島倉堂(しまくらどう)
1967年創業。一枚の銅板から叩き出す「鎚起銅器」の一生モノ
新潟県燕市の無形文化財「鎚起(ついき)銅器」を受け継ぐ工房。伝統工芸士の手によって金鎚で何万回も叩き上げられた、二つとない独特の紋様と色合いを持つ最高峰の酒器・茶器を製作しています。
STORY & PRODUCTS 企業について・代表的な製品
無形文化財「鎚起銅器」の伝統を受け継ぐ、燕市の最高峰工房
島倉堂(しまくらどう)は、新潟県燕市に工房を構える「鎚起銅器(ついきどうき)」の製造元です。1967年(昭和42年)の創業以来、職人がたった一枚の銅板を金鎚で打ち出して立体的な器を作り上げる、途方もない手間と情熱を注いだ作品を生み出し続けています。
初代・島倉板美氏は、およそ200年の歴史を持つ燕市の老舗「玉川堂」で15年の厳しい修行を経て独立。その卓越した技術は、現在二代目である伝統工芸士・島倉政之氏へと受け継がれています。長年の使用に耐え、現代の生活様式にも美しく調和するモノ作りが高く評価されており、「全国伝統的工芸品公募展」など数多くのコンクールで受賞歴を誇ります。
一枚の銅板と、無数の「鎚の目」が織りなす圧倒的な美しさ
島倉堂の作品の最大の特徴は、その表面に刻まれた無数の「鎚の目(金鎚で叩いた跡)」です。プレス機などの機械を一切使わず、手作業で銅板を叩き縮めていくため、完成した器には職人の息遣いがそのまま模様となって表れます。
また、鮮やかな色合いは塗料によるものではありません。独自の薬液(硫化カリウム等)で煮込んだり、緑青を発生させたりする伝統的な着色技術によるもので、他にはない深みのある色調を生み出します。一つとして同じものが存在しない「完全な一点モノ」であり、使い込むほどに色が深まり、手の脂や摩擦によってさらに美しい「自分だけの色」への経年変化(エイジング)を楽しむことができます。
一生モノとして愛したい、主な作品ラインナップ
- 銅盃・酒器:熱伝導率の良さで、冷酒をキンキンに冷やしたまま味わえる最高の一杯のための一品。
- タンブラー・カップ:手によく馴染む重量感と、氷をいれた瞬間に器全体が冷える極上の口当たり。
- 急須・茶筒:銅の殺菌作用と密閉性の高さを活かした、緑茶の味と香りを引き立てる茶器。お茶愛好家の憧れの的。
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島倉堂の鎚起銅器に関するよくある質問
Q. お手入れは大変ですか?
A. 基本は「やさしく水洗いして、しっかり拭き取る」だけです。
使用後は柔らかいスポンジで洗い、水気を完全に拭き取ってから保管してください。水分が残るとシミや不要な緑青の原因になります。また、表面の着色が剥がれるため、金属磨き粉(ピカール等)や硬いタワシで外側を擦ることは絶対に避けてください。
Q. 使っているうちに表面の色合いが変わってきましたが、大丈夫ですか?
A. はい、それが本物の銅器ならではの「経年変化」です。
手の脂や摩擦、空気中の成分に触れることで、徐々に深い色合いへと育っていきます。革製品のように、使い込むほどに自分だけの器になっていく過程をぜひお楽しみください。どうしても元の輝きを取り戻したい場合は、工房での磨き直し等が必要になる場合があります。
Q. どこで購入できますか?
A. 楽天市場や、こだわりの品を扱う百貨店・セレクトショップで購入可能です。
完全な手作りのため大量生産ができず、市場に出回る数は限られていますが、「藤巻百貨店」などのセレクトショップや、楽天市場の一部販売店にて取り扱いがあります。気に入った作品を見つけたら、一期一会の出会いとしてお早めにお求めになることをおすすめします。
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