事業者・ブランド紹介

苗場山

豪雪の里・津南の大地と名水が育む、日本百名山「苗場山」の名を冠した地酒。

新潟県中魚沼郡津南町。日本有数の豪雪地帯として知られるこの地で、1907年創業の苗場酒造は「苗場山」「醸す森」などの銘柄を醸しています。仕込蔵は明治40年建築の木造蔵。和釜での蒸米や開放発酵といった昔ながらの小仕込みを守りながら、津南の軟らかな名水と良質な酒米を掛け合わせ、豊潤で力強く、それでいて飲み飽きしない地酒を追い求めてきました。雪深い風土に寄り添い、日々の食卓から祝いの席まで、長く地元に愛されてきた酒蔵です。

〒949-8201 新潟県中魚沼郡津南町下船渡戊555 ナエバサン
苗場山

PROFILE 企業・工房について

苗場酒造の歴史は、明治の終わり、1907年にまでさかのぼります。新潟県中魚沼郡津南町・下船渡の地に酒蔵を構え、豪雪地帯ならではの厳しくも恵み豊かな自然環境と向き合いながら、日本酒を醸してきました。蔵のシンボルでもある明治40年建築の仕込蔵は、今も現役で使われています。

仕込みには、和釜を用いた蒸米や開放発酵といった昔ながらの手法を採用。一方で、時代ごとの嗜好に合わせた酒質設計や、衛生管理・品質管理のアップデートも怠らず、伝統と現代技術の両方をバランスよく取り入れてきました。その姿勢は、地元・越後杜氏たちによる丁寧な小仕込みのなかに息づいています。

代表銘柄「苗場山」は、日本百名山のひとつである苗場山にちなんで名付けられた地酒です。豪雪の山里で育まれた澄んだ仕込み水と、良質な酒米から生まれる味わいは、長く地元の人々の暮らしに寄り添ってきました。食事とともに楽しんでこそ真価を発揮する、素朴でいて飽きのこない酒を目指しています。

近年では、ふくよかな香りと甘酸っぱさが特徴の「醸す森」シリーズや、自社製造の粕取り焼酎を柱に使った仕込みなど、新たな挑戦もスタート。海外輸出や飲食店とのコラボレーションも含め、雪国・津南の酒蔵としての個性を、国内外へと発信し続けています。

豪雪の里・津南で 1907 年創業

苗場酒造は、日本有数の豪雪地帯として知られる新潟県津南町で 1907 年に創業した地酒蔵です。冬には数メートルの雪が積もる厳しい環境のなか、雪解け水が大地にしみ込んで育んだ名水と良質な米を活かし、地域に根ざした酒づくりを続けています。

明治建築の仕込蔵と昔ながらの小仕込み

明治40年に建てられた木造の仕込蔵を今も現役で使用し、和釜での蒸米や開放発酵といった昔ながらの製法を守りながら酒を醸しています。一度に仕込む量を抑えた小仕込みにこだわることで、米の状態や発酵の様子にきめ細かく目を配り、やわらかくも芯のある味わいを生み出しています。

代表銘柄「苗場山」と新しい挑戦「醸す森」

看板銘柄の「苗場山」は、地元で長く親しまれてきた食中酒。豊潤で力強く、飲み飽きしない味わいを目指して仕込まれています。一方で、「醸す森」シリーズでは瑞々しい香りと甘酸っぱい味わいを前面に出すなど、新しい日本酒の楽しみ方にも挑戦。伝統と挑戦、その両輪で酒づくりの幅を広げています。

仕込み水と米に宿る津南のテロワール

豪雪がもたらす豊かな伏流水と、米どころ新潟で育まれた酒米。この土地ならではのテロワールを素直にいかすことを大切に、地元の水と米を中心に据えた酒づくりを行っています。しっかりとした旨味とキレのよさは、山菜や川魚、雪国ならではの郷土料理とも好相性です。