事業者・ブランド紹介

絹乃峰

中国山地の小さな純米蔵から、世界へひろがる日本酒。

中国山地の奥、島根県飯南町・赤名の地で純米酒だけを醸す「絹乃峰」。飯南町産米を中心に、マイナス10℃管理の蔵でじっくりと醸した日本酒を、日本と海外の食卓へ届けています。ぬる燗で楽しむ普段の一本から、ハレの日の贈答酒、100mlの「ミニノミネ」まで、多彩なラインナップが揃います。

〒690-3511 島根県飯石郡飯南町赤名23番地 きぬのみね
絹乃峰

PROFILE 企業・工房について

ブランド「絹乃峰」は、政府の小規模清酒製造業者支援策のもと、1929年に近隣3蔵が合併して誕生しました。高い技術力を生かして大手メーカーの下請けとしても発展しましたが、日本酒市場の変化とともに経営は厳しくなり、一時は町有化・休蔵の時期も経験します。

その後、現在の経営陣が蔵を引き継ぎ、蔵の大規模改修とともに「純米蔵」への転換を決断。飯南町産を中心とした良質な米と、冷涼な気候を生かしたマイナス10℃のファインコールドシステムを導入し、小仕込みで丁寧に純米酒だけを造る蔵として新たなスタートを切りました。

国内での評価を高めると同時に、タイ・バンコク事務所開設や在タイ日本国大使館主催レセプションへの出展など海外展開も加速。設立10周年にあわせて純米大吟醸五拾や高級ギフトボトル「赤瓦」、100mlの「ミニノミネ」シリーズなど新商品も次々に登場し、「旅と食」をつなぐ日本酒ブランドとして進化を続けています。

純米酒だけを造る、島根県飯南町の蔵

中国山地の山あい・飯南町で、良質な飯南町産米を中心に純米酒のみを醸造。蔵内にはマイナス10℃のファインコールドシステムを導入し、安定した品質とキレのある味わいを目指した酒づくりを続けています。

ぬる燗が似合う、食卓のための「絹乃峰」

蔵元が「絹乃峰はぬる燗に合います」と語るように、少し温めた燗酒が得意分野。おでんや鍋、煮物、焼き魚など、日々の料理と合わせてやわらかな旨みを楽しめる食中酒として親しまれています。

世界へ届く日本酒と「kinuchan direct international」

タイ・バンコク事務所を拠点に輸出を展開し、累計1万本の輸出を達成。海外向けには純米大吟醸40を現地へ直送する「kinuchan direct international」も用意し、日本酒とともに日本の風土や文化を届けています。

観光施設としても評価された酒蔵

酒蔵見学やテイスティングが楽しめる体験型の蔵として、旅行口コミサイトのアワードで世界上位10%の有料観光施設に選出。仕込みタンクが並ぶ蔵内で、日本酒づくりの現場を間近に感じることができます。