事業者・ブランド紹介

MARKAWARE

Farm to Closet ─ 大人のための洗練されたハイエンドガーメントを、サステナブルな素材から。

MARKAWARE(マーカウェア)は、「大人のための、洗練されたハイエンドガーメント」をコンセプトに掲げる日本のメンズブランドです。デザイナーが世界中を旅しながらサステナブルな天然原料を探し、その背景を理解したうえで生地から開発。「Farm to Closet(農場からクローゼットへ)」という理念のもと、オーガニックコットンやトレーサブルなウールなどの自然素材と、日本の優れた紡績・織布・縫製技術を掛け合わせ、環境と人権に配慮したものづくりを続けています。

〒153-0061 東京都目黒区中目黒1-3-8 渡辺ビル1F マーカウェア
MARKAWARE

PROFILE 企業・工房について

MARKAWAREを手掛ける株式会社エグジステンスは、東京・中目黒を拠点に「MARKAWARE」「marka」、さらにはニットブランド「Text」などを展開するアパレル企業です。2000年代初頭にスタートした「marka」から派生するかたちで、2009年春夏シーズンにデビューしたのが、ハイエンドラインに位置づけられる「MARKAWARE」です。

ブランドの特徴は、「素材から洋服を設計する」姿勢にあります。デザイナー・石川俊介氏は世界各地の産地を訪れ、農園や牧場、紡績工場の現場を自らの目で確かめながら、サステナブルな原料と生産背景を持つ素材のみを採用。そこで見つけたコットンやウール、アルパカ、ヘンプなどの天然繊維に、日本の紡績・織布・染色・縫製技術を掛け合わせ、独自のオリジナルファブリックを生み出してきました。

こうして生まれた生地を用い、テーラード由来の立体的なパターンと、機能性を意識したディテールを加えることで、クラシックとモダンを横断するコレクションを構成。トレンチコートやチェスターコート、セットアップスーツといった端正なアイテムから、イージーパンツやスウェット、デニムまでをトータルに提案し、「日常着でありながら上質」というMARKAWAREらしい世界観をつくり上げています。

近年は、ペルーの自社コットン農園の運営や、ウルグアイ産オーガニックウールを用いたカプセルコレクション、ブロックチェーンによるトレーサビリティ情報の開示など、素材の背景をより深く伝えるための取り組みも強化。中目黒の直営店「PARKING」を拠点に、国内外のセレクトショップやオンラインストアを通じて、環境と人権に配慮した日本発のハイエンドガーメントを世界へ発信し続けています。

Farm to Closet ─ 原料の産地からクローゼットまでを見通す服づくり

MARKAWAREの服づくりは、デザイナー自らが世界各地の農園や牧場を訪れ、サステナブルな天然原料を探すところからスタートします。綿花や羊毛の生産者、紡績・織布工場との対話を重ね、トレーサビリティのある原料だけを採用。近年はブロックチェーン技術も取り入れ、素材の背景を可視化する取り組みも進めるなど、「Farm to Closet」という理念を実践し続けています。

2018年以降、すべての製品にオーガニック/サステナブルコットンを使用

2018年以降、MARKAWAREの全コレクションに、オーガニックコットンもしくは持続可能な方法で栽培されたコットンを採用。ペルーの熱帯雨林で栽培される“ジャングルコットン”や、自社農園で育てるプレオーガニックコットンなど、環境負荷の低い綿花を主役に、デニムやシャツ地、カットソーなど多様なファブリックを開発しています。

素材から設計されたオリジナルファブリック

アルゼンチン産ウールを使用した「Organic Wool Survival Cloth®」や、トルコ産オーガニックコットンの「Organic Cotton Cloth」、度詰めに編み立てた「Organic Cotton Heavy Fleece」など、コレクションの多くはオリジナル生地から設計。繊維の選定から糸づくり、織り・編み、仕上げ工程までを細かくコントロールし、タフさと上質さ、着心地と耐久性を高いレベルで両立させています。

メイド・イン・ジャパンへのこだわりと、長く愛用できるデザイン

素材選びから縫製・加工に至るまで、洋服づくりのアプローチを基本的に日本国内で完結させることにこだわっています。テーラードの技術を応用した美しいパターンワークと、装飾を抑えたミニマルなデザインにより、トレンドを超えて長く着られる一着を提案。着る人の生活と環境の未来を見据えた、誠実な服づくりがブランドの核となっています。