事業者・ブランド紹介

味の兵四郎

「簡単・便利・おいしい」を合言葉に、あごだしの旨みを家庭の定番へ。

福岡県筑紫野市に本社を構える「味の兵四郎」は、昭和63年(1988年)に“あご入りだしパック”を世に送り出し、『あご入兵四郎だし』を看板商品として育ててきた食品ブランドです。長崎・平戸沖で秋の彼岸前後に獲れる小ぶりの飛び魚(あご)を選び、職人が一尾ずつ串に刺して炭火で焼き、天日干しで旨みを凝縮。そこにかつお節や昆布など複数のだし素材を組み合わせ、煮出すだけで味が決まり、袋を破って“調味料”としても使える――忙しい日々の料理に寄り添う設計が、多くの支持を集めてきました。

〒818-0035 福岡県筑紫野市美しが丘北3丁目1番地3 あじのひょうしろう
味の兵四郎

ここが推し!

“あごだし”という言葉がいまほど一般的でなかった時代に、家庭で手軽に使える「あご入りだしパック」を形にしたのが、味の兵四郎の『あご入兵四郎だし』。煮出してお味噌汁やお吸い物にするのはもちろん、袋を破って炒め物や炊き込みご飯に使えるのが頼もしく、「忙しい日に、これひとつで味が決まる」という設計思想が伝わってきます。だしを軸に、つゆや万能だれ、麺、カレー、ファーム商品まで揃うので、“毎日の台所のレギュラー”をまとめて整えたい人にも相性のいいブランドです。

PROFILE 企業・工房について

「味の兵四郎」という名前は、現社長の曽祖父(野見山兵四郎)が営んでいた「割烹料亭 兵四郎」の屋号に由来するとされます。料理人の系譜から受け継いだ“お客様に喜んでいただける味”への姿勢が、ブランドの背骨になっていることが、会社案内の言葉からも伝わってきます。

昭和63年(1988年)、味の兵四郎は“あご入りだしパック”を誕生させました。飛び魚(あご)は独特の個性があるため、当時は地域によって馴染みの差があった素材でしたが、そのコク深い旨みを家庭で手軽に味わってもらうために、理想の「あご」を探し、焼き方を吟味し、他のだし素材との組み合わせを試し続けて、独自の味わいへ到達したと語られています。それが長く愛用される『あご入兵四郎だし』の原点です。

その“味の安定感”を支えるのが、素材と工程への具体的なこだわりです。長崎・平戸沖で秋の彼岸前後に獲れる小ぶりな飛び魚を選び、職人が一尾ずつ串に刺して炭火で腹側から焼き、えぐみや雑味を抑えたうえで天日干し。さらに、あごを含む複数のだし素材を独自の割合で配合し、より深い旨みを引き出すために粗挽きにしている点も示されています。だし素材は“国内産”を選んで使用し、漁獲などの事情で産地(都道府県)が変動する場合があることも明記されています。

使い勝手の面でも、家庭の時間感覚に合わせた工夫が積み重ねられてきました。煮出して汁物に使えるのはもちろん、袋を破ってチャーハンや炊き込みご飯などに使えば“これ一つで味が決まる”。だしパックを“調味料”としても扱える設計は、共働きで始めた会社として、忙しい毎日の中で自分たちも活用してきたというエピソードとともに紹介されています。

そして現在の味の兵四郎は、だしを中心にしながら、液体調味料や麺、カレー、素材・薬味、飲料・酒類、ギフトまで幅広いラインナップを展開しています。沿革では、平成5年(1993年)の会社設立、筑紫野市への移転や本社社屋の完成、直営店舗の展開、シンガポール支店の開設、農業法人「兵四郎ファーム」の設立、米国現地法人「HYOSHIRO Inc.」の設立、新ブランド「兵四郎ブロス」の立ち上げなど、事業の広がりが具体的に示されています。“だしの会社”でありながら、食卓全体を整えるための選択肢を増やし続けているのが、このブランドの現在地です。

昭和63年(1988年)に誕生した『あご入兵四郎だし』という原点

味の兵四郎が初めて“あご入りだしパック”を誕生させたのは昭和63年(1988年)。当時、飛び魚(あご)は地域によっては馴染みの薄い素材でもありましたが、そのコクのある旨みを全国の食卓へ届けたいという思いから、理想の「あご」を探し、焼き方や他素材との組み合わせを吟味して独自の味わいを築き上げました。社名が、祖先が営んだ「割烹料亭 兵四郎」の屋号に由来することも含め、“料理屋の味を家庭へ”という物語が、商品設計の根底にあります。

長崎・平戸沖の“小ぶりな焼きあご”と、手間を惜しまない下ごしらえ

『あご入兵四郎だし』の核となる「あご」は、酸化による味のぶれが少ないものを選ぶため、長崎の平戸沖で秋の彼岸前後に獲れる小ぶりで尾の締まった飛び魚にこだわる方針が語られています。さらに職人が一尾ずつ串に刺し、腹側から炭火でじっくり焼き上げてえぐみや雑味を抑え、天日干しで旨みを凝縮。素材の選別から仕上げまで、旨みを安定して引き出すための工程が組み込まれています。

「煮出す」だけでなく「破って使う」――だしパックを“調味料”へ

だしパックは煮出して使うのが定番ですが、味の兵四郎は袋を破ってチャーハンや炊き込みご飯などに使える調理法も早くから提案してきました。『あご入兵四郎だし』は、あごに加えてかつお節や昆布など複数のだし素材を選び抜き、塩や醤油なども加えた“味が決まる”設計。1パックで味付けの骨格が立つため、忙しい日でも料理の着地がぶれにくいのが特徴です。

だしを軸に、つゆ・万能だれ・麺・カレー、そして「兵四郎ファーム」まで

ラインナップはだしだけに留まりません。麺つゆとしても煮物にも使える『えろーうもおてごめんつゆ』、甘くコクのある万能だれ『割烹がえし』、ゆずぽん酢『ゆずの雫』、濃縮タイプの『箔だし』など液体調味料も充実。さらに手延べ麺や彩り麺、だしの旨みを活かしたカレー類、素材・薬味のカテゴリーまで広がります。加えて「兵四郎ファーム」では、栽培期間中の農薬・化学肥料不使用をうたう『兵四郎米』や米粉、玄米珈琲、オーガニックはちみつなど、食の周辺領域も含めて提案しています。