SOUKI

SOUKIの歴史は、1927年に奈良県広陵町で創業した一軒のくつ下工場から始まりました。社名の「創喜」が示す通り、「ものを生み出す喜び」を原点に、戦後の復興期から高度経済成長期を経て、長くOEM生産を中心に多くのブランドの靴下づくりを支えてきました。靴下の産地として知られる広陵町の中でも、厚手でざっくりとしたローゲージソックスを得意とする工場として、独自の立ち位置を築いてきました。

長く裏方として成長を続けるなかで、「工場の名前で、工場らしい靴下を届けたい」という思いから生まれたのが、自社ブランド「SOUKI SOCKS」です。ヴィンテージのローゲージ編み機をメンテナンスしながら使い続け、天然素材の風合いを活かしたソックスを提案。また、環境負荷に配慮したリサイクル糸を使う「Re Loop」や、季節を問わず身体をやさしく包むニットアイテム「SUNNY & SNOWY」、和紙糸×藍染の「aiamu」など、コンセプトの異なるレーベルも立ち上げました。

さらに「工場の楽しさそのものを届けたい」という想いから、自転車をこいでソックスを編む体験装置「チャリックス」を開発。SOUKIのものづくりや産地・広陵町の魅力を、ワークショップやイベントを通じて発信する実験空間「S.Labo」とともに、くつ下を通じた新しいコミュニケーションのかたちを模索しています。

これからもSOUKIは、「品質が良いのは当たり前。その先にある“本当に良い”を追求するくつ下を。」という姿勢で、日々の暮らしのなかでふと幸せを感じられる一足、そしてくつ下をきっかけに広がる体験や出会いを、この工場と地域から発信し続けます。

奈良・広陵町で育まれた、1927年創業のくつ下工場

SOUKIは、靴下産地として知られる奈良県広陵町に工場を構える老舗ファクトリーです。1927年に創業して以来、くつ下づくり一筋に歩み、ローゲージソックスやアームカバーなど、厚みのあるざっくりとした編み地を活かしたアイテムを得意としてきました。地域に根ざした工場でありながら、企画・設計から生産まで自社で完結できる柔軟なものづくり体制を持っています。

ローゲージ編み機と天然素材が生む、特別な履き心地

SOUKI SOCKSシリーズに代表されるように、SOUKIのくつ下はローゲージの編み機を使ったふっくらとした編み目が特徴です。コットンやウール、リネンなどの天然素材をたっぷりと使い、糸の表情や空気を含んだボリューム感を大切にした編みかたで、ただ「機能的」なだけではない、足を通した瞬間に思わず笑顔になるような履き心地をめざしています。

SOUKI SOCKS・Re Loop・SUNNY & SNOWY・aiamuの自社ブランド展開

工場直営のブランドとして、ローゲージソックスの「SOUKI SOCKS」、リサイクル糸を使った「Re Loop」、暑さ寒さから身体をやさしく守るニットアイテムの「SUNNY & SNOWY」、和紙糸と藍染を組み合わせた「aiamu」など、個性の異なるラインを展開。それぞれが素材やテーマを明確に持ち、日常使いからアウトドア、ギフトまで幅広いシーンをカバーしています。

チャリックスとS.Laboが生み出す“くつ下をたのしむ体験”

「日本一ワクワクするくつ下工場」を掲げるSOUKIは、プロダクトだけでなく体験づくりにも力を入れています。自転車をこぐ力で編み機を動かし、自分だけのソックスを編み上げる体験装置「チャリックス」や、「であう・まなぶ・あそぶ」をテーマにした実験空間「S.Labo」では、ワークショップやダーニング修繕体験などを通じて、くつ下をもっと身近で楽しい存在として提案しています。