい名品

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「ペットボトルのお茶でいいや」と思っていませんか?

実は、日本茶の味の8割は「急須(きゅうす)」で決まります。
茶葉がしっかりと開き、最後の一滴(ゴールデンドロップ)まで注ぎきれる道具を使えば、スーパーの安い茶葉でも料亭のような味に化けます。

今回は、お取り寄せした和菓子や干し芋を最高に美味しく楽しむための、「おしゃれ」で「洗いやすい」日本製の急須を厳選しました。
一生使える「常滑焼」から、モダンなデザインまでご紹介します。

1. 金網はNG?「洗いやすい」急須の選び方

デザインだけで選ぶと「茶殻が詰まって洗いにくい」「お茶が金属臭い」といった失敗をしがちです。 長く愛用するための2つのポイントを押さえましょう。

① 茶こしは「陶製(セラメッシュ)」を選ぶ

急須選びで最も重要なのが「茶こし」です。
カゴ網のようなステンレス製ではなく、急須本体と同じ土で作られた「陶製茶こし(セラメッシュ・ささめ)」を選んでください。

メリット:
・金気(金属臭)がなく、お茶本来の香りが楽しめる
・茶葉が急須の中でゆったり広がるため、味が濃厚になる
・網の裏に茶葉が挟まることがなく、水で流すだけでキレイになる(洗いやすい!)

② 素材で選ぶ「炻器(せっき)」と「磁器」

【常滑焼・萬古焼(炻器)】:
土肌を感じるマットな質感。お茶の渋みを吸着し、まろやかにする効果があります。緑茶を美味しく飲むならこれ一択。

【波佐見焼・有田焼(磁器)】:
つるっとしていてデザインが豊富。香りを吸着しないため、紅茶や中国茶など香りを重視するお茶にも向いています。

ステンレス網と陶製茶こしの比較イラスト

2. 急須・ティーポット「日本製」おしゃれな名品5選

機能美を極めた伝統工芸品から、現代のキッチンに馴染むモダンデザインまでピックアップしました。

【No.1】愛知・常滑焼 / 人水(じんすい)朱泥急須

「急須といえば常滑(とこなめ)」と言われる最高峰。
日本六古窯の一つ、愛知県常滑市の伝統工芸品です。 特徴はこの赤い土(朱泥)。鉄分を多く含み、お茶のタンニンと反応して渋みを和らげ、驚くほどまろやかな味にしてくれます。
精密な「陶製茶こし」が職人技で作られており、目詰まりしにくく、最後の一滴まで気持ちよく注げます。 初めて本格的な急須を持つなら、まずはこの一本です。

特徴:お茶が美味しくなる、洗いやすい、伝統的

【No.2】岩手・南部鉄器 / Roji Associates カラーティーポット

世界が注目する「Nambu Tekki」。一生モノの頑丈さ。
伝統的な南部鉄器をモダンにアレンジした、カラーティーポットです。 保温性が非常に高く、長時間温かいお茶を楽しめるのが特徴。
内側はホーロー加工されているため錆びる心配がなく、お手入れも簡単です。 その美しい佇まいは、テーブルに置いておくだけで絵になります。海外へのギフトとしても大人気。

特徴:保温性抜群、モダンデザイン、ギフトに最適

【No.3】長崎・波佐見焼 / 白山陶器 麻の糸 ポット

グッドデザイン賞受賞。北欧食器とも合う日本のモダン。
400年の歴史を持つ波佐見焼の老舗ブランド、白山陶器の代表作です。 深い藍色(インディゴ)のラインが美しく、和食器だけでなく北欧デザインのカップとも相性抜群。
口が広くて洗いやすく、大容量(約400ml〜)なので、家族みんなでお茶を飲むシーンや、紅茶用のポットとしても活躍します。

【No.4】三重・萬古焼(ばんこやき) / 紫泥急須

お茶好きが辿り着く、「紫泥(しでい)」の実力。
常滑焼と並ぶ急須の二大産地、三重県の萬古焼。 鉄分を多く含む土を高温で焼き締めており、使い込むほどに光沢が増し、味わい深い色へと変化します。
吸水性がなくお茶の味をダイレクトに引き出しつつ、角を取ってまろやかにする魔法のような急須です。

【No.5】新潟・工房アイザワ / ブラックピーマン ストレートポット

金物の町・燕三条が作る、機能美ステンレス。
「割れるのが怖い」という方には、燕三条の老舗道具店が作るステンレスポットがおすすめ。
無駄を削ぎ落としたスタイリッシュなデザインで、竹のハンドルが和の雰囲気を添えています。 落としても割れず、茶こしも本体と一体化しているため、洗いやすさと耐久性は最強クラスです。

