事業者・ブランド紹介

日光名物御膳湯波 元祖 海老屋長造

明治五年創業。門前町・鉢石宿で日光湯波の伝統を受け継ぐ、元祖「御膳湯波」の老舗。

日光名物御膳湯波 元祖 海老屋長造は、栃木県日光市・門前町の鉢石宿で日光湯波をつくり続ける老舗湯波店です。明治5年(1872年)に「元根 御湯波所(元祖 日光湯波)」の看板を受け継いで以来、社寺をはじめ山内御用邸、田母沢御用邸への献上の栄を賜り、現在に至るまで日光を代表する食文化として「日光湯波」を育んできました。甘みの強い国産大豆と日光連山・女峰山を源とする名水を使い、消泡剤を一切使わず手作業で引き上げる湯波づくりは、なめらかな口あたりと大豆のふくよかな香り、豊かな旨味を生み出します。御膳湯波やさしみ湯波、揚巻湯波などの品々を通して、門前町で育まれた伝統の味を今も守り続けています。

〒321-1403 栃木県日光市下鉢石町948 にっこうめいぶつごぜんゆば がんそ えびやちょうぞう
日光名物御膳湯波 元祖 海老屋長造

PROFILE 企業・工房について

日光山にゆばの製法が伝わったのは、山岳修行・修験道が盛んになった鎌倉時代といわれています。以来、ゆばは御祭礼の神饌や御会式の供物、修行僧の精進食材として重宝され、門前町の鉢石宿では日光の食文化とともに「日光湯波」が育まれてきました。

海老屋長造の歴史は、明治5年(1872年)、「元根 御湯波所(元祖 日光湯波)」の看板を受け継いだことから始まります。創業以来、社寺をはじめ日光山内御用邸や田母沢御用邸への献上を賜り、宮内省大膳職から注文を受けた「たぐり湯波」などを通じて、日光湯波の技と味を磨き続けてきました。

昭和50年には五代目・森敏一により、なめらかな口あたりと豊かな風味を特徴とする「さしみ湯波」が開発されます。それまで煮物や揚げ物中心だった湯波料理の世界に、新たな楽しみ方を提案する一品として広まり、精進料理や懐石料理、旅館や料理店のお膳に欠かせない存在となりました。

海老屋長造の湯波づくりに使うのは、甘みの強い国内産大豆と日光連山・女峰山を源流とする上質な水。消泡剤を使用せず手づくりで製造される湯波は、温度や湿度に応じて浸漬時間や豆乳の温度・濃度を微妙に調整しながら仕上げられます。その積み重ねられた経験と匠の技が、大豆本来の豊かな風味となめらかな口あたりを生み出しています。

店頭では、さしみ湯波や揚巻湯波、しの巻湯波、平湯波、島田湯波などの生湯波・揚げ湯波とともに、巻湯波のふくませ煮などの調理済み商品も並びます。日光の食卓に根付いてきた「おふくろの味」を、観光客のお土産や贈答品、お取り寄せを通じて全国に届けています。

創業から一世紀半を越えた今も、海老屋長造が変わらず大切にしているのは、「おいしいと喜んでいただける日光湯波づくり」に日々精進すること。これからも御膳湯波の名に恥じない品質を守りながら、門前町・日光の味と文化を次の世代へとつないでいきます。

門前町・鉢石宿で育まれた日光湯波の元祖

奈良時代末期に開かれた日光山へと伝わったゆばの製法は、山岳修行とともに広まり、やがて門前町・鉢石宿でつくられる名産品として「日光湯波」の文化が育まれてきました。海老屋長造は、明治5年(1872年)に「元根 御湯波所(元祖 日光湯波)」の看板を受け継ぎ、社寺や山内御用邸、田母沢御用邸への献上を通じて、日光湯波を支えてきた老舗です。門前町の歴史とともに歩んできた湯波づくりの技と味を「御膳湯波」の名とともに今に伝えています。

厳選国産大豆と日光の名水、消泡剤不使用の手づくり

原料となる大豆は、甘みの強い厳選された国産大豆のみ。仕込みに使う水は、日光連山・女峰山を源とする上質な水を使い、消泡剤を使用せずに、職人の手で一枚一枚、湯の面から丁寧に引き上げていきます。温度や湿度に合わせて浸漬時間や豆乳の温度・濃度を細やかに調整しながら仕上げる湯波は、なめらかな口あたりと大豆の香り、しっかりとした旨味を併せ持つ、上質な日光湯波です。

さしみ湯波を生み出した、5代目の挑戦

昭和50年(1975年)、五代目・森敏一により、なめらかな口あたりを特徴とする日光湯波「さしみ湯波」が開発されました。とろけるような食感と大豆の豊かな風味を持つさしみ湯波は、宮内省大膳職から注文を賜った「たぐり湯波」と並ぶ看板商品となり、精進料理や懐石料理など日光湯波料理には欠かせない一品として多くの料理店で愛されています。

御膳湯波・揚巻湯波など、多彩な日光御膳湯波

御膳湯波の名を冠した日光湯波の数々は、さしみ湯波、揚巻湯波、しの巻湯波、平湯波、島田湯波、巻湯波のふくませ煮など、多彩なラインナップ。二重に引き上げる日光湯波ならではのふっくらとした層とボリューム感は、煮物や揚げ物、お椀料理、鍋物など、さまざまな料理で存在感を放ちます。家庭の食卓から贈答用まで、用途に合わせて日光の湯波文化を楽しめます。

ギフトやお取り寄せで楽しむ「日光のおふくろの味」

店頭ではお土産として人気の湯波商品を多数取り揃え、巻湯波のふくませ煮など「日光のおふくろの味」を気軽に持ち帰ることができます。地方発送にも対応しており、揚巻湯波は冷凍、さしみ湯波は冷蔵、乾燥湯波は常温で発送。FAXや電話での注文により、日光を訪れたお客様はもちろん、遠方からでも御膳湯波をお取り寄せできます。