金属が、呼吸する。高岡の地で「鋳物」の常識を覆した100年企業|能作(NOUSAKU)

金属は硬いもの。そんな常識を手の中で裏切られる体験。
純度100%の錫は、人の力で容易に曲げることができます。
「使う人が形を決める」。それは能作が提案する、新しい道具のあり方です。

曲がる、という驚き

富山県高岡市。400年の歴史を持つ「高岡銅器」の伝統を受け継ぎながら、素材と技術へのあくなき探求心で革新を続ける「能作(のうさく)」。1916年の創業当時は仏具製造から始まりましたが、現在はその高度な鋳造技術を活かし、現代のライフスタイルに寄り添うテーブルウェアやインテリア雑貨を展開しています。代名詞とも言えるのが「純度100%の錫(すず)」を使った製品。通常は硬度を出すために他の金属を加えますが、能作はあえて何も加えず、金属でありながら手で曲げることができる「KAGO」シリーズなどを開発。その柔軟な発想と確かな技術は、世界中のデザイン賞を受賞し、日本のモノづくりの新たな可能性を示しています。

能作(NOUSAKU)

なぜ「能作」が選ばれるのか|3つの理由

0 1

純度100%の「錫(すず)」

金、銀に次いで高価な金属である錫。能作は、加工しやすくするために他の金属を加える一般的な製法をとらず、純度100%にこだわっています。それにより、酸化しにくく、抗菌作用があり、そして何より「手で曲げられる」というユニークな特性が生まれました。

0 2

酒をまろやかにする「イオン効果」

古くから「錫の器に入れた水は腐らない」「お酒の雑味が抜けて美味しくなる」と言われています。これは錫の高いイオン効果によるもの。熱伝導率も高いため、冷たいビールや熱燗を、より美味しい温度で楽しむことができます。

0 3

心に響く「真鍮の音色」

創業から続く仏具製造の技術は、「音」にも活かされています。真鍮(しんちゅう)製の風鈴やドアベルは、仏具の「おりん」と同じように、澄み切った余韻の長い音色を奏でます。その音は、忙しい日常にふと静寂をもたらしてくれます。

編集部メモ

📝 愛用者の視点

能作の「ビアカップ」で飲むビールは、格別です。内側の鋳肌(いはだ)がザラザラしていて、注ぐだけできめ細かいクリーミーな泡が立つんです。しかも熱伝導率が良いので、冷蔵庫で少し冷やしておくだけでキンキンに冷えます。もう一つのお気に入りは「KAGO」。最初は平らな金属の板なのに、引っ張ったり曲げたりしてカゴにする過程が楽しく、フルーツを入れたり、花瓶の装飾にしたりと、その時の気分で形を変えられるのが素晴らしい。海外の友人に贈ると、魔法のようだと驚かれますよ。

金属の美しさを日常に|編集部のおすすめ5選

世界を驚かせた「KAGO」シリーズから、お酒を美味しくする酒器、仏具の技術を応用した美しい音色の風鈴まで。ギフトにも最適な名品たちです。

一番人気

能作 KAGO - スクエア - M

平らな金属がカゴになる。能作を象徴する変幻自在の器。

「曲がる錫」の特性を最大限に活かした代表作。網目状の平らな板を引っ張ったり曲げたりすることで、立体的なカゴに変身します。フルーツバスケット、ワインボトルホルダー、花瓶のデコレーションなど、使い方はアイデア次第。使わない時は平らに戻して収納できます。

💡 こんな使い方がおすすめ

フルーツ入れ、パンかご、インテリア、ギフトに。

定番

能作 ビアカップ

泡まで美味しい。キンキンに冷える錫のビアカップ。

鋳込む際にできる梨地調の少しザラザラとした鋳肌(いはだ)が、ビールのクリーミーな泡を生み出します。錫は熱伝導率が高いため、冷蔵庫でカップを冷やしておけば、驚くほど冷たいビールを楽しめます。サイズ展開も豊富。

💡 こんな使い方がおすすめ

ビール、アイスコーヒー、ソフトドリンクに。父の日のギフトに最適。

名品

能作 片口 & ぐい呑み セット

日本酒がまろやかに。晩酌を格上げする酒器セット。

錫のイオン効果により、日本酒の雑味を取り除き、まろやかな味わいにしてくれます。見た目にも涼しげで、手になじむ重みも心地よい一品。片口(注ぎ口のある器)とぐい呑みのセットは、お酒好きの方への贈り物として不動の人気を誇ります。

💡 こんな使い方がおすすめ

冷酒、熱燗(湯煎)、祝いの席に。

ギフト

能作 箸置き - 結び

縁を結ぶ、曲がる箸置き。お祝い事のプチギフトに。

水引の「結び」をモチーフにした錫製の箸置き。柔らかいので、箸を置く部分を少し曲げたりして形をアレンジできます。「結ぶ」という意味が込められているため、引き出物や内祝いなど、ハレの日の贈り物として非常に喜ばれています。

💡 こんな使い方がおすすめ

結婚祝い、引き出物、おもてなしの食卓に。

音色

能作 風鈴 - スリム

仏具の技術が生んだ、透き通るような音色。

真鍮(しんちゅう)で作られた、シンプルでモダンな風鈴。ヘアライン仕上げの美しい金属光沢と、高く澄んだ音色が特徴です。風鈴としてだけでなく、室内のドアベルとして使えば、ドアを開けるたびに美しい音が響きます。

💡 こんな使い方がおすすめ

夏の風物詩、ドアベル、インテリアとして。

まとめ:素材の声を聞く、モノづくり。

Summary Image

柔らかい錫、響く真鍮、重厚な青銅。
それぞれの金属が持つ特性を最大限に引き出し、現代の生活に美しく調和させる。
能作の製品は、使い手に「素材と触れ合う喜び」を教えてくれます。

製造元情報
会社名
株式会社 能作
創業
1916年(大正5年)
住所
〒933-0113 富山県高岡市オフィスパーク8-1
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電話番号
0766-63-5080
事業内容
錫・真鍮・青銅製品の企画・製造・販売

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