「掃く」ほどに艶が出る。紀州職人が作る、一生モノの棕櫚ほうき|山本勝之助商店(かねいち)

早朝でも、深夜でも。思い立った時にサッと掃ける静寂さ。
使い始めは座敷で、古くなったら土間で、最後は庭で。
一本のほうきを最後まで使い切る、その長い時間を楽しむ道具です。

20年使える、育てるほうき

明治13年(1880年)創業。和歌山県海南市で、紀州特産の「棕櫚(しゅろ)」を使った和歌山伝統のほうきを作り続ける山本勝之助商店(屋号:かねいち)。ヤシ科の植物である棕櫚の皮は、水に強く、耐久性に優れ、そして何より「繊維に油分を含んでいる」のが特徴です。そのほうきで畳やフローリングを掃くと、まるでワックスを掛けたかのような自然な艶が生まれます。「掃除機よりも部屋がきれいになる」。そう言わしめる日本の知恵と職人技が、現代の暮らしに静かなブームを巻き起こしています。

山本勝之助商店(かねいち)

なぜ「山本勝之助商店」が選ばれるのか|3つの理由

0 1

天然のワックス効果

棕櫚の繊維には、天然の植物性油脂が含まれています。これでフローリングや畳を掃くことで、ゴミを取り除きながら微量の油分が床に移り、天然のワックス掛け効果(ツヤ出し効果)が得られます。使うほどに床が美しく育ちます。

0 2

ホコリを舞い上げない「吸着力」

繊維が細かくしなやかな棕櫚は、髪の毛やペットの毛、微細なホコリを絡め取る力が抜群です。掃除機の排気のようにホコリを空中に舞い上げることがないため、ハウスダストが気になる方や、赤ちゃんがいるご家庭にも最適です。

0 3

紀州職人の手巻き技術

厳選された棕櫚皮を束ね、銅線で一本一本丁寧に巻き上げる職人技。機械生産では出せない「締まり」があり、何十年使っても穂先が抜けにくい頑丈さを誇ります。使い込むほどに手に馴染む、工芸品としての美しさも魅力です。

編集部メモ

📝 愛用者の視点

7玉長柄箒を使い始めてから、掃除機をかける回数が激減しました。一番の感動は「ホコリが舞わない」こと。棕櫚の繊維がホコリを吸着して絡め取ってくれるので、空気がきれいなまま掃除ができます。そして何より、無心で「サッ、サッ」と掃く音が心地いい。面倒だった掃除の時間が、心を整える禅のような時間に変わりました。これぞまさに生活の質が上がる道具です。

日本の名品を暮らしに|編集部のおすすめ5選

初めての方におすすめの定番ほうきから、セットで使いたい「はりみ」、そして隠れた名品である「山椒」までピックアップしました。

一番人気

棕櫚箒(7玉長柄箒)

腰をかがめず、スイスイ掃ける。一生モノの定番モデル。

山本勝之助商店を代表する、柄の長いほうき。大人の女性が立ったまま無理なく掃ける長さ(約125cm)があり、腰への負担がありません。7つの玉(束)で作られた幅広の穂先が、広いリビングや廊下のゴミを一度に集めます。

💡 こんな使い方がおすすめ

フローリング、畳、カーペットの掃除に。まずはこの一本から始めるのがおすすめです。

片手サイズ

棕櫚箒(5玉手箒)

気になったらサッと一手間。小回りの利くハンディタイプ。

長柄箒よりも短く、片手で扱いやすいサイズ(約70cm)。階段掃除や、机の下、家具の隙間など、小回りを利かせたい場所に最適です。収納場所を取らないので、一人暮らしの部屋や、2本目のサブ箒として人気があります。

💡 こんな使い方がおすすめ

階段、玄関周り、子供部屋の掃除に。長柄箒とセットで持っておくと便利です。

名コンビ

白木屋傳兵衛 はりみ(大)

静電気知らず。ほうきと一緒に使いたい、和紙のちりとり。

ほうきには「ちりとり」が必要です。こちらは厚紙を貼り合わせ、柿渋(かきしぶ)を塗って仕上げた「はりみ」。プラスチック製と違って静電気が起きないため、集めたゴミがサラッとゴミ箱に落ちてくれます。軽くて丈夫で、見た目も風流。

💡 こんな使い方がおすすめ

棕櫚ほうきとの相性は抜群。セットで壁にかけておけば、インテリアとしても様になります。

卓上用

荒神箒(こうじんぼうき)

テーブルのパン屑も、サッシの溝も。小さな万能選手。

元々はカマドの神様(荒神様)を清めるために使われていたミニほうき。柔らかくコシのある穂先は、テーブルの上の消しゴムカスやパン屑を払ったり、パソコンのキーボードの隙間、窓のサッシの掃除に驚くほど役立ちます。

💡 こんな使い方がおすすめ

デスクワークのお供に。コーヒーミルの掃除や、ペットのトイレ周りの掃除にも。

香りの極み

紀州山椒(石臼挽き)

うなぎ屋が指名買いする。創業時から続く、もう一つの名品。

実は山本勝之助商店は、最高級「ブドウ山椒」の老舗でもあります。大粒で香りの強い紀州産山椒を、石臼で挽いた粉山椒。その柑橘系のような爽やかで強烈な香りは、市販の山椒とは別次元。一度味わうと元には戻れません。

💡 こんな使い方がおすすめ

うなぎ、焼き鳥、味噌汁、麻婆豆腐の仕上げに。辛味よりも「香り」を楽しむための逸品です。

まとめ:便利さよりも、豊かさを。

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スイッチひとつで動く家電は便利ですが、自分の手と足を使って部屋を清める行為には、代えがたい充実感があります。
床に艶を出し、心に落ち着きを与える。
山本勝之助商店のほうきは、忙しい現代人にこそ必要な「余白」を作ってくれるはずです。

製造元情報
会社名
株式会社 山本勝之助商店
創業
明治13年(1880年)
住所
〒642-0001 和歌山県海南市日方427
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電話番号
073-482-1133
事業内容
棕櫚製品(ほうき・たわし)、山椒、家庭用品の製造販売

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