事業者・ブランド紹介

にこにこ農園

農薬や化学肥料に頼らず、人と自然が有機的につながる場をつくる、藤沢・獺郷のコミュニティ型オーガニック農園。

にこにこ農園は、神奈川県藤沢市・獺郷エリアに広がる、市内4箇所・約1.3ヘクタールの畑で野菜を育てるオーガニック農園です。農薬・化学肥料を使わず、近隣の業者から提供される堆肥などを活かしながら、「美味しくて安全な野菜作り」と「人と自然が有機的につながり合う農」を両立させてきました。障がいのある方の雇用や、畑のサブスクリプション『ma,icca』、一日体験・実践コース、農福連携技術者養成など、多彩なプログラムを通じて、畑に集う人たちがそれぞれのペースで関わり合い、次世代へ続く農園づくりに取り組んでいます。

(農園)〒252-0825 神奈川県藤沢市獺郷1234-1 /(事務所)〒251-0057 神奈川県藤沢市城南1-19-14 にこにこのうえん
にこにこ農園

PROFILE 企業・工房について

にこにこ農園は、藤沢市西北部・獺郷エリアを中心に、市内4箇所の畑で野菜を育てています。コンビニを抜けた先にあらわれる、緑に囲まれた畑で、季節ごとにさまざまな野菜がすくすくと育つ姿が地域の風景の一部になっています。

代表の井上宏輝さんは、養護学校の教員経験を経て農園をスタートしました。農薬や化学肥料に頼らず、堆肥や草木を活かした自然寄りの栽培を続けるなかで、「生産・販売だけで終わらない、人と自然が有機的につながる農」を目標に掲げるようになりました。

畑では、障がいのある方を含む多様な人たちが一緒に汗を流し、時にはイベントや収穫祭で地域の子どもたちや家族連れも集います。草刈りや種まき、収穫といった作業を通じて、人が関わるからこそ続いていく「畑の営み」を共有する場として、にこにこ農園は育ってきました。

近年は、畑のサブスクリプションや実践コース、農福連携技術者養成コースなど、関わり方の選択肢も広がっています。2024年にはNPO法人化も果たし、農業を通じた福祉・教育・地域づくりの拠点として、さらに長く続いていく体制づくりに踏み出しています。

農薬・化学肥料不使用。堆肥を活かした“人と自然にやさしい”畑づくり

にこにこ農園の野菜は、農薬・化学肥料を使わずに栽培。近隣業者から提供される堆肥などを活かしながら、美味しく安全な野菜作りに取り組んでいます。化学的な資材に依存しない分、草取りや手入れの手間は増えますが、その分だけ土と向き合い、次世代に引き継げる畑環境づくりを大切にしています。

「人も有機的につながりあう農業」を目指した、コミュニティ型の農園

にこにこ農園では、野菜だけでなく「人と人とのつながり」を重視。障がいのある方の雇用にも取り組みながら、畑作業やイベントを通じて、多様な背景を持つ人たちが関わり合う場を目指しています。農園そのものが、地域の人たちの居場所になっていくような“有機的なコミュニティ”づくりがテーマです。

“ma,icca”的にこにこ野菜の楽しみ方 ― サブスクと体験コース

「今は畑へ行けないけれど、にこにこ野菜は食べたい」という人向けに野菜のサブスクリプションを用意。また、月々の契約で定期的に畑に通い、作業を楽しみながら野菜を持ち帰る“ma,icca”的畑のサブスクコース、一日体験、就農志望者向けの実践コース、農福連携技術者養成コースなど、関わり方に応じた多彩なプログラムが用意されています。

イベント・収穫祭・「生き物博士」が語る畑の生態系

畑での種まき会や収穫祭、ニワトリ小屋づくりなど、季節に合わせたイベントも開催。生物多様性やネイチャーポジティブをテーマにした「生き物博士」を招いた観察会では、作物以外の植物や昆虫を通じて、にこにこ農園に育まれた生態系を楽しく学べるコンテンツも展開しています。

市内4箇所・約1.3ヘクタールの畑から届く、のびのび育った季節の野菜

藤沢市内4箇所、合計約1.3ヘクタールの畑で栽培されるにこにこ農園の野菜は、ツルムラサキやシソ、葉物など、季節ごとに多彩。オンラインストア「ハックツ!藤沢」では、農薬・化学肥料不使用の野菜セットや菊芋などを販売し、藤沢ローカルメディアからも「のびのび育った野菜」として紹介されています。