Mastro Geppetto（マストロ・ジェッペット）

福島県南会津は、古くから木工や郷土玩具づくりが盛んな地域です。その土地で、2010年に誕生した木製玩具ブランドが「Mastro Geppetto（マストロ・ジェッペット）」です。「日本の南会津から世界の子どもたちに遊んでもらえるおもちゃを」というテーマのもと、木工の技術とデザイン、そして子どもたちへの想いを結集して立ち上げられました。

ブランド名の由来となったのは、童話『ピノキオ』に登場する木工職人「ゼペットお爺さん」。彼が息子代わりにと丸太から人形を彫り上げ、愛情の力で木に命が宿る物語のように、マストロ・ジェッペットのおもちゃも職人の手仕事と愛情によって生み出されます。そのおもちゃが子どもたちの手元に届き、遊んでもらうことで初めて、ピノキオのように“木に生命をやどす”というメッセージがブランドコンセプトとして語られています。

本社とショップは、南会津町田島の「きとね」内に構え、福島の森の恵みと職人たちの技術を活かしながら、ラトルやファーストトイ、積み木、バランスゲーム、木の車、音の鳴るおもちゃなど、ベビー＆キッズ向けの木製玩具を多数展開。南会津のものづくりを背景に、木の温もりと現代的なデザインを兼ね備えた製品は、インテリアショップやおもちゃ専門店、オンラインストアなどを通じて全国各地に届けられています。

震災や風評被害など、決して平坦とは言えない道のりのなかでも、「木の国・日本」の職人による高品質な木のおもちゃをつくり続ける姿勢は変わりません。世界各地の展示会への出展や、海外への輸出展開を通じて、「Made in Japan」ならではの丁寧なものづくりと遊びの提案が、南会津から世界の子どもたちへと届けられています。

「ゼペットお爺さん」の想いを受け継ぐ、木製玩具ブランド

Mastro Geppettoとは、童話『ピノキオ』で木の人形を作った木工職人、ゼペットお爺さんの名前に由来します。一人暮らしのゼペットお爺さんが、息子のように愛情を込めて人形を作り、その愛情の力で木の人形に命が宿ったように、マストロ・ジェッペットのおもちゃも「木の国・日本」の職人が一つひとつ愛情を込めて製作。子どもたちの手に渡り、大切に遊ばれることで初めて“木に命が宿る”という願いが込められています。

福島県・南会津の木工産業を背景にした Made in Japan

マストロ・ジェッペットのおもちゃは、昔から木工産業が盛んな福島県南会津地域で生産されています。国産を中心とした厳選された木材を使い、温もりや香り、手触り、音といった木ならではの魅力を活かしながら、職人が一つひとつ丁寧に仕上げた「Made in Japan」クオリティ。木の表情を活かしたシンプルな造形と、発色のよいカラーリングを組み合わせた、現代のインテリアにもなじむ木製玩具です。

赤ちゃんがなめても安心な素材と仕上げ

小さな赤ちゃんが手に取り、口に運ぶことを前提に設計されたラトルや歯固め、ファーストトイなどは、角をていねいに丸めた形状と、絹のようになめらかな手触りが特長。塗装や仕上げにも配慮し、安心して遊べる素材・仕様を採用しています。木の豆が入ったラトル「FAVA」や、カラフルなリング・ビーズを用いたベビー向けアイテムは、出産祝いの定番として国内外のショップで取り扱われています。

ファーストトイから知育玩具、キッズ家具まで広がるラインナップ

WOODEN TOYカテゴリーには、ラトル・ファーストトイから、積み木・音の出るおもちゃ・バランスゲーム・ごっこ遊びのおもちゃまで幅広いアイテムがラインナップ。さらに、子ども用の椅子やテーブル、木のカトラリーや食器、インテリア性の高いオブジェなど、暮らしに寄り添う木工製品も手がけています。ひとつのブランドで「遊び」「学び」「食事」「インテリア」までトータルで提案できるのがマストロ・ジェッペットの強みです。

世界9か国で愛される福島発の木のおもちゃ

2010年に東北・福島の地で生まれた木製玩具ブランド「マストロ・ジェッペット」は、国内外で高い評価を受け、現在では世界9か国の子どもたちに遊ばれるブランドに成長しました。郷土玩具「あかべこ」などを生み出してきた南会津の土壌を受け継ぎながら、新しいデザインと遊び心で世界へ発信する、日本を代表する木のおもちゃブランドのひとつです。