鎌倉ハム富岡商会
明治33年創業。鎌倉の地で伝統製法を守り続ける老舗ハムメーカー。
鎌倉ハム富岡商会は、1900年に鎌倉で生まれたハム・ソーセージメーカーです。英国人ウィリアム・カーティスから伝わった技術を受け継ぎ、布で巻いて熟成させる「熟成布巻きロースハム」を代表作に、焼豚やベーコン、ソーセージなど多彩な商品を本社工場で丁寧に製造。原料選びから仕込み・燻製・品質管理まで一貫して行い、「人の手でしかつくり出せないおいしさ」を大切にしながら、家庭の食卓や贈答シーンに安心・安全なごちそうを届け続けています。
PROFILE 企業・工房について
19世紀末、外国人別荘地として発展した鎌倉では、西洋料理の需要が高まり、英国人ウィリアム・カーティスによるハム工場が生まれました。そこで培われた製法が日本人職人にも受け継がれ、「鎌倉ハム」と呼ばれる新しい食文化の土台が築かれていきます。
鉄道員として働きながら駅弁づくりに関わっていた富岡周蔵は、ハムの味に魅了され、カーティスから技術を学んだ一人でした。1900年、彼は自らの名を冠した「鎌倉ハム富岡商会」の前身を創業し、鎌倉の地で本格的なハム製造をスタート。戦前・戦後の変化の中でも、「よい原料を使い、丁寧につくる」という姿勢を貫いてきました。
現在も本社工場では、布巻きロースハムをはじめとしたハム・ソーセージ製品を、職人の手仕事と近代的な設備を組み合わせて製造しています。原料肉の選別や温度管理、燻煙の加減などを細かく確認しながら、衛生・品質管理体制を整備。長年変わらないおいしさを届けるために、工程の見直しや設備投資も続けています。
創業から125年を迎えた今、同社の製品はギフトセットやオンラインショップ、百貨店・量販店の売り場、ふるさと納税の返礼品など、さまざまな場面で楽しまれています。工場直売店やKAMAHAM PLUS+のデリメニューを通じて、日常の食卓でも気軽に味わえる「鎌倉発のシャルキュトリー」として、新しいファンにも広がり続けています。
明治33年創業、鎌倉で受け継がれるハムづくり
鎌倉ハム富岡商会のルーツは、鎌倉でハムづくりを始めた英国人ウィリアム・カーティスの工場にさかのぼります。その技術を学んだ富岡周蔵が1900年に前身となる事業を立ち上げてから、発祥の地・鎌倉を製造拠点に、100年以上にわたり伝統の味と技を守り続けてきました。
代表作「熟成布巻きロースハム」
厳選した豚ロース肉を独自の調味液にじっくり漬け込み、布で巻いて糸をかけ、時間をかけて熟成させる「熟成布巻きロースハム」は、同社を象徴する一本。しっとりとした食感と香り高いスモークの風味で、ギフトはもちろん、ハレの日の食卓でも親しまれている看板商品です。
「人の手でしかつくれないおいしさ」を支える職人の仕事
塊肉から余分な脂を一つずつ包丁で落とし、味の入り具合を見ながら手で成形し、布巻きや糸巻きも職人が担当。効率よりもおいしさを優先した手仕事を続けることで、鎌倉ハムならではの食感や香りが生まれます。こうした職人技とプライドが、ブランドの信頼を支えています。
工場直売店や「KAMAHAM PLUS+」で楽しむ鎌倉の味
本社工場2階の直営店では、「熟成布巻きロースハム」や「富岡の焼豚」などの定番品に加え、アウトレット品や限定商品も販売。鎌倉小町通りの「KAMAHAM PLUS+鎌倉小町本店」では、コロッケやデリ、シャルキュトリーなど出来たてメニューも展開しており、観光の合間に鎌倉ならではの味を気軽に楽しめます。
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