事業者・ブランド紹介

山脇刃物製作所

刃物の町・堺で「郷右馬允義弘」ブランドの堺包丁をつくり続ける、創業1927年の老舗刃物メーカー。

山脇刃物製作所は、600年の歴史を持つ堺刃物の技を受け継ぎ、料理人向けの本職用高級包丁から家庭用包丁、料理学校・調理師学校向けの包丁まで幅広く製造・販売するメーカーです。メインブランド「郷右馬允義弘」は国内外のプロフェッショナルから支持を集めるほか、OEM生産にも対応し、他の伝統工芸の職人とも協業しながら、他社にはない一本を生み出しています。

〒590-0937 大阪府堺市堺区宿屋町西1-2-21 やまわき はもの せいさくしょ
山脇刃物製作所

PROFILE 企業・工房について

山脇刃物製作所は、昭和2年(1927年)に堺市宿屋町で創業しました。以来、調理師向け高級包丁を中心に、プロフェッショナルの現場で使われる刃物をつくり続けてきました。現在では家庭向け包丁や料理学校・調理師学校向けの包丁も手がけ、幅広い用途に応える総合刃物メーカーへと成長しています。

堺の伝統的な分業体制の中で、鍛冶・刃付・柄付など各工程の職人と連携しながら一本一本を仕上げるのが山脇刃物製作所の強み。自社ブランド「郷右馬允義弘」は、鏡面仕上げや槌目仕上げなど、素材と仕上げにこだわったシリーズを揃え、料理人の感性に寄り添う刃物として愛用されています。

近年は、新設した宿屋町刃付工場を拠点に生産体制を強化するとともに、工場見学の受け入れやYouTube・Instagramでの情報発信、「庖丁大全」での包丁の型紹介などを通じて、刃物の奥深さと堺包丁の文化を次の世代へ伝える活動にも力を入れています。

堺で受け継がれる600年の刃物づくりと、創業1927年の歴史

刃物の町・堺で1927年に創業して以来、本職用高級包丁を中心に製造してきた山脇刃物製作所。600年におよぶ堺刃物の歴史の中で培われた鍛造・研ぎの技術を受け継ぎながら、現代の料理人や家庭の台所にふさわしい一本をつくり続けています。

本職用から家庭用まで幅広いラインナップと「郷右馬允義弘」ブランド

柳刃・出刃・薄刃などの和包丁から牛刀・ペティなどの洋包丁、さらに餅切・うなぎ裂き・中華包丁といった専門性の高い刃物まで、多彩な型を展開。メインブランド「郷右馬允義弘」は、国内の料理人はもちろん海外のシェフからも高い評価を得ています。

宿屋町刃付工場と情報発信で伝える「刃付け」の現場

2018年に稼働した宿屋町刃付工場では、円砥の設備を増強し、生産力と品質を両立した体制を整備。見学の受け入れや、YouTubeチャンネル「刃付け屋」、Instagram等を通じて、プロの研ぎの現場や堺包丁の魅力を積極的に発信しています。