事業者・ブランド紹介

干し芋の幸田商店

海風と大地の恵みを活かした干し芋と農産加工品を、茨城県ひたちなか市から全国の食卓へ。

「干し芋の名産地」として知られる茨城県ひたちなか市で、幸田商店はさつまいもの苗づくりから原料生産、干し芋への加工、パッキングまで一貫して手掛ける専門メーカーです。自社農場の「幸田農園」とともに、土づくりから丁寧に向き合ったさつまいもを使用し、昔ながらの製法で甘みと食感を引き出した干し芋を中心に、きなこや片栗粉、和粉、漬物用原料、豆類、麦茶など、多彩な農産加工品を展開。素材そのもののおいしさを大切にしながら、家庭の食卓から業務用まで、安心して使える国産素材を届けています。

〒311-1203 茨城県ひたちなか市平磯町1113 ほしいものこうだしょうてん
干し芋の幸田商店

PROFILE 企業・工房について

幸田商店のルーツは、昭和23年に茨城県平磯町で創業した「幸田肥料店」にさかのぼります。地域の農業とともに歩みながら、やがてさつまいもや農産物の加工へと事業を広げていきました。現在は干し芋を中心に、多彩な農産加工品を製造・販売するメーカーとして、家庭用から業務用まで幅広いニーズに応えています。

干し芋の原料となるさつまいもは、グループ会社の幸田農園が苗の段階から栽培。土づくりや栽培方法を工夫しながら、品種ごとの特徴を見極めて育て上げたさつまいもを、自社工場で丁寧に加工します。蒸しや乾燥の工程では、品種やサイズごとに火加減や乾燥時間を微調整し、自然な甘さとねっとりとした食感が引き立つように仕上げています。

こうして生まれた干し芋は、「たまゆたか」「べにはるか」「いずみ」「ほしこがね」「シルクスイート」など、さまざまな品種で展開。それぞれの品種が持つ甘さや食感の違いを食べ比べできるのも、幸田商店ならではの楽しみ方です。近年では、ジャパン・フード・セレクションでのグランプリ受賞や、世界ほしいも大会への協賛などを通じて、その品質が広く評価されています。

また、きなこや片栗粉、和粉、漬物原料、豆類、麦茶などのラインナップを通じて、「素材を活かした食品づくり」という理念を干し芋以外の分野にも展開。食卓に寄り添う身近な素材でありながら、産地や製法にこだわったアイテムを揃えることで、日々の暮らしの中で自然なおいしさを楽しめる提案を続けています。

企業としては、食の安全・安心はもちろん、地域環境への配慮や農業の持続性にも目を向けています。地域の農作物を育て、加工し、商品として全国に届けることで、地元に緑豊かな景観を残しながら、日本の食文化と農業を次世代につなぐことを目指しています。

海風と火山灰土壌が育む、干し芋づくりに適した産地

茨城県ひたちなか市は、海からの風と水はけの良い火山灰土壌に恵まれた、干し芋づくりに最適な土地です。幸田商店はこの土地で長年培ってきた経験を活かし、さつまいもの品種や熟成方法、乾燥工程まできめ細かく管理。自然条件と人の技を組み合わせることで、しっとりとした食感と濃厚な甘みをもつ干し芋を安定して生み出しています。

苗づくりからパッキングまで自社一貫体制

グループ会社の「幸田農園」がさつまいもの苗の栽培から原料生産までを担い、収穫後のさつまいもを自社工場で加工し干し芋に仕上げ、パッキングまで一貫して行っています。原料の履歴や品質を自社で把握できる体制により、安心・安全はもちろん、品種ごとの個性を活かした商品づくりが可能になっています。

干し芋からきなこ、和粉、漬物原料まで幅広い農産加工品

主力の干し芋に加え、「からだきなこ」シリーズをはじめとしたきなこ、料理やお菓子作りに便利な片栗粉や和粉、漬物用の塩や香辛料、豆類、麦茶など、400点を超える農産加工品を展開。家庭用はもちろん、法人・OEM向けの原料供給にも対応しており、用途やターゲットに合わせた提案が可能です。