事業者・ブランド紹介

blurorange / ブローレンヂ

クラシックエレガントをすべての人に。メンズサイズの「かわいいお洋服」をつくるジェンダーフリーブランド。

blurorange(ブローレンヂ)は、2017年に大阪で生まれたジェンダーフリーファッションブランドです。「性別や体型に縛られず、誰もが自由にファッションを楽しめる世の中」を理念に掲げ、メンズの体型をベースにパターン設計したワンピースやスカート、ニットなどの「かわいいお洋服」を展開。認知心理学の錯視(目の錯覚)をデザインに取り入れ、着る人の骨格を美しく見せる工夫を随所にちりばめています。

〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀3-9-27-303 ぶろーれんぢ
blurorange / ブローレンヂ

PROFILE 企業・工房について

blurorangeを立ち上げたのは、長崎県諫早市生まれのブローレンヂ智世さん。大阪の紳士服店勤務やホステス、事務職を経て、社会人入試で関西大学文学部・心理学専修に進学しました。そこで学んだ認知心理学の知見を「ファッション」と掛け合わせられないか──そんな発想から、「錯視」を取り入れた洋服づくりのアイデアが生まれました。

2017年6月、ジェンダーフリーのアパレルブランド「blurorange / ブローレンヂ」をスタート。一般的なジェンダーレス服がメンズ寄りデザインであることに課題を感じ、「レディースの可愛いデザインを、メンズサイズで」という逆転の発想から、“メンズのトルソーにレディース服を着せてパターン調整する”という独自のものづくりを始めます。

2018年6月には、東京大学安田講堂で同大学の安冨歩教授と共同で「ファッションポジウム」を開催。歴史的建造物である安田講堂で、トランスジェンダーや女装家、アスリートなど多様なモデルがランウェイを歩くファッションショーは、「ワンピースで世界を変える」という挑戦として国内外で話題になりました。

その後も、クラウドファンディングで誕生したパニエ+スカートのハイブリッドアイテム「魔法のパニート」、オーダーメイドサービスの開始、百貨店ポップアップ、ドラマ衣装提供、大阪・関西万博への出展など活動の幅を拡大。生まれ持った性別や体型に縛られず、誰もが自分らしい「かわいい」をまとえる社会を目指して、今日も大阪から服づくりと発信を続けています。

メンズサイズの「かわいいお洋服」をつくるジェンダーフリーブランド

blurorangeは、「メンズサイズのかわいい洋服」をキャッチコピーにしたジェンダーフリーブランド。ユニセックス服に多い“メンズ寄りデザイン”ではなく、レディースライクなデザインをベースに、男性的な骨格の人でも無理なく美しく着られるシルエットを追求しています。

認知心理学の錯視を取り入れたパターン設計

ブランド代表・ブローレンヂ智世さんは、大学で心理学、とくに認知心理学を学んだバックグラウンドの持ち主。肩線の切り替え位置やネックラインの角度、ギャザーの入れ方など、視覚効果を利用したパターンワークによって、肩幅や腰回りがすっきり見えるよう工夫された服づくりが特徴です。

「クラシックエレガント」をすべての人に届ける

ブランドステートメントは「クラシックエレガントを全ての人に届ける」。フリルやレース、花柄、丸襟など、クラシカルな可愛さをたたえたディテールを大切にしながら、トールサイズやがっしりとした体型の方にもフィットするサイズ展開で、誰もが憧れの世界観に飛び込めるようにデザインされています。

ドラマ衣装提供や万博出展など、メディア・社会との接点も多数

東京大学・安田講堂でのファッションショーや、地上波ドラマの衣装提供、新聞・雑誌・Webメディアでの特集、そして大阪・関西万博ヘルスケアパビリオン出展など、ファッションを通してジェンダーの多様性を伝えるブランドとして、さまざまな場所で注目を集めています。