事業者・ブランド紹介

日本橋 木屋

寛政四年(1792年)創業。日本橋室町から、包丁と暮らしの道具を届け続ける「刃物の木屋」。

日本橋 木屋は、江戸時代中期・寛政四年(1792年)に創業した刃物専門店です。江戸・日本橋に店を構えて以来、包丁を中心に、鍋や料理道具、鋏や爪切り、理美容用品、小倉織の布ものまで、「末永く使える生活の道具」を提案してきました。本店を構えるのは、商いのまち日本橋室町・コレド室町1の1階。伝統を受け継ぎながらも、現代の暮らしに寄り添う道具を選び抜き、メンテナンスや刃物の知識も含めて伝えていく――そんな日本橋発のライフツール・カンパニーです。

〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1・1F(日本橋木屋 本店) にほんばし きや
日本橋 木屋

PROFILE 企業・工房について

木屋のルーツは、大阪で薬種商として商いをしていた林久兵衛にあります。のちに徳川家康に招かれて江戸・日本橋に店を構え、その本家から暖簾分けを許された初代・加藤伊助が、寛政四年(1792年)に刃物店「木屋」を創業しました。以来、江戸の町人文化とともに歩みながら、刀剣から庖丁、生活の道具へと取り扱いを広げてきました。

本社は現在も東京都中央区日本橋小舟町に置かれ、日本橋室町・コレド室町1に構える「日本橋木屋 本店」がブランドの顔となっています。本店では木屋オリジナル庖丁をはじめ、全国各地の産地や職人が手がけた鍋・料理道具・鋏・爪切りなど、多様な道具が一堂に会します。また、「本店izutuki」というギャラリースペースでは、日本の伝統技術や職人の仕事を丁寧に見せる展示も行われています。

オンラインでは、公式サイトで取扱い製品やメンテナンス情報、刃物についての読み物「刃物考」を発信しつつ、公式通販サイト「日本橋 木屋-包丁と台所道具のオンラインショップ」を運営。日常づかいの一本から本職用、左利き用や受注生産の特別な一本まで、用途やレベルに合わせた庖丁選びをサポートしています。

「良い道具は、使い手の暮らしを変える」。そうした思いのもと、日本橋 木屋は、道具そのものだけでなく、その背景にある素材や技術、使い手との関係性まで含めて伝えていくことで、これからの台所仕事や日々の暮らしを支えていこうとしています。

寛政四年(1792年)創業。「刃物の木屋」として続く老舗の系譜

木屋は、寛政四年(1792年)に江戸・日本橋で創業した刃物店です。大阪で薬種商として商いをしていた林久兵衛の流れを汲み、創業者・加藤伊助が本家から暖簾分けを許され「木屋」の名で独立して以来、二百年以上にわたり刃物と生活道具を扱ってきました。現在も本社を日本橋小舟町、本店を日本橋室町に構え、「刃物の木屋」として知られています。

日本橋室町の本店と、全国へ広がる「木屋ショップ」

日本橋木屋 本店は、東京・日本橋室町の商業施設「コレド室町1」1階に位置し、和洋の包丁や料理道具が整然と並ぶ空間。加えて、東京ミッドタウン店や大丸心斎橋店、髙島屋日本橋店、大丸東京店、大丸神戸店、大丸福岡天神店、アウトレット木更津店など、百貨店内のショップを含め全国各地に店舗を展開しています。各店ごとに空間デザインにもこだわり、美しい道具の形が際立つ売場づくりを行っています。

包丁・料理道具・生活の道具・理美容まで、暮らし全体を支える品揃え

メインとなる庖丁は、洋庖丁・和庖丁・パン切り・中華庖丁まで幅広くラインナップ。さらに、鍋やフライパン、ケトルなどの料理道具、鋏や爪切りなどの生活の道具、バリカンなどの理美容・グルーミング用品、日本橋木屋オリジナル小倉織や博多水引といった布・工芸品まで取り扱っています。「良い道具を永く使う」ことを前提にした、総合的な暮らしの道具店です。

研ぎ・修理と「刃物考」で支える、道具との長い付き合い

木屋では、自社取り扱い製品を対象とした包丁研ぎ・柄の付け替え・まな板削り直し・おろし金目立て直しなど、メンテナンスサービスを用意。さらに「刃物考」のコーナーでは、庖丁の種類や和庖丁の歴史、刃の構造、鋼材の解説、製造工程、ハンドル材の違いなどを丁寧に紹介し、道具の背景や正しい使い方・手入れの方法を学べるコンテンツを公開しています。