「鶏肉の皮がニュルッとして切れない」「接続部分の汚れやサビが気になる」。
もし今、100円ショップや古いキッチンバサミを使っているなら、それはとても「もったいない」時間を過ごしているかもしれません。
日本の刃物メーカーが本気で作ったキッチンバサミは、もはや「ハサミの形をした包丁」です。
分解して丸洗いできる清潔さ、カニの殻も断ち切る圧倒的な切れ味。
このガイドでは、燕三条や関の職人が作る「オールステンレス」の名品を中心に、一生愛用できる日本製キッチンバサミの選び方とおすすめを紹介します。
なぜ「日本製・オールステンレス」が最強なのか
1. 分解できるから、カビ・サビ知らずで圧倒的に清潔
一般的なハサミの最大の弱点は「重なり部分」が洗えないこと。 ここに食材のカスや水分が溜まり、気づかないうちに黒カビやサビの温床になってしまいます。 日本製の高級キッチンバサミは「分解(セパレート)」機能が標準装備。 使用後はパカッと外して丸洗いでき、常に新品同様の清潔さを保てます。
2. 包丁と同じ「鋼(はがね)」が生む切れ味
文房具の延長で作られた安価なハサミと違い、 燕三条や関のメーカーは「包丁と同じ素材・焼き入れ技術」でハサミを作っています。 そのため、滑りやすい鶏肉の皮も、硬いカニの殻も、昆布のような乾物も、 力を入れずに「サクッ」と切れます。食材を潰さないので、料理の仕上がりも美しくなります。
3. 煮沸消毒・食洗機OKのタフさ
持ち手まで金属の「オールステンレス一体型」なら、プラスチック部品の劣化を気にする必要がありません。 油汚れが気になるときは熱湯で煮沸消毒したり、食洗機に放り込んだりと、 ガシガシ洗えるタフさも大きな魅力。離乳食作りなどで衛生面に気を使う方にも選ばれています。
失敗しないキッチンバサミの選び方
1. 「分解のしやすさ」をチェック
分解機能は必須ですが、その「外しやすさ」も重要です。 最大まで開くだけで外れるタイプや、特定の角度で外れるタイプなどがあります。 料理中に勝手に外れず、洗いたい時にはスッと外れる、精度の高い噛み合わせは日本製の独壇場です。
2. 食材を逃さない「ギザ刃(セレーション)」
刃の片方(または両方)に細かいギザギザ加工が施されているものを選びましょう。 このギザギザが食材をガッチリ食い止めるため、脂の乗った肉やツルツルしたイカなども 滑らずに確実にカットできます。
3. 自分の手に合う「サイズと重さ」
プロ仕様の鍛造ハサミは切れ味が鋭いぶん、重量感があるものも多いです。 手の小さな女性や、卓上で軽快に使いたい場合は、軽量化されたモデル(鳥部製作所など)を選ぶと手首が疲れません。 逆に、カニや魚の骨を断ち切りたい場合は、ある程度重みのあるタイプ(関孫六など)が安定します。
Made in JAPAN.JP掲載のおすすめブランド4選
数ある日本製キッチンバサミの中から、「分解して洗える」「オールステンレス」 という条件を満たした、間違いのない4ブランドをご紹介します。
1. 【殿堂入り】美しすぎる名品。鳥部製作所「キッチンスパッター」
鳥部製作所(Toribe)
「世界一美しいキッチンバサミ」と称されることもある、新潟・燕三条の名品。 最大の特徴は、一般的な「カシメ(留め具)」がなく、2枚の刃を組み合わせただけの究極にシンプルな構造であること。 すべて金属なのに驚くほど軽く、シャープな切れ味は感動もの。 デザイン重視の方や、ギフトとして贈りたい方に圧倒的な人気を誇ります。
2. 【実用性No.1】頑丈で鋭い切れ味。関孫六「鍛造オールステンレス」
貝印 / 関孫六(Seki Magoroku)
関の刃物メーカー・貝印が誇るロングセラー。 継ぎ目のない一体構造の「鍛造(たんぞう)」製法で作られており、非常に堅牢です。 切る対象を選ばないパワフルさが魅力で、厚切りの肉からカニの殻、魚のヒレまでバリバリ切れます。 「道具としてガシガシ使いたい」という方に最適です。
3. 【コスパ最強】初めての日本製に。下村工業「ヴェルダン」
下村工業(Shimomura)
燕三条の包丁ブランド「ヴェルダン」シリーズのキッチンバサミ。 オールステンレスで、分解洗浄もでき、食器洗い乾燥機にも対応しているという 「全部入り」のスペックでありながら、非常に手頃な価格で手に入ります。 「まずは日本製の良さを試してみたい」という最初の一本に強くおすすめします。
4. 【多機能】アウトドアや男の料理に。関兼常
北正(Kanetsune Seki)
関の刃物商社・北正が展開する「関兼常」ブランドのハサミは、 「切る」だけでなく「栓を抜く」「蓋を開ける」「缶を開ける」などの機能を備えた多機能モデルや、 解体に特化したモデルなど、ギア感あふれるラインナップが魅力。 キャンプやバーベキューなど、アウトドアシーンでも活躍します。
切れ味が落ちたら?自分でできる簡単メンテナンス
アルミホイルで復活するって本当?
軽度の切れ味低下なら、アルミホイルを数回チョキチョキと切るだけで、 摩擦によって刃先が整い、切れ味が一時的に復活することがあります。 応急処置として覚えておくと便利です。
実は「砥石」で研げます
日本製の分解できるハサミの大きなメリットは、分解すれば「刃」単体になるため、 包丁と同じように砥石で研ぎ直しができること(※メーカー推奨の場合)。 軽く刃先を当てるだけで、新品の切れ味が蘇ります。 これも「使い捨て」ではなく「一生モノ」と言われる理由のひとつです。
まとめ:まな板いらずの「キッチン革命」を始めよう
「切る」という作業を包丁からハサミに変えるだけで、料理の手間は劇的に減ります。 まな板を洗う回数が減り、生肉に触れる回数が減り、後片付けが楽になる。 それは単なる道具の買い替えではなく、家事の時間を生み出す投資です。
迷ったらこれ!
- 美しさと軽さ、デザインで選ぶなら
→ 「鳥部製作所 キッチンスパッター」 - 硬いものも切るパワーと頑丈さなら
→ 「貝印 関孫六 鍛造」 - まずはコスパよく試してみたいなら
→ 「下村工業 ヴェルダン」
ぜひ、あなたのキッチンに「頼れる相棒」を迎え入れてください。 その便利さを一度知ったら、もう元の生活には戻れないはずです。
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