3. お店の味になる。急須で楽しむ「お茶の儀式」

良い急須を手に入れたら、淹れ方にも少しだけこだわってみてください。
ポイントは「お湯を冷ます」こと。これだけで、渋みが消えて「出汁(だし)」のような旨味が溢れ出します。

STEP 1:湯呑みにお湯を移して「待つ」

沸騰したお湯を直接急須に入れてはいけません。一度「人数分の湯呑み」にお湯を注ぎ、1分ほど待ちます。
これで湯呑みも温まり、お湯の温度が適温(70〜80℃)まで下がります。このひと手間が、甘みを引き出す最大の秘訣です。

沸騰したお湯を湯呑みに注いで冷ましているイラスト

STEP 2:茶葉を入れてじっくり「蒸らす」

急須に茶葉(1人あたり小さじ1〜2杯)を入れ、冷ましたお湯を注ぎます。
蓋をして約1分。急須の中で茶葉がゆっくりと開き、鮮やかな緑色のお茶成分が溶け出すのを静かに待ちます。
※この時、急須を揺すってはいけません。雑味が出てしまいます。

急須にお湯を注ぎ、蓋をして静かに待っているイラスト

STEP 3:最後の一滴「ゴールデンドロップ」

複数人の場合は、濃さが均一になるように「廻し注ぎ(1→2→2→1の順)」をします。
そして最も重要なのが「最後の一滴」です。
この一滴にはお茶の旨味が凝縮されており、「ゴールデンドロップ」と呼ばれます。急須をしっかりと傾け、最後のしずくまで注ぎきってください。
(注ぎきることで、急須内の茶葉が蒸れすぎず、二煎目も美味しくいただけます)

急須をしっかり傾けて最後の一滴を注ぎきっているイラスト

🍠 淹れたてのお茶と、冬の「黄金スイーツ」。

炙り干し芋

丁寧に入れたお茶の香りを引き立てる最高のパートナー、それは「干し芋」です。

砂糖不使用なのにジャムより甘い、茨城産の「紅はるか」。
こたつに入って、温かいお茶とねっとり甘い干し芋をつまむ時間は、冬だけの特別な贅沢です。

4. 洗剤は禁止。急須を「育てる」お手入れ方法

土で作られた急須(常滑焼や萬古焼)は「生きている」と言われます。正しいお手入れで、一生の相棒に育てましょう。

① 基本は「水洗い」のみ

土の急須には目に見えない小さな穴が無数に空いています。
食器用洗剤を使うと、その成分や香りが穴に入り込み、お茶の味を損ねてしまうため、原則として洗剤は使いません。

使い終わったら茶殻を捨て、水かぬるま湯でサッと洗い流すだけでOK。 茶渋が気になる場合のみ、重曹や酸素系漂白剤を薄めてつけ置きしてください。

急須を水だけで洗っているイラスト(洗剤NG)

② とにかく「乾燥」させる

洗った後は、蓋を外して風通しの良い場所で完全に乾かしてください。水分が残っているとカビの原因になります。

口を下にして伏せると内部に湿気がこもるので、口を上に向けて乾かすのがコツです。

急須の蓋を外して風通しの良い場所で乾燥させているイラスト

5. 急須選びのQ&A

1人暮らしや家族用、サイズの目安は?

湯呑み1杯を約80〜100mlとして計算します。
・1人暮らし:200ml前後(大きすぎると茶葉が広がりにくい)
・2〜3人家族:350ml〜400ml(一般的な定番サイズ)
「大は小を兼ねる」と言いますが、お茶に関しては「人数に合ったサイズ」で淹れるのが、茶葉がしっかり対流して一番美味しくなります。

左利きでも「横手」の急須は使える?

一般的な「横手(持ち手が横にあるタイプ)」は右利き用に作られており、左手で持つと手首をひねる形になり非常に注ぎにくいです。
左利きの方は、「後ろ手(持ち手が後ろ)」のティーポットタイプか、「上手(持ち手が上)」の土瓶タイプを選ぶのがおすすめ。最近では「左利き専用の横手急須」を作っている窯元もあります。

注ぎ口についている「ビニール」は外す?

新品の急須の注ぎ口についている小さなビニールカバーは、輸送中の破損を防ぐための保護用です。
つけたままお茶を淹れると、隙間に茶渋や水垢が溜まり、カビの原因になり不衛生です。必ず外してから(捨ててから)使用してください。

6. まとめ:お茶の時間は、心の休憩

素敵な急須で日本茶を淹れているシーン

忙しい毎日の中で、急須でお茶を淹れる3分間。
それは単なる水分補給ではなく、心をリセットするための大切な儀式のようなものです。

お気に入りの急須とお茶菓子を用意して、自分だけの贅沢なティータイムを楽しんでください。 使い込むほどにツヤが出る急須の変化も、日々の楽しみになるはずです。

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