書く道具と大和の味、奈良の静かな時間。

古都・奈良では、奈良筆や墨、和紙といった「書く道具」や、茶筅や木の器など、静かな時間を支える工芸が育まれてきました。柿の葉寿司や大和茶、三輪そうめんなど、控えめながらも深い味わいの食品も多くあります。日本製ファーストな暮らしの中で、書く・飲む・食べる時間を静かに整えてくれる品が見つかるエリアです。

奈良筆と墨、書く・描くための道具

日本の筆づくりのルーツとされる奈良筆は、書道用や日本画用の筆として今も作り続けられています。奈良の墨や和紙と合わせて、手紙を書いたり絵を描いたりする時間を楽しめる道具を取り上げ、日常に取り入れやすいセットも提案していきます。

大和茶と、素朴な奈良の味

奈良の山あいで作られる大和茶は、落ち着いた香りと味わいが特徴です。煎茶やほうじ茶を中心に、三輪そうめんや奈良漬、柿の葉寿司など、奈良らしい素朴な味わいの食品と合わせて、日常のごはんやお茶時間に取り入れたい品を紹介します。

寺社の町から生まれた木と漆の道具

寺社の多い奈良では、木彫や漆塗りの仏具・器づくりも受け継がれています。お椀やお盆、小物入れや香立てなど、日常の中でそっと使える木と漆の道具を通じて、奈良のものづくりの一面を紹介していきます。