伊勢志摩プレミアムオイスター

三重県志摩市磯部町的矢は、リアス式海岸と豊かな森に囲まれた、古くからの牡蠣の名産地です。そこに拠点を構える株式会社オイスターファームラフトは、「伝統のかき産地より新たな挑戦を」という想いのもと、伊勢志摩プレミアムオイスターのブランドづくりを進めてきました。

従来の垂下式養殖では、ホタテ殻に付着させた種かきをロープで海中に吊るして育てますが、殻付きの生食用として出荷できる形の良い牡蠣はどうしても限られてしまいます。そこでラフトが採用したのが、ふ化段階から一粒ずつを専用ボックスで育てる「シングルシード養殖法」。餌が行き渡る環境を整え、成長過程で形の悪いものを選別していくことで、身入りが良く美しい牡蠣だけを選び抜くことができます。

さらに、「一年中おいしい牡蠣を生で食べてほしい」という願いから、三倍体かきと呼ばれる特別な牡蠣を採用。養殖過程で水温や環境を管理することで産卵しないように育てられた三倍体かきは、エネルギーを身の成長に注ぐため、一年を通して身が痩せにくく、濃厚な味わいを保ったまま出荷することができます。

オーストラリアから導入した潮干満帯ラインシステムを活用した養殖では、潮の満ち引きに合わせて牡蠣が海中と空気中を行き来します。これにより殻の表面に付着物が付きにくくなり、海中のゴミも削減。自然の力を借りながら、海環境と共存するクリーンな養殖方法として注目されています。

「味・形・製法を追求し、世界基準の頂点を目指す感動する牡蠣を届けたい」。伊勢志摩プレミアムオイスターには、そんなラフトの職人たちの挑戦と、伊勢志摩の海に対する敬意が込められています。

伊勢志摩・的矢から世界へ。伝統産地発のプレミアム生食用かき

古くから良質な牡蠣の産地として知られる伊勢志摩・的矢湾。その恵まれた環境を活かしながら、オイスターファームラフトは「伊勢志摩プレミアムオイスター」という新ブランドで世界基準の生食用かきづくりに挑戦しています。濃密な旨味とクリーミーな食感、美しいカップ状の殻が特徴で、レストランや専門店、ホテルなどプロの現場からも高く評価されています。

ふ化から収穫まで一粒ずつ育てる「シングルシード養殖法」

伊勢志摩プレミアムオイスターは、ふ化段階から牡蠣を一粒ずつバラバラの状態で専用ボックスに収容する「シングルシード養殖法」で育てられます。餌となるプランクトンを効率的に取り込めるよう管理することで、丸みと厚みのあるカップ形状と、身入りの良いぷりっとした牡蠣に成長。従来の垂下式養殖よりも手間と難易度が高い手法ですが、「世界に通用する牡蠣」を追求した結果たどり着いたスタイルです。

日本初の「潮干満帯養殖」×三倍体かきで、一年中生で楽しめる

真牡蠣の旬は冬という常識を覆すため、オイスターファームラフトでは、産卵しないよう水温管理などで生殖機能をコントロールした三倍体かきと、日本初となる潮干満帯養殖（オーストラリア方式）を組み合わせました。潮の満ち引きを利用して牡蠣を規則的に海中と空気中にさらすことで、身質が締まり、風味もより凝縮。一年中、フレッシュな生食用牡蠣として提供できる体制を整えています。

サステナブルなRAＦＴシステムと地域に根ざした生産体制

漁業者への委託生産を取り入れた独自の「RAFTシステム」により、地域の生産者と連携しながら安定した供給と品質管理を実現しています。潮干満帯養殖では牡蠣の付着物やゴミがほとんど出ないため、海洋環境への負荷も軽減。伊勢志摩の大自然全体を一つのファームと捉え、持続可能なかき養殖を通じて地域の活性化と後継者育成にも取り組んでいます。

三重セレクション・志摩ブランドなど数々の認定とメディア掲載

「伊勢志摩プレミアムオイスター」は、三重県が選定する優れた県産品「三重セレクション」や、志摩市の地域ブランド「志摩ブランド」などに認定されています。また、NHKや民放各局の情報番組、経済紙・地方紙、グルメメディアなど、多数のメディアで取り上げられており、伊勢志摩発の新しい牡蠣ブランドとして注目を集めています